• "変更額"(/)
ツイート シェア
  1. 平戸市議会 2013-03-01
    03月04日-01号


    取得元: 平戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-03
    平成25年 3月定例会                  午前十時零分 開会 ○議長(住江高夫君)  おはようございます。出席議員定足数以上であります。 これより平成二十五年三月平戸市議会定例会を開会いたします。                  午前十時零分 開議 ○議長(住江高夫君)  欠席の届け出が辻議員より参っておりますので御報告申し上げます。 それでは、これより議事日程第一号により本日の会議を開きます。 まず、  日程第一 会議録署名議員の指名 を行います。 会議録署名議員は、会議規則第八十七条第一項の規定により、議長において二十一番竹山議員、二十二番山本議員、二十三番山内清二議員を指名いたします。 次、  日程第二 会期の決定 でありますが、本定例会の会期は、去る二月二十五日に議会運営委員会を開催いたしました結果、本日より二十一日までの十八日間ということに御協議いただいた次第です。 これに御異議ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(住江高夫君)  御異議なしと認めます。よって本定例会の会期は、本日より二十一日までの十八日間と決定いたしました。なお、会期中の日程につきましては、お手元に配付しております日程表のとおりでありますので、御了承をお願いします。 次、  日程第三 諸報告 であります。本件につきましては、印刷物を配付しておりますが、主な事項について、その概要を御報告いたします。 初めに、一月十六日から十八日の日程で、長崎県市議会議長会行政視察が沖縄県で行われ、「世界遺産を活用した観光振興について」及び「米軍基地対策等について」の研修に参加いたしました。 次に、二月五・六日の二日間、東京都におきまして特別交付税増額交付要望活動を行いました。要望は、地元選出国会議員三名並びに北村総務大臣政務官総務省大臣官房の小笠原事務次官ほか官僚五名と面会し、本市の厳しい財政事情等を訴え、特段の配慮をいただくよう強く要望しました。 次に、二月六日、東京都において全国市議会議長会第九十四回評議員会が開催され、会長挨拶、坂本総務副大臣の来賓挨拶、総務省の大石総務審議官より「地方行財政の課題」と題して講演が行われた後、一般事務報告及び各委員会報告を了承し、会長提出議案三件の審議を行い、いずれも原案のとおり可決しました。 次に、二月十九日、長崎市において市議会・町村議会議長会合同研修会が開催され、長崎県議会の渡辺議長、中山副議長並びに立石事務局長に御出席をいただき、議長、事務局長の講演の後、意見交換を行いました。以上で諸報告を終わります。 次、  日程第四 監査報告 でありますが、本件については配付しております印刷物により報告にかえますので、御了承をお願いします。 なお、定期監査報告及び行政監査報告に対する質疑については、議案質疑の日の最後に行います。 次、  日程第五 西九州自動車道整備促進特別委員会の中間報告 でありますが、同委員会に付託中の西九州自動車道建設促進の件について、会議規則第四十八条第二項の規定により、同委員会より中間報告を行いたい旨の申し出があっておりますので、これを許可します。 ◆西九州自動車道整備促進特別委員長(宮本利男君) [十九番] 登壇 ただいま議題となりました西九州自動車道整備促進特別委員会の中間報告をいたします。 本委員会は、去る一月三十、三十一日の両日、三市一町の議長と特別正副委員長の総勢十二名で国へ要望をいたしました。 まず、初日は、自民党国会議員、長崎県選出の金子参議院議員、北村、冨岡、末吉衆議院議員、佐賀県選出の保利、岩田衆議院議員福岡参議院議員に出席していただき合同要望をいたしました。三市一町協議会の久枝会長から要望の主旨説明の後、西九州自動車道自民党国会議員の会の保利会長から、西九州自動車道に対するこれまでの経緯と今後に対する考えを教示いただき、その後質疑応答に入りました。特に、平戸市の特別委員長という立場から、西九州自動車道の未整備区間、松浦・佐々間十九キロメートルに対する早期事業着工を要望したところ、金子議員より自民党に政権交代し、公共事業優先の予算を組んでいるので、県及び市・町の都市計画策定が終了次第、早急に事業費の予算措置を努力したいとの力強い言葉をいただきました。さらに、北村、保利両議員から、福岡・長崎・佐賀県選出の国会議員が連携をとり、総決起大会を催したい旨の発言もありました。このことは、東九州地区は既に東京で数年前に実施していますので、西九州地区も早急に決起大会を実施していただくことを願っています。二日目は、北村議員を中心に金子、保利、今村議員の秘書にも同行していただき、国土交通省、財務省の関係各課に要望をいたしました。結論として、今回の要望活動は政権交代により主要施策における政党間の考え方が大いに異なり、民主党政権時代より公共事業予算が大幅にアップし、西九州道路についても事業の着工区間にあっては、事業予算を増額し未着工区間の早期事業化に向けて、予算措置ができるとの感触でありました。 次に、二月十四、十五日の二日間、特別委員四名と議長及び地元選出県議会議員、並びに団体役員五名の総勢十一名で国へ要望をいたしました。特に、今回の要望目的のひとつである、松浦・佐々間十九キロメートルの早期事業化については、金子議員と国土交通省大臣官房会計課藤井課長より、次のような有難い御指導、御助言をいただきまた。早期事業化のためには、県や関係市町が本年七月末日までに都市計画を策定することが必要で、これを受けて国は、平成二十六年度予算の概算要求に盛り込むことにより早期に事業化できるとのことであります。従って、このことを県や関係市町に要望し、あわせて九州地方整備局及び長崎河川国道事務所に四月上旬には要望活動を始める必要があると思考されます。 以上で本特別委員会の中間報告を終わります。 ○議長(住江高夫君)  ただいまの委員長報告に対し、質疑がありましたらお願いします。──ありませんね。 これをもって西九州自動車道整備促進特別委員会の中間報告を終わります。 次、  日程第六 行財政改革特別委員会の中間報告 でありますが、同委員会に付託中の公の施設等の見直しと有効活用の件について、会議規則第四十八条第二項の規定により、同委員会より中間報告を行いたい旨の申し出があっておりますので、これを許可します。 ◆行財政改革特別委員長(川上茂次君) [十八番] 登壇 ただいま議題となりました行財政改革特別委員会の中間報告を行います。 まず、平成二十四年六月定例会において設置されました「行財政改革特別委員会」の概要について説明します。 行財政改革は、財政面での経費節減と効率性を図るとともに行政サービスの質を向上させることを目的として行われるものであり、今回設置された「行財政改革特別委員会」は、稻公の施設等の見直しと有効活用について横断的かつ総括的に調査する稾ことにより、本市が所有する公の施設等に特化した行財政改革に着眼しています。 それでは、これまでに開催しました四回の委員会の議論の主な内容について、調査の日程順に御報告申し上げます。 一、第一回 平成二十四年八月十七日(金) 本委員会の目的を確認したうえで、公の施設等を財源的なところを含めて調査し、市が所有する遊休の施設・土地を有効活用できないか調査することを調査の範囲と決定しました。理事者からは、『平戸市公共施設あり方検討委員会』(以下、「あり方検討委員会」という。)を八月に設置し、重要施設の整備及び既存の施設・土地の利活用について検討していくことが報告されました。組織は、通常、市長公室企画課及び総務部総務課・財政課が構成員となり、検討する内容によっては、施設の所管課及びその関係課を加えるようになること、また、委員長は企画課長が務めるとのことでした。本委員会は、市有の施設・土地等の見直しと有効活用を横断的・総括的に検討するためには、施設を数多く所管する部署や建築技術を有する部署を構成員とした方がいいのではないか、委員長の任務は、総括する立場にある総務部長がいいのではないかとして、この二点について再検討をお願いしました。 二、第二回 平成二十四年十一月八日(木) 平戸市の「振興実施計画‐施設整備事業一覧(平成二十四年度分調整中のもの)」「公共施設の状況」「普通財産遊休地一覧」「将来推計人口(平成十七年国勢調査によるもの)」「自治公民館一覧」の資料に基づき、本市が所有する公の施設等の現状について説明を受けました。また、「平戸市公共施設あり方検討委員会要綱」が提示され、再検討の件について説明を受けました。 しかしながら、「あり方検討委員会」の性格と検討範囲等の考え方について、本委員会との相違があり、さらに検討をお願いしました。 三、第三回 平成二十四年十一月二十二日(木) 近い将来に見込まれる財源不足に備えた行財政改革の一手法として、稻公の施設等の見直しと有効活用稾を検討するにあたり、委員相互の意見交換を行い、次の四つを行政に提案しました。〔一〕公の施設の見直しを行うにあたり資産管理が必要になってくるので、部署を設け、専任職員を四月から配置して欲しい。〔二〕主要な公の施設を財政も熟慮して将来的・総合的に検討する場を設けて欲しい。〔三〕財政計画を三月までに提出して欲しい。〔四〕行財政改革の立場で総務課とリンクした検討をして欲しい。 四、第四回 平成二十五年二月十九日(火) 理事者から、本委員会の提案と再検討課題を考慮した今後の方向性が示されました。内容は、稻公の施設等の見直しと有効活用稾を検討するにあたり、ストックマネジメントの必要性を感じているとのことであり、基礎数値は内部のあり方検討委員会で収集し、その基礎数値に基づき、専門的な部分を外部の専門家に委託して資料を作成したいとの考えが示されました。専門家によって示された資料の完成後は、その資料に基づき、将来の財政状況等を考慮し、本委員会の意見を伺いながら、公の施設を総合的に見直していくとのことであります。また、その組織・体制についても、あり方検討委員会で検討していくとのことでありますが、本委員会が提案した専門部署の設置や専任職員の配置については、人的配置が必要になるため、すぐに対応できない状況にあることが、「第二次平戸市定員適正化計画(平成二十四から三十三年度)」の提示とともに回答されました。よって、当分の間は、あり方検討委員会で対応することが申し添えられました。なお、財政計画は現在協議中であり、平成二十五年度から同三十四年度までの十年間の財政計画を三月議会中に提示するとのことであります。 結びに、本市は、加速する人口減少と高齢化及び合併算定替え措置の終了が間近に迫り、近い将来において、大幅な歳入減額による財源不足が危惧されます。 よって、本市の限りない未来のためには、行財政改革を推し進めることは避けて通れず、行政・議会・市民が一体となった思慮ある行動が肝要かと考えます。 本委員会は、高度経済成長期以降に整備されてきた公共インフラが更新時期を迎えていることや市町村合併に伴い公の施設のあり方を再考する時期にきていること等に着眼し、公の施設に特化した行財政改革を考察していきます。 これから、基礎資料が整うことにより公共施設の現状把握ができるようになりますが、実情を直視し、幅広い議論を行い、公共施設の複合化・集約化、地域に必要な機能の選択に努め、場合によっては、多少の不便をみずから選択するような積極的統廃合にも取り組むべきと考えます。 本市の現状に目を背けることなく、将来世代に大きな負担を残さないような行財政改革が推進されんことを願って、本委員会の中間報告といたします。 ○議長(住江高夫君)  ただいまの委員長報告に対し、質疑がございましたらお願いします。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(住江高夫君)  ありませんね。これをもって行財政改革特別委員会の中間報告を終わります。 ここで暫時休憩いたします。                午前十時二十二分 休憩                ~~~~~~~~~~~                午前十時 三十分 再開 ○議長(住江高夫君) 休憩中の本会議を再開いたします。 次、 日程第七 議会広報紙作成について でありますが、本件は閉会中に行った議会広報特別委員会の調査・視察の報告であります。 これについては、お手元に配付しております印刷物により報告にかえますので、御了承お願いいたします。 それではこれより、報告第一号、承認第一号、議案第一号から第五五号までの五十七件を一括上程いたします。市長の御挨拶並びに提案理由の説明を求めます。 ◎市長(黒田成彦君) 登壇 皆様、おはようございます。 本日は、平成二十五年三月平戸市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては何かと御多用のところ、御出席をいただき、厚くお礼を申し上げます。 今期定例会におきましては、報告、承認を求めるもの二件、条例議案三十件、「平成二十五年度平戸市一般会計予算」を初めとする予算議案十九件、事件議案六件、合わせまして五十七件の御審議をお願いするものであります。 御説明に入ります前に、幾つか御報告をさせていただきます。 初めに、西九州自動車道についてですが、昨年十二月二十一日に、平戸文化センターにおきまして、出前講座「西九州自動車道(松浦~佐々間)にかかる説明会」を開催いたしました。 講座では、約四百五十人の市民の皆様に参加いただく中、国土交通省九州地方整備局長崎河川国道事務所の門間俊幸所長から事業の概要や必要性、期待される効果などを説明いただきました。期待される整備効果として、救急搬送時間の短縮で人命救助につながった事例が挙げられ、西九州自動車道が「命の道路」であることも認識したところであります。 さて、現在は長崎県において都市計画の決定及び環境影響評価の手続きが進められておりますが、当初の計画より一年ほど早い進捗状況となっております。このような中、来たる三月十三日には、たびら活性化施設において、環境影響評価準備書の説明会が開催されます。 平戸市といたしましても、早急な事業化に向けて関係機関と連携を密にしながら、国や県に対しての働きかけを強化してまいります。 次に、迎紐差工業用地における大規模太陽光発電所建設につきましては、昨年十二月十七日に関係者立会いのもと、安全祈願祭を終えました。地元小学校並びに中学校に工事期間中の注意喚起を呼びかけ、本年一月より着工しております。 現在、基礎工事並びに架台の設置を終え、ソーラーパネルの設置に取りかかっており、本年度中の工事完成を予定しているところでございます。 次に、県の緊急雇用創出事業臨時特例基金事業を活用した「ひらどキャラクターまちなか賑わい事業」についてですが、冬場の観光客誘客と平戸英国商館設置四百周年記念事業のPR並びに商店街のにぎわいづくりを目的として、昨年十二月二十九日から本年二月二十八日までの間、「平戸英国物語」と題して独自のスタンプラリーを行いました。目標の七千人を大きく超える一万五十九人の参加があり、大変好評を博しています。 また、商店街の各店舗から依頼を受けたクーポン券も同時に配布しており、参加者からいただいたさまざまな御意見と合わせて、今後の誘客対策に生かしたいと考えております。 異国情緒豊かな歴史ある平戸の中でも、特にことしは平戸英国商館設置四百周年を強くPRしながら、市民の皆様とともに「まちなかの賑わいづくり」を演出してまいりたいと思っております。 次に、新年明けた一月一日には、元旦恒例の第五十八回生月島縦断駅伝大会が行われ、二十チームが参加し、小学生から一般まで百六十四人の選手たちが、新春の生月島を駆け抜けました。 この後、「第四十三回平戸縦断駅伝大会」、「第四十三回田平町駅伝大会」、「第十三回新春水仙ロードフェスティバル」、「第二十二回生月ロードレース二〇一三大会」が開催され、沿道では多くの市民の皆さんから応援の拍手を送っていただきました。 また、去る二月十五日から十七日まで三日間、第六十二回郡市対抗県下一周駅伝大会が開催され、平戸チームは後半の懸命な追い上げにもかかわらず、昨年同様の十位という結果に終わりました。 女子の部では、最終日の第十四区では、諫早高校陸上部碓井さくら選手が見事な走りで自己ベストでの区間賞に輝くとともに、続く第十五区でも田平中学校の碓井みどりさんが第六位と健闘し、初の姉妹リレーで郷土の期待にしっかりと応えていただきました。 次に、成人式でありますが、平戸地区と生月地区では一月三日に、田平地区と大島地区では一月四日に行われ、大人としての決意を新たにしました。 ことしの新成人は四百九十九人で、各会場では、新成人が旧友や恩師との再会を喜ぶ中、晴れやかな笑顔で大人への階段を一歩ずつ踏み出そうとする姿が印象的でありました。 次に、去る一月五日、恒例の平戸市消防出初め式が、消防団員、消防職員合わせて七百二十二人の出動のもと、平戸文化センターにおいて盛会に挙行されました。長きにわたる消防功労等に対しましては、延べ二百十人の方に栄えある表彰がなされました。今後とも市民の安全・安心のため消防力の充実強化に努めてまいりたいと思っております。 次に、市民参加によるおもてなし運動についてでありますが、一月八日に、区長連合協議会やPTA連合会、地域婦人団体連絡協議会等に参加をいただき、平戸市観光戦略会議を開催し、平戸市おもてなし運動を展開していくことを確認いたしました。 「観光客が乗ったバスを見かけたら、手を振って、歓迎の気持ちを表しましょう」を合言葉に、市民総参加によるおもてなし運動を展開するため、御協力よろしくお願いいたします。 次に、去る一月十七日から十八日まで、長崎県商工会連合会主催商工会女性部主張発表長崎県大会が平戸文化センターで開催されました。 県内各地から約二百人の女性部員の皆様の参加を得て、女性部の活動と地域づくりについて各地区を代表する六人の方々が日ごろの思いを発表されました。 なお、事前に平戸市内での観光、宿泊、買い物を呼びかけており、特に宿泊施設の利用や直売所での買い物など経済的な効果もあったものと考えております。 次に、去る一月二十二日から二十三日まで、東京都板橋区にあるハッピーロード大山商店街の関係者が平戸を訪れ、市内各地の生産現場を視察するとともに生産者の皆様と活発な意見交換を行いました。 ハッピーロード大山商店街には全国的に有名な「交流拠点全国故郷ふれあいショップとれたて村」がありますが、平戸市地域資源ブランド化推進協議会では、本年四月から、このとれたて村に平戸の特産品を常設販売する計画となっております。 とれたて村を運営する大山商店街振興組合では、単に地域の特産品を販売するに留まらず、「産地訪問」と銘打ったモニターツアーを平戸市に送客したり、板橋区との自治体間交流の一環として修学旅行生の受け入れや学校給食への平戸産食材の活用などについても検討がなされています。平戸市といたしましては、首都圏におけるプロモーション活動の一環として積極的に推進してまいりたいと考えております。 次に、本年実施を予定しております平戸英国商館設置四百周年記念事業についてですが、一月二十四日に第五回実行委員会が開催され、事業案が承認されたことを受け、あらゆる機会に記念事業の概要説明や協力依頼を行っております。 また、英国側でも日本と英国の交流四百周年を祝い記念事業を実施する「JAPAN四〇〇」が組織されております。一月十日には記念事業のプレス発表、一月末にはホリプロの舞台「家康と按針」ロンドン公演、二月五日にはオープニングの晩餐会が、東インド会社ゆかりのスキナーズホールで開催され、お祝いのメッセージとともに祝杯用の平戸の地酒を送り、英国と連携した記念事業の実施と平戸市のPRを行ったところであります。 次に、去る一月二十五日、崎方町歴史的まちなみづくり協定運営委員会が、第二十八回長崎県地域文化章を受章されました。 この文化章は、長崎県が、文化に香る心豊かな郷土を創るため、県内各地において地道な文化活動を続け、地域文化の向上と発展に貢献している個人及び団体に対し、地域文化章を贈り、その活動と業績を顕彰する目的で設けている章であり、崎方町の協定運営委員会におかれましては、地域の財産である伝統的町屋を生かしたまちづくりに率先して取り組み、歴史的情緒漂う町並み形成と地域文化の創造・振興に大きく貢献されたことが評価されたものであります。 受章された委員会の皆様の今後ますますの御活躍を御期待申し上げます。 次に、去る一月二十六日、平戸図書館と市民グループ「ヒラド・ビッグフューチャーズ」との共催により、ノンフィクション作家の柳田邦男さんの講演会が開催されました。講演会には市内外から約三百三十人が参加し、「読むことは生きること~大人の再生~子どもの心の成長~」と題して、生涯を通じた読書活動の大切さを訴えられました。 特に、(仮称)平戸市総合情報センター建設計画に関連し、「本が大好きという子供を育てたら、それは一財産を身につけさせたに等しい」と述べられ、家庭での読み聞かせ推進を提言していただきました。 また、同日から二十九日にかけては、市内公民館などの会場において、(仮称)平戸市総合情報センター基本設計を手がけることになった有限会社藤原建築アトリエの藤原孝一社長を交えた住民説明会を開催いたしました。この中では、設計コンセプトの説明の後、出席者からは、機能や設備面、さらには利用者目線での使い勝手のいい設計にしてもらいたいという意見が多く出されました。各会場で出席いただき、また御意見をいただきました議員の皆様には厚く御礼を申し上げます。 このほかにも、北部公民館使用者団体連絡協議会図書館利用者団体との意見交換も熱心に行われ、期待の大きさを伺わせるものでした。皆様からいただいた御意見をもとに修正を加えた設計案について、再度住民説明会を実施する予定にしており、引き続き市民参加型の図書館・公民館づくりを目指していきたいと考えております。 次に、韓国国内で最も人気が高く観光ブランドとなっているトレッキングコースを意味する「オルレ」についてですが、九州では九州運輸局と九州観光推進機構が済州オルレと連携し、韓国からの誘客を図るため「九州オルレ」としてコースを設定し取り組まれております。 去る一月二十九日、新たに設定された四つの正式コースに長崎県では初めて平戸コースが認定されました。既に認定されたコースでは、韓国からの誘客実績も上がっており、本市の新たな魅力となるものと期待しております。 二月十八日には、平戸コースの発表会が行われ、韓国から済州オルレ徐明淑理事長初め、韓国マスコミ、旅行会社など総勢三十五人の皆様が平戸にお越しいただきました。世界遺産登録に向けた動きが加速する中で、ながさき巡礼、キリシタン紀行とあわせて情報発信を行い、韓国からの誘客につなげていきたいと考えております。 次に、去る一月三十一日に平戸藩の冬めぐり及び春めぐり推進本部会議を開催し、冬めぐりの進捗状況の報告と三月から始まる春めぐりのイベント内容について確認を行いました。 平戸藩の春めぐりについてでありますが、三月一日から五月三十一日までの期間中、平戸海道渡海人祭、生月春まつり、たびら春まつりなど、市内各地において十七事業を展開してまいります。この中には、按針サミットや松浦史料博物館で開催される企画展「平戸と按針・家康」など平戸英国商館設置四百周年記念事業も組み込まれており、平戸の春の魅力を存分に伝えられるよう関係団体との連携し、一体的なPR・宣伝を行い、交流人口の拡大に努めてまいります。 次に、去る二月二日、平成二十四年度長崎県原子力防災訓練が開催されました。平戸市においては、玄海原発から三十キロメートル圏内の市民九十七人と市職員五十五人が参加し、災害対策本部の設置・運営訓練及び住民避難・誘導訓練等を行いました。初の原子力防災訓練であり、訓練に御参加いただきました皆様に改めてお礼申し上げます。 二月六日には、平成二十四年度第二回平戸市防災会議を開催し、平戸市地域防災計画原子力災害対策編と平戸市原子力災害避難行動計画を承認いただきました。これは、原子力防災訓練等で検証した内容を盛り込んだものであり、今後の原子力災害に対する指針となるものであります。 また、二月九日には、平成二十四年度平戸市自主防災組織育成研修会を開催いたしました。この研修会は、自主防災組織を結成している地区を対象に、災害に関する知識や技術を身につけ、地域の防災力向上を図ることを目的としたもので、三十二地区八十一人の参加がありました。 次に、二月二日から三日まで、平戸港交流広場を会場として、「平戸エビ・カキまつり」が行われました。会場では、平戸英国商館設置四百周年記念事業の一環として取り組みが進められているイギリスの国民食、フィッシュ&チップスの第一弾として、志々伎漁協女性部による「志々伎産ヒラメ&じゃが」が提供されました。早々に完売になるほどの好評でした。こうした事例を参考に、今後、他の漁協や団体でも取り組んでいただき、それぞれのイベントにおいて地域振興となるように期待しております。 次に、春の訪れを告げる野焼きが、二月三日の川内峠と佐志岳を皮切りに市内各地で行われました。御協力いただいた地元の皆さんを初め、警察、消防関係者の方々に心よりお礼を申し上げます。 また、同日は、恒例の子泣き相撲が最教寺において行われました。ことしは、日曜日ということもあって、県内外から百八十組三百六十人の参加があり、大変なにぎわいを見せておりました。この模様はテレビや新聞などにも大きく取り上げられ、伝統行事を通して本市の魅力を全国に情報発信できたものと思っております。 次に、去る二月三日、平成二十四年度第六回平戸市PTA研究大会・田平大会が、「今育もう いのち こころ ゆめ PTAの絆を強めて未来を拓く子どもたちへ」をスローガンに、田平町民センターにおいて開催されました。 大会では、元パラリンピック女子車椅子バスケットボール日本代表選手で、九州ドルフィン所属の南川佐千子先生による「夢に向かって一生懸命」と題した記念講演もあり、障害を持ちながらも懸命に自分の目標に向けて挑戦したこと、結婚、出産、子育てをしながらの挑戦の影には家族や社会の支えがあったとして、改めてきずなの大切さを訴えられました。 次に、財団法人自治体国際化協会が主催する「海外自治体幹部交流協力セミナー二〇一二」が二月三日から十三日までの十一日間開催され、七人の英国自治体関係者が日本を訪問されました。 本市には二月十日、十一日に訪問され、初日にはオランダ商館において、平戸市の概要や産業、歴史、文化について意見交換を行い、本年実施する平戸英国商館設置四百周年記念事業の概要について説明をし、二日目は四百周年記念事業の一環で平戸ロータリークラブから木引田町に寄贈された平戸英国商館の観光案内板の除幕式や平戸城下雛祭りのオープニングイベントに和服を着て参加いただき、市民との和やかなふれあいの中で、例年以上のにぎわいに花を添えていただきました。 次に、去る二月四日、九州経済産業局は、新たな事業活動に取り組む中小企業を支援するため有限会社SOUDAによる規格外野菜を活用した野菜ペースト及び野菜のり製造販売事業を農商工等連携事業計画として認定しました。 なお、今回の認定は長崎県からの二件を含み、九州全域で合計十九件の認定となっております。 次に、今回で四回目を迎えた平戸検定についてですが、今回は、生月地区及び平戸南部地区での講習会を経て、去る二月十日に検定試験が、ふれあいセンターで実施されました。ことしは、初めて東京会場で初級試験も行われ、初級、中級、上級に合わせて九十四人の受験者がありました。 市民の皆さんはもとより、市外からも多くの参加者があっており、皆さんが習得された知識や経験が平戸の魅力発信の原動力として十分に発揮され、おもてなしの向上につながることを期待しております。 次に、「平戸城下雛祭り」についてですが、二月十一日、按針の館において、商工会議所女性会の主催により開幕式が行われました。四月七日までの期間中、商店街の約百五十軒の店舗等の軒先を飾るひな人形の展示のほか、ひなの市などの催しが予定されており、観光客の皆様にまち歩きを楽しんでいただけるものと思っており、十二年に及ぶ長年の女性会の地道な取り組みに、改めて敬意を表する次第でございます。 次に、二月十二日、長崎県知事及び長崎県議会議長に対し、平戸英国商館設置四百周年記念事業への支援など、本市が抱える課題十一項目について要望を行いました。 当日は、田中副知事を初め関係部長に対応いただき、財政的支援を含め、大変前向きな回答をいただきました。今後も引き続き、長崎県と連携を密にした市政運営に取り組んでまいりたいと思っております。 次に、救急医療体制の充実と高齢者等の安全・安心を守る取り組みとしまして、平戸市医師会と行政で組織する平戸市地域医療連携会議が、二月十五日から、長寿保険課、各支所市民協働課、各出張所、保健センターのほか、市内の医療機関、居宅介護支援事業所に救急医療情報キットの無料配布を行っております。 これは、かかりつけ医療機関、持病などの医療情報や、緊急連絡先などの情報を専用の容器に入れ、自宅に保管し、万一の救急時に備えていただくもので、救急隊員が救急活動を行う際、適切で迅速な救命活動が行えることや、緊急連絡先の把握により、情報の収集や親族などのいち早い協力を得られることなどが期待されております。 次に、去る二月十七日、平戸ふれあいセンターにおいて、第七回平戸市公民館大会が開催されました。今大会のテーマは、「できることからはじめよう 地域づくり人づくり」と題して、各地域で取り組まれている事例の発表や、記念講演では、「まつりでつながる地域の輪~木ヶ津千灯篭春まつり~」と題して、木ヶ津千灯篭春祭り実行委員長の村節雄氏による講演も行われました。 大会では、地域における連帯感の希薄化が叫ばれる中、現状や課題を住民相互あるいは地域全体で考えることが重要であることを再認識し、またそのきっかけとなる拠点が公民館であるとして、熱心な研究・討議が繰り広げられました。 また、同じ十七日には、根獅子町におきまして、農林水産省の事業を活用した「重要文化的景観を生かした根獅子の食まつりシンポジウム」と銘打ったイベントが行なわれました。このイベントは、重要文化的景観地区における郷土料理を生かした手づくりのイベントとして実施しているもので、「景観と交流を生かした地域づくりを求めて」と題して、九州国立博物館の三輪嘉六館長による基調講演の後、九州大学大学院でまちづくりに造詣の深い藤原惠洋教授をコーディネーターに、三輪館長を初め多彩な顔ぶれによるパネルディスカッションが行われました。 次に、二月二十三日から二十四日まで、平戸瀬戸市場におきまして、「オープン一周年記念謝恩セール」と題した記念イベントが開催されました。 このイベントでは、売り場のスタッフはもとより、利用組合役員並びに組合員の皆様が一致協力され、日ごろの御愛顧に対する感謝と今後の売上につながるような工夫が随所に見られ、二日間のレジ通過者数は三千四百十九人、来店者数約一万人を数え、オープン時に匹敵する売り上げを上げています。 今月から二年目に入った平戸瀬戸市場ですが、さらなるブランド戦略を打ち立て、六次産業化の実践の舞台として大いに活用していただけるものと期待するものであります。 次に、去る二月二十三日、平戸市まちづくり大会を開催いたしました。これは従来の平戸市表彰式に加えて、「市民主役によるまちづくり」を推奨するため、今年度より新たに地域の活性化につながる市民活動団体の表彰を行ったものです。 市民表彰では、第十八回世界相撲選手権大会個人戦無差別級において準優勝された松永六十四選手及び第六十二回別府大分毎日マラソン大会の女子の部で、三大会連続で優勝を果たされた望月千幸選手に特別表彰を行うとともに、地方自治、産業、体育など各分野で御功績があった個人二十六人と二団体を表彰いたしました。 スポーツ表彰では、本年度活躍された本市出身のアスリートに対しまして、スポーツ賞として個人二十四人及び三団体、体育功労賞として個人四人を表彰いたしました。 まちづくり表彰では、長年本市を訪れる観光客の方をおもてなしの心を持って御案内をしたり、平戸検定を実施し、郷土を愛する心を養成するなど、みずからの考えや活動のもとに、本市の観光振興に大きく寄与された特定非営利活動法人平戸観光ウエルカムガイドの皆様にまちづくり大賞を授与しました。このほか、まちづくり奨励賞に四団体、まちづくり特別賞に二団体、そして、まちづくり審査委員賞に七団体を表彰いたしました。 表彰を受けられた皆様には、さらなる活躍を心から御祈念申し上げます。 次に、宝亀保育園についてですが、少子化による入所児童数の減少に伴い、本年度をもちまして閉園することとなりました。昭和四十二年の開設以来四十六年間、地域の子育て拠点として、地域の方々に愛され親しまれ、地域と共に歩んできましたが、残念ながら将来的にも入所児童数の増加が望めないため、閉園することとなりました。 これまで、地域の乳幼児の健やかな育成のための保育を献身的に頑張ってこられましたことに対し、心から厚くお礼を申し上げます。 次に、平成二十六年度のがんばらんば国体及び平成二十五年度のインターハイについてですが、今年から、いよいよリハーサル大会やインターハイ相撲競技などの三大会が、六月から八月にかけて開催されます。 いずれも、市民の皆さんの御理解と御協力のもと、夢と感動を与え、心のこもったぬくもりのある大会にしていきたいと考えておりますので、これらの大会の成功に向けても、議員各位の御協力をよろしくお願いいたします。 それでは、平成二十五年度の施政方針と予算編成について御説明いたします。 我が国の経済は、過度な円高が修正されつつあることや株価の持ち直しなど、景気回復の兆しが見え始めているものの、海外経済の減速により先行きが不透明であり、依然として厳しい状況にあります。 こうした中、平成二十四年十二月に発足した新政権は、平成二十四年度の大型補正予算と平成二十五年度予算を一体と見なして十五ヵ月予算を編成し、切れ目のない経済対策に取り組む方針を示すとともに、復興・防災対策、成長による富の創出、暮らしの安心・地域活性化の三分野に予算を重点配分する方針を掲げています。その一方で、平成二十五年度予算案の決定・成立が例年より大幅におくれる見通しなどから、地方自治体の財政運営に及ぼす影響等が不透明な状況にあります。 このような状況下にあって、本市の財政状況は、これまでの財政健全化計画の実施や普通交付税の増額などの効果により改善してきたものの、現下の経済情勢を反映して市税収入などの一般財源収入の大幅な増加は期待できず、引き続き厳しい状況となっております。 また、これまで増加傾向であった普通交付税が平成二十三年度から減少に転じていることや、平成二十八年度から始まる普通交付税の逓減を考慮すると、これまで以上に厳しい財政状況となることが予想され、さらなる行政改革、財政健全化の取り組みが必要であると考えております。 このようなことから、平成二十五年度当初予算編成に当たりましては、平戸市総合計画の基本理念の創造に向けて、共通目標及び基本目標を予算編成の柱とするとともに、既存事業の見直しの徹底、市債の繰り上げ償還を行うなど、財政状況に配意しながら予算の重点化を図りました。 特に、「市民主役によるまちづくり」を予算編成のキャッチフレーズとして、特別事業枠の新設や、政策的な事業を積極的に推進するなど、限られた財源を以下の四つの施策に重点的な配分を行い、予算編成いたしました。一、「市民主役によるまちづくり」の推進二、防災対策、環境・エネルギー対策の推進三、市民の声の反映、市民ニーズへの対応四、合併特例措置廃止を見据えた財政運営 この結果、平成二十五年度一般会計当初予算は二百二十九億七千万円、対前年度比五・九%の減、特別会計予算は百三十五億九千九百五十万八千円、対前年度比二・七%の増、公営企業会計予算は四十二億千五百七十六万八千円、対前年度比二・四%の増、総会計予算は四百七億八千五百二十七万六千円、対前年度比二・四%の減となっております。 以下、平戸市総合計画に掲げた目標と施策に沿って、重点施策を中心に市政運営についての所信を申し上げます。一、参画と連携による自立した地域の確立 (一)、市民参画によるまちづくりの推進 多様化する住民ニーズや地域課題が山積する中で、市民がみずからの判断と責任において、これらの課題解決に取り組むことが重要であります。これまでも市民一人一人がまちづくりの主役となるため、市民と行政がお互いを理解し、役割と責任による協働のまちづくりの推進を行ってきたところであります。 特に平成二十五年度においては、地域のきずなの再生を目指し、新しい地域コミュニティーの創造としてコミュニティー推進事業を新設し、市民主体の地域づくりを推進してまいります。 具体的には、それぞれの地域の実情に応じて、横断的に活用できる新しい交付金の導入や市民と行政の窓口の一本化をモデル地区で実施していくものです。また、これまで同様に各種補助金等による支援を引き続き行い、市民参画によるまちづくりの推進に努めてまいります。二、自然と共生した安全で快適な生活基盤の確保 (一)美しい自然環境の保全・継承 環境保全対策の推進につきましては、快適で住み良い環境づくりとして、公共用水域の水質汚濁防止及び公衆衛生の向上に資するため、継続して浄化槽の設置を促進し、汚水処理人口普及率の向上に努めてまいります。 また、昨年七月から再生可能エネルギーの固定価格買取制度が始まっており、引き続き住宅用太陽光発電システム設置に対する補助に取り組み、再生可能エネルギーの普及促進と温暖化防止対策に努めてまいります。 さらに、ごみ処理施設解体跡地に海岸漂着物等の一時保管のためのストックヤードを整備し、廃棄物の円滑な処理体制の構築を図ってまいります。 (二)快適な生活環境の充実 まちづくり推進につきましては、市街地の中心部の活性化や観光都市としてにぎわいを創出するため、平戸城下旧町地区における町屋の保存・改修、道路美装化等を継続して実施し、個性的で魅力あるまち並みの整備に取り組むとともに、浦の町・宮の町の電線類地中化事業を推進してまいります。 まちづくり総合整備事業では、平成二十二年度から整備してきた市道亀岡循環線の拡幅改良整備事業が平成二十五年度で完成いたします。これによりまして、平戸城周辺の巡回道路として市民や観光客の安全性、利便性の向上が図られるとともに、平成二十六年度開催される国民体育大会の受け入れ体制づくりにもつながるものと期待しております。 また、観光やイベント等の情報発信拠点として(仮称)平戸観光交流センターの整備を行い、観光都市としてのにぎわいを創出するためのまちづくり推進事業に取り組んでまいります。 公営住宅の整備につきましては、平成二十二年度に策定した平戸市公営住宅等長寿命化計画に基づき、建築後相当期間の経過により老朽化した既存住宅の整備を行うとともに、平成二十五年度からは生月壱部浦住宅建設事業に着手し、市営住宅の適正管理に努めてまいります。 水道事業に関しましては、田平南部地区及び大島地区における老朽化した配水管の布設がえ工事等を実施し、安全・安心・安定的な水道水の供給に努めてまいります。 国土調査事業につきましては、第六次十ヵ年計画の策定により、平成二十五年度から地籍調査の実施目標を年平均三平方キロメートルとし、事業の拡大に努めてまいります。 (三)安全・安心なまちづくりの推進 総合的な災害対策の推進につきましては、あらゆる災害に対し想定外とならないよう平戸市地域防災計画を見直し、津波災害対策編及び原子力災害対策編を新たに策定いたしました。特に原子力災害対策につきましては、単独での対応には限界があるため、県や関係自治体と協議・連携を深め、市民が安心して暮らせるまちづくりに努めてまいります。 デジタル同報系防災行政無線施設整備事業につきましては、市内全域での整備が完了いたしました。今後は、地域住民に対し、台風や豪雨等災害警戒についての周知、被災時の避難場所への誘導、平常時の一般行政情報等を屋外拡声子局、戸別受信機及び防災メールにより瞬時に的確な情報提供に努めてまいります。 自主防災組織につきましては、未結成地区における説明会の開催、自主防災組織資機材等整備事業補助金の活用により組織の結成を促進いたします。あわせて結成された組織の育成・強化を図るため、育成研修会を開催するなど地域防災活動の支援を図ってまいります。 また、本庁舎整備につきましては、防災拠点施設である本庁舎の耐震化を初め老朽化した設備等の整備を図り、防災機能の強化と災害に強いまちづくりを推進してまいります。 消防・救急救命体制の充実強化につきましては、年次計画に基づき耐震性貯水槽及び消防格納庫・詰所等の消防施設、小型動力ポンプつき積載車等の消防設備の整備を行い、消防力の充実強化を図ってまいります。 また、現消防庁舎も築四十一年を経過し老朽化が著しいことから、別地へ二ヵ年の計画をもって建設し、あわせて消防救急無線デジタル化及び消防緊急通信指令装置を整備し、災害発生時における防災拠点としての役割を担い、安全で安心して暮らせるまちづくりに努めてまいります。 救急業務につきましては、年々増加傾向にある救急需要において、高度な救急技術が求められる昨今、市民のニーズに的確に応えるため、救急救命士の育成とともに、救急隊員の知識及び技術の向上並びに市民への応急手当法の普及啓発を図り、現場や搬送途上における救命率の向上と、多様化する救急業務に的確に対応するよう一層努めてまいります。 防犯対策の推進につきましては、安全・安心まちづくり条例に基づき、市民及び観光旅行者等が安全で安心して暮らし、滞在することができる地域社会の実現のために、引き続き防犯灯設置の推進やかぎかけモデル地区の指定を行うなど、市民への防犯意識の高揚に努めてまいります。 また、市民総合相談を通じて、複雑かつ巧妙化する悪質商法などの被害から市民を守り、安心して生活が送れるよう努めてまいります。 (四)まちを支えるネットワークの充実 市道の整備につきましては、集落間を結ぶ交通ネットワーク、生活道路網の充実のため、安全性・快適性に配慮し、公共事業五路線六事業、過疎対策事業五路線、辺地対策事業三路線及び単独改良事業を実施するとともに、国道、県道につきましては、関係機関と連携を図りながら整備に努めてまいります。 離島地区住民の生活航路の維持確保につきましては、度島地区と高島地区の二航路に対し運航経費を負担し、利便性と福祉の向上、産業振興に努めてまいります。 また、大島航路につきましては、昨年十月から国庫補助対象航路となり、運航経費に対して国と県から補助金が交付されることになりましたので、さらなる安全運航と健全な経営に努めてまいります。 さらに、度島航路と大島航路におきましては、国や県の補助金を受け、本年四月から、度島地区と大島地区の住民を対象として、フェリーの旅客運賃の割引制度を開始し、経済的な負担軽減を図ることとしております。 路線バスの維持につきましては、市内生活路線及び広域生活路線に対する運行経費の補助や業務委託により、交通空白地帯の解消に努め、特に高齢者や学生等の交通弱者の移動手段の確保に努めてまいります。 また、バスの利用環境を整備するため、待合施設が未整備のバス停について、一定の基準のもと、必要性の高い箇所から順次整備していくこととしております。 情報化社会の推進につきましては、超高速ブロードバンドサービス環境を構築するため、平戸市地域情報化推進協議会を昨年度設置し、日々進歩する情報化の流れに注視しつつ、本市にふさわしい環境とサービスの構築に向けた検討を重ね、地域情報化推進計画の策定に取り組みます。三、健やかで笑顔とやさしさがあふれる地域社会の形成 (一)笑顔いっぱいのまちづくり 健康づくりの推進につきましては、市民一人一人が心身ともに健康で、安心して暮らせるよう、平成二十四年度に策定いたしました、「平戸市健康づくり第二次計画(いきいき平戸二一(第二次))」に基づき、健康寿命の延伸を目標として、健康教育、健康診査、がん検診などを推進し、健康管理についての啓発を行い、疾病等の発症予防と重症化予防に努めてまいります。 食育推進につきましては、平戸市食育推進会議の取り組みとして、十二月に開催予定の「平戸ちゃんこ鍋まつり」にあわせ、平戸産食材を使った料理コンテストや食育に造詣の深いHATTORI食育クラブ会長の服部幸應氏による基調講演を行い、家庭、学校、地域社会において、市民の食についての意識や理解の向上を促進いたします。 また、平成二十五年度は乳幼児健康診査等の実施に加え、新たに五歳児健診事業をモデル事業として取り組み、発達障害がある幼児の早期発見・早期療育支援を強化することといたしております。 さらに、特定健診・特定保健指導事業につきましては、平成二十四年度に策定した第二期平戸市特定健康診査等実施計画に基づき、国が示す特定健診及び特定保健指導実施率六〇%の達成に向け、これまでの取り組みを強化するとともに、医療機関との連携による通院治療中未受診者の受診率向上対策にも取り組んでまいります。 医療提供体制の充実につきましては、市民が安心して生活することができる医療サービスを提供するため、休日等における救急医療対策として、在宅当番医制による初期救急医療体制を継続していくとともに、平戸市地域医療連携会議による平戸市医師会との連携強化を図り、地域医療再生臨時特例基金を活用した救急医療体制整備事業の取り組みや、市民のニーズに応えるよりよい地域医療体制の確立に努めてまいります。 離島医療の充実につきましては、旧度島小中学校跡地に度島診療所及び医師住宅を整備し、診療サービスの向上と医師の住環境整備を進めます。 また、度島、大島地区の離島医療体制につきましては、島民が安心して暮らせるように、引き続き、島民自らが診療所を守り育てようと発足した「診療所を支える会」と連携しながら、支援病院である平戸市民病院との診療交流や県の「しますけっと団医師斡旋事業」による民間病院からの代診支援など、医師が継続的に勤務しやすい体制づくりの構築を図り、離島医療サービスの確保に努めてまいります。 市立病院の経営状況につきましては、特別交付税の不採算地区病院の運営に要する経費の充実に加えて、平戸市立病院改革プランにおける看護基準変更や人件費の抑制などの項目ごとの改善対策による取り組みにより、平成二十二年度末には不良債務を解消することができ、平戸市民・生月両病院ともに平成二十一年度から経常利益を計上しており、平戸市立病院改革プラン評価委員会からもこれらの取り組みに対して、ある一定の評価をいただいているところであります。 しかしながら、この経常利益をもたらしている要因としては、特別交付税措置によるところが大きく、安定した経営状況を維持するには、今後とも診療規模に見合った医師を初めとする医療スタッフの適切な配置及び経営の健全化に努めていかなければなりません。 特に、両病院とも医師の高齢化及び医師不足は慢性的となっていることを踏まえ、私みずから先頭に立って、国や県などに対し医師確保に向けた働きかけを行っていくとともに、引き続き相互診療応援体制の整備などによる連携強化、地域医療人材育成事業による、初期研修医に対する地域医療を学ぶ場の提供と将来の地域医療を担う総合医の育成に努めてまいりたいと考えております。 地域医療を担う両病院における医療環境は、国の動向及び地域の実情ともに今後も大変厳しいものが予想される中、病院事業管理者と十分な連携を図りながら、患者の皆様方に高い満足が得られるよう、引き続き質の高い医療サービスの提供に努めるとともに、医療スタッフの医療職給料表への移行の検討を行うなど、経営基盤強化に向け取り組んでまいりたいと考えております。 国民健康保険事業につきましては、国民健康保険税の課税方式について、これまでの所得割、資産割、均等割、平等割の四方式から資産割課税を廃止し、三方式による課税方式に見直しを行い、資産を持っていても所得が少ない高齢者などの方々の負担軽減を図ってまいります。 また、医療費適正化の推進のため、訪問指導や医療費通知及びジェネリック医薬費の差額通知を行い、医療費の個人負担や公費負担の軽減を図るとともに、特定健診や保健指導の受診率向上を図り、医療費の抑制に努めてまいります。さらに、国民健康保険税の収納率の向上を図りながら、国民健康保険の適正な運営と健全な財政運営に努めてまいります。 後期高齢者医療制度につきましては、引き続き後期高齢者医療広域連合と連携しながら、適正な医療給付に努めてまいります。 介護保険事業につきましては、これまで介護予防を重点に高齢者の在宅支援に取り組むとともに、介護サービスの効率的な提供と介護費用の適正化を図ってきたところであります。引き続き第五期介護保険事業計画に基づき、高齢者が介護状態になっても、可能な限り住みなれた地域において継続して生活できるよう、介護、医療、福祉が一体となってサービス提供していく地域包括ケアの推進に努めてまいります。 また、介護保険施設整備については、認知症対応型共同生活介護施設を中南部圏域に整備し、本市の懸案である施設入所待機者の解消に力を入れていくこととしています。 (二)ともに支えあう福祉の充実 子育て支援の充実につきましては、次世代育成支援行動計画に基づき、保育所が実施する各保育サービスへの支援、乳幼児福祉医療の現物給付などの基盤整備を初めとして、ノーバディーズ・パーフェクト・プログラム事業や子育て親社会参加促進事業などの子育て支援事業を推進いたします。 特に、これまで離島に居住する妊婦に対して、妊婦健診時の交通費の一部を助成しておりましたが、これを本年度から市内全域の妊婦に拡大した安心出産支援事業を創設し、子育て家庭の経済的負担の軽減を図り、安心して妊娠・出産できる環境の整備に努めてまいります。 また、育児用品貸出事業につきましては、貸出対象者を里帰り出産時にも対応できるよう事業の見直しを行い、市民が利用しやすい制度に改めるなど、子育てを地域社会で支え、安心して子供を生み育てられる環境の整備を総合的に推進してまいります。 また、公立保育所等あり方検討委員会からの意見書の提出を受けていた僻地保育所の保育料につきましては、本年度から有料化し、僻地保育所と認可保育所との整合性及び受益者負担の適正化に努めてまいります。 高齢者福祉につきましては、本市の高齢者数はここ数年横ばいの状態であるものの、少子化の影響により、平成二十五年二月現在、高齢化率は三三・六%と年々高くなっています。また、高齢者の中で七十五歳以上の占める割合も毎年高くなっている状況にあります。 このようなことから、高齢者がサービスの受け手としてだけではなく、地域を支えていくサービスの担い手として活躍できる環境づくりに努めるとともに、地域における互助・共助による地域住民が支え合う体制づくりが必要となっています。 そこで、地域の高齢者に地域のボランティアとして活躍していただくとともに、見守り協力機関による高齢者見守りネットワーク体制の充実及びシルバー人材センターと連携したワンコインまごころサービスの推進を図るなど、高齢者が地域で安心して暮らすことができるよう支援してまいります。また、元気な高齢者にとっては、働くことや地域活動が生きがいにつながっていることなどから、高齢者の生きがいづくりと社会参加の推進として、老人クラブの活動支援や介護予防ボランティアポイント制度事業の推進並びにシルバー人材センターへの支援に努めてまいります。 次に、離島である度島においては、介護サービスを提供する事業所がなく、サービスを受けることが大変厳しい環境となっています。同じ市内の被保険者で介護保険サービスの均衡を図る観点から、介護予防拠点施設として度島診療所に併設した(仮称)度島いきいきプラザを整備し、介護予防、閉じこもり防止、生きがいづくり活動を推進してまいります。 障害者福祉の充実につきましては、障害があっても当たり前に地域で暮らし、地域社会の一員としてあらゆる分野の活動に参加する機会が与えられ、障害を理由として差別されることのない社会の実現を目指すため、社会参加事業や各種生活支援事業を実施し、障害者が自立した日常生活や社会生活を営むことができるよう障害者福祉施策を推進してまいります。 さらに、制度の谷間のない支援を提供する観点から、障害福祉サービスや地域生活支援事業の対象に難病等の方を含めることや、障害者福祉医療制度の補助対象者について、本年十月から新たに精神障害一級の通院を対象に加えることなど、支援の範囲を拡大して障害者のよりよい生活の実現を目指してまいります。四、明日を担う人材の育成と個性豊かな地域文化の振興 (一)生きがい輝く生涯学習の推進 学校教育の充実につきましては、将来の平戸市を支える人材を育成することを目指し、「高い志を持つ人づくり」をスローガンに、「基礎学力の向上」、「特別支援教育の充実」、「読書習慣の定着」、「不登校対策の推進」、「信頼され尊敬される教師づくり」という五つの重点目標を掲げ、各種施策に取り組んでまいります。 学力向上の面では、国や県の事業を見据えながら学力検査を実施するとともに、小学校二校、中学校一校を研究指定校に指定し学力の定着・向上を図る指導法等の研究を行うほか、算数、数学への関心・意欲を高めることを目的にした平戸市算数・数学検定にも引き続き取り組んでまいります。 特別支援教育につきましては、これまでに構築してきた平戸市特別支援グランドモデル事業を継続・発展させるとともに就学指導コーディネーターを引き続き配置するなどして、幼児期から青年期の成長・教育につながる総合的な支援体制の整備を進めるほか、平戸市特別支援教育支援員を増員し、学校における特別支援教育指導のための支援体制を充実してまいります。 読書活動の推進につきましては、これまで学校図書館ネットワークの設置や学校図書支援員の配置等により、児童・生徒の読書力向上に大きな成果を上げております。学校図書支援員については、昨年度から一部県の補助を受けながら市雇用の配置をしておりますが、今後はこれまでの実績を踏まえ、読書の質の向上と読書習慣の定着に向けてさらに努力してまいります。 また、不登校対策につきましては、平戸市生徒指導推進協議会の充実を図るとともに、スクールカウンセラー等や主任児童委員及び関係機関との連携の強化を図るほか、平戸市適応指導教室「のぞみ」における支援活動を充実してまいります。 学校施設の整備につきましては、国の施設整備基本方針に基づき平成二十七年度までに耐震化の完了を目指すため、九校の屋内運動場の耐震補強設計業務等に着手します。また、児童・生徒の安全性の確保と教育環境の整備を図るため、グラウンド整備を中心とした平戸中学校校舎増改築工事及び田助小学校校舎大規模改造事業等を実施いたします。 生涯学習の推進につきましては、まず、啓発事業といたしまして、市民生涯学習講演会の実施、市民の幅広い学習ニーズに対応するための出前講座を初めとする各種講座の充実、あわせて広報誌などの活用による生涯学習に関する情報や話題の提供など、学習意欲を高める啓発活動に努めてまいります。 学習環境の整備といたしまして、市民の文化活動や自主的な学習活動を支援するため、生涯学習、情報、交流・にぎわいなど多様な機能を有し、平戸市全体の広域的な利用が可能となる学習拠点施設として図書館と公民館の機能を一体化し、双方の利点をさらに高めた(仮称)平戸市総合情報センターの整備を前年度に引き続き進めてまいります。 青少年健全育成事業では、日本の宝「しま」体感交流事業やサバイバル体験交流事業、少年自然体験事業など体験や交流を通じて、自主性・協調性といった生きる力を育んでまいります。 市民スポーツの推進につきましては、生涯スポーツ社会の実現のため、中長期的な観点から競技力の向上と底辺の拡大に取り組んでまいります。競技力の向上には底辺拡大が不可欠であり、そのために市体育協会各競技団体との連携を密に積極的に支援してまいります。特に、誰もが気軽に参加できる「ひらどツーデーウォーク」は市外・県外からの参加者も年々増加しており、全国に向けて平戸市を発信する一大イベントとなっており、平成二十五年度も平戸藩の秋めぐりの一つとして全国に発信してまいります。 また、平成二十五年度は全国高等学校総合体育大会・相撲競技と軟式野球競技及び相撲競技の国体リハーサル大会、平成二十六年度には長崎がんばらんば国体・相撲競技及び軟式野球競技が開催されますので、大会の成功に向けて、各関係機関と連携し、鋭意取り組んでまいります。 (二)地域固有の文化の継承と創造 豊かな自然、古くから海外との交流によって残された歴史的遺産、世代を重ねて伝えられた文化的資源が数多く所在する本市にとって、文化財を保存・保護し、後世に伝えることは重要な責務であり、これらを活用して地域文化の振興を図り、市民が誇りとする郷土愛の醸成と人材の育成に努めてまいります。 文化財の保護につきましては、県下でも有数の国・県・市指定文化財及び登録文化財二百件を有しており、引き続きこれらの保存・保護に努めるとともに、市民及び観光客への周知・公開・活用への取り組みを積極的に進めてまいります。特に本年度は、英国商館設置四百周年関連事業といたしまして、崎方公園に所在したと推定されるイギリス商館の墓地を特定するための発掘調査を行うとともに、大学の研究者や市民と連携することにより、平戸イギリス商館の再検証を行ってまいりたいと思います。 「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の世界遺産登録推進につきましては、ことし一月に推薦書原案を文化庁に提出しており、七月ごろに開催される文化審議会推薦候補について議論が行われる予定であります。世界遺産の早期登録を目指し、国・県・関係自治体・地域住民と連携した取り組みを進めてまいります。 重要文化的景観・重要伝統的建造物群につきましては、修理・修景事業を継続して実施するとともに、適正に保存し、効果的に活用していくため、調査研究を進めるとともに、地域住民との勉強会や各種イベントを通して、地域資源を生かしたまちづくり活動を推進してまいります。 文化の振興につきましては、市美術展覧会、青少年音楽会、民俗芸能祭、文化まつりの開催など、市民が積極的に参加できる場を設け、個性豊かな人材育成と地域文化の活性化を促します。また、文化庁委嘱事業「次代を担う子どもの文化芸術体験事業」、「ながさき音楽祭二〇一三」などを開催し、芸術鑑賞の機会提供に努めてまいります。五、活力ある産業振興と雇用の創出 (一)次代を見据えた地域産業の振興 農林業を取り巻く情勢は、担い手・後継者不足、耕作放棄地の拡大など、さまざまな課題が山積しております。また、長引く景気低迷による農産物価格の伸び悩みや都市消費者の購買力低下は、生産現場である本市の経済活動にも大きな影響をもたらしています。こうした現状を的確に捉え、課題解決に向けた情報の共有を図りながら、農業者を初め関係団体との緊密な連携を図る中で魅力ある農業の振興に努めてまいります。 担い手対策につきましては、国や県の新規就農者支援事業等を活用し、新規学卒者、U・Iターン者等の就農促進を図り、担い手の定着に努めてまいります。また、地域の中心となる経営体へ人・農地プランを活用した農地の集積を図り規模拡大を促進します。さらに、昨年六月に農林課内に設置した平戸市もうかる農業支援隊を窓口として、農業協同組合や関係機関と連携し、農地や労働力確保及び耕作放棄地解消も含めた諸課題の解決に向け積極的に取り組んでまいります。 園芸品目の振興につきましては、イチゴやアスパラガス等の施設園芸や、バレイショ、タマネギ等の露地野菜の主要品目を中心に、新たに取り組む生産者を支援するため、平戸市園芸産地育成対策事業を活用した産地の規模拡大と経営基盤の強化を図ってまいります。また、六次産業化については、農産物加工新商品開発支援事業により、本市で生産された農産物を活用した新商品開発を行うため、農業者、農業者団体、直売所等を対象に研修会を開催し、加工に対する技術の習得や団体の育成を図り、加工品の開発、製造につなげてまいります。 棚田などの急傾斜地や、離島平地の農地等を対象として実施してきました中山間地域等直接支払制度につきましては、農地の保全や耕作放棄地の防止を目的として、積極的な事業の推進を図ってまいります。また、地域ぐるみで農地の適切な保全管理や、農業用施設の長寿命化を図るため、農地・水保全管理支払交付金事業を活用し、推進してまいります。さらに、有機農業を環境保全型農業の一翼を担うものとして位置づけ、平戸市有機農業推進計画を策定し、農業者の自主性を十分尊重しながら推進してまいります。 また、昨年十月二十五日から二十九日まで佐世保市で開催された第十回全国和牛能力共進会長崎県大会では、本市から六頭が県代表牛として出品され、全て優等賞を獲得し、見事な成績を収めることができたことで、平戸牛の市場での評価も高くなってきております。 こうしたことから、さらなる優良繁殖雌牛の造成による市場性の高い子牛づくりを積極的に進め、関係者一体となって平戸牛の里づくりに取り組むとともに、牛舎等の整備、導入事業に対する支援、耕作放棄地を利用した放牧及びキャトルセンターの利用促進による増頭対策などの生産性の向上を図ってまいります。 有害鳥獣のイノシシ対策につきましては、捕獲頭数及び被害額は年々増加傾向にあることから、引き続き防護柵の設置、捕獲わなによる捕獲の強化、狩猟免許資格取得者の確保を図るとともに、捕獲報奨金についても見直しを図るなど、より効果的な被害防止対策を講じてまいります。 また、近年は、農業被害だけでなくまちなかにもたびたび出没し、大変苦慮している状況であることからイノシシ被害まちなか対策事業を創設し、研修会の実施や特区捕獲隊の組織化、地域活動に対する支援を行い、地域と一体となった被害防止対策を進めることといたしております。 次に、本市の水産業につきましては、漁場環境の変化に伴う長期的な水揚げの減少や魚価の低迷、燃油価格の高どまりにより厳しい状況が続いており、漁場環境の回復と資源の管理強化による漁業生産の安定と効率化を目指すとともに、流通・販売体制の改善と漁村加工の育成による収益力の増強、漁協経営の改善強化、都市住民らとの交流と地域連携による開かれた漁村の創造を図ることで、漁業経営の安定化を図りながら、優れた水産資源の高付加価値化を目指した先進的な水産業の中核地域づくりを推進してまいります。 平成二十五年度におきましては、まず、沿岸域における磯焼け対策として種苗つき海藻礁を整備し、漁場環境の改善と水産資源の増大を図るなど、漁業生産の安定化を目指します。また、漁業従事者の高齢化、後継者対策として漁業担い手確保促進事業を継続実施し、漁家の後継者育成を支援してまいります。 さらに、栽培漁業を含む資源管理の積極的な推進により、水産資源の維持・安定を図るためアワビの中間育成試験や底質改良材の散布による養殖業の被害防止、ウチワエビを中心に地域資源を生かした漁村加工及び販売促進に取り組むとともに、市内の漁協並びに漁業後継者団体が実施する魚食普及活動につきましても、関係機関と連携した普及促進を行ってまいります。 離島地域におきましては、本土地区に比べ輸送や生産資材の調達等において不利な条件にあることから離島漁業再生支援交付金事業を継続実施し、離島の漁業者の皆さんが取り組む「創意工夫を活かした新たな取り組み」に対する技術及び経費面での支援を行い、離島漁業の生産力の向上を図ってまいります。 一方、水産活動の拠点となる漁港整備につきましては、生産拠点漁港の機能充実、施設の老朽化及び防災対策並びに漁業集落の環境整備を基本とし、国の補助事業等を最大限活用しながら、生産基盤の整備に努めてまいります。 次に、商工業の振興につきましては、観光客や市民に商店街で買い物を楽しんでもらえるよう、市の歴史にゆかりのあるキャラクターを商店街や観光スポットに出没させ、商店街への誘導を図る事業として取り組んでいる平戸キャラクターまちなか賑わい事業を英国商館設置四百週年記念事業とも連携し、継続して実施いたします。 (二)平戸ブランドの確立 物産振興につきましては、新たな取り組みとして、首都圏や関西圏において百貨店での物産展開催・ホテルや飲食店でのフェア開催に加え、東京都板橋区商店街での平戸産品の常設販売や学校給食への食材提供などのプロモーション活動を展開し、さらなる平戸ブランドの確立と販路拡大を目指してまいります。 また、豊富な平戸産食材を生かして開発された「平戸ちゃんこ鍋」の普及のため、市民有志の団体活動を支援するとともに、十二月には食育や他地域との連携を絡めた「平戸ちゃんこ鍋まつり」を開催するなど、新たなPRを展開してまいります。 さらに、東京の料理専門学校とタイアップし、平戸観光協会とも連携しながら、旬の平戸産食材を生かした新メニューの開発や食材の流通改善にも取り組み、平戸の知名度を生かした誘客と購買につなげてまいります。 (三)新たな産業の創造 雇用の場の確保につきましては、緊急雇用創出事業臨時特例基金事業を活用して雇用の創出に努めるとともに、財団法人長崎県産業振興財団や県人会等との連携及び情報交換を図りながら企業誘致を粘り強く推進してまいります。 また、本年度におきましては、企業立地の受け皿となる新たな工業用地整備に関する方向性を検討するための適地調査を行うことといたしております。六、魅力ある観光の振興と交流人口の拡大 (一)宝を活かした観光の推進 観光の振興については、本年、待望の鄭成功記念館の開館を初め、平戸英国商館設置四百周年記念事業や全国高校総合体育大会相撲競技の開催など、観光地平戸の魅力を国内外に情報発信する絶好の機会であると捉え、みずからトップセールスを行い、積極的に情報発信してまいります。 本市を一つのテーマパークとして捉え、三年前から取り組んできた平戸藩の四季めぐりシリーズは、平成二十四年度に冬めぐりの実施により、一年を通して季節ごとの特色を生かしたイベントの展開が可能となった一方で、課題への対応も必要となっております。 中でも、市民参画の推進については、各イベントの連携や情報発信を効果的に行うため、新たに平戸観光応援隊設置運営事業に取り組んでまいります。この事業では、市内外からボランティアを募集し、イベントの企画運営や観光宣伝、情報発信などに参画する平戸観光のための応援隊立ち上げを目指してまいります。 また、本年一月に「観光客が乗ったバスを見かけたら、手を振って、歓迎の気持ちを表しましょう」を合言葉とした「おもてなし宣言」を行い、市民総おもてなし運動を展開するとともに、引き続き、観光関連事業者を対象とした「おもてなしモデル施設創出事業」に取り組み、おもてなし力の向上に努め、観光客の皆様が安全・安心でより快適な観光をしていただける観光地づくりを進め、リピーターの確保につなげてまいります。 さらに、観光客の利便性向上のため運行している市内周遊定期観光バスは、平日の観光客に対応するため、土・日・祝日に加え、月曜日、金曜日にも運行を拡充し、二次交通手段の確保を図ってまいります。 次に、体験型観光では、昨年誘致した九州最大手の学習塾英進館が勉強合宿を契機として、体験メニューを盛り込んだ小学生を対象としたチャレンジ合宿を今月催行することが決定しております。今後も、継続した受け入れができるようさらなる体験メニューの掘り起こしと充実を図ってまいります。 また、体験型修学旅行を受け入れている一般社団法人まつうら党交流公社は、昨年三万人を超える受け入れを行っております。公社の本市五地区の体験観光協議会では、全体の約三割を受け入れていることを考慮し、引き続き、交流公社及び地区体験観光協議会に対して、支援を行ってまいります。 次に、外国人誘客については、本年七月に本市の歴史上の偉人である東アジアの英雄、鄭成功の記念館が開館いたします。開館に当たっては、鄭成功をえにしとして交流のきずなを深めてきた世界鄭氏宗親総会、友好都市である南安市や台南市など、これまで鄭成功の顕彰等に貢献された方々を招待した記念式典等を開催し、全国、世界に向けて情報発信を行うとともに、鄭成功を生かした中野まちづくり委員会との官民協働による周遊コースの開発、雰囲気づくりなど受け入れ体制の整備を進め、交流人口の拡大による地域の活性化を目指してまいります。 また、福岡・佐賀・長崎各県の五都市で構成する東アジア誘客三県都市連携会議では、引き続き、台湾をターゲットとした誘客事業を展開するとともに、韓国に対しては、韓国国内で最も人気が高く観光ブランドとなっている済州オルレのコースとして、九州で八コースの中に平戸コースが長崎県で初となる認定を受けましたので、「ながさき巡礼」、「キリシタン紀行」と合わせて情報発信を行い、更なる誘客に努めてまいります。 (二)地域・国際交流の推進 地域間交流につきましては、本市の姉妹都市である香川県善通寺市へ市民訪問団を派遣し、さらなる友好親善を深めてまいります。また、北海道枝幸町との交流では、「いきいき交流事業」として、枝幸町の中学生の受け入れを行い、自然環境や歴史・文化等の違いを体験していただき、次代を担う子供たちの育成につながる交流を進めてまいります。 国際交流につきましては、まず、友好都市である中国南安市との交流については、今後の日中関係の推移を見ながら、市民訪問団を派遣しさらなる友好関係を深めてまいります。また、一昨年に姉妹都市の締結を行ったオランダ王国ノールトワイケルハウト市との交流につきましては、昨年度から取り組みを始めた高校生を対象とした短期留学事業をさらに推進するため、関係機関と検討を重ね本年度から受入と訪問を同年度で実施することといたしております。 特に、本年は、一六一三年に英国商館が設置されてから四百年の記念すべき年となり、官民が一体となった年間を通しての記念事業を実施してまいります。本事業は、継続性を年頭に民間団体等より提案されたソフト事業が中心で、平戸にしかない史実を全国に発信し、「市民主役によるまちづくり」をテーマに事業を展開してまいります。 なかでも、三浦按針ことウイリアム・アダムスがつないだ大分県臼杵市、静岡県伊東市、神奈川県横須賀市との連携事業として、「ANJINサミット」を本市を皮切りとして開催することとしており、各市の新たな魅力の発信源として、連携による最大限の効果を導き、集客と地域活性化につなげてまいります。また、イギリスにおきましても平戸への修学旅行訪問や「JAPAN四〇〇」という民間団体が組織されるなど、さまざまな記念事業が予定されております。七、効果的・戦略的な行政経営への転換 (一)効率的な行政経営の推進 行政改革の推進につきましては、第二次定員適正化計画に基づく職員の適正化と経常経費削減を実現しながら、住民ニーズへの積極的な対応と戦略的な行政運営の実現に向けた体制づくりに努めてまいります。 また、計画の推進によって一段と人員削減が進むことから、職員一人一人の能力の向上を図ることはもとより、業務の遂行に向けても的確な目標を定め、管理を徹底する必要があります。その方策の一つとして人事評価制度の構築に努めていますが、平成二十四年度の制度設計に続いて、平成二十五年度は、いよいよ管理・監督職を対象として試行に入り、実際の評価を通じて、課題・問題点等を探ってまいります。 (二)健全な財政運営の推進 健全な財政運営の推進につきましては、有効な財源の確保に努めるとともに行政コスト削減に努め、平戸市の将来を見据えた長期的展望の中で、市民が満足できる施策を展開できるよう努力しているところであります。 特に、自主財源に乏しく地方交付税に依存している本市におきましては、平成二十八年度から始まる普通交付税の合併算定替えの逓減により、大変厳しい財政運営が予想され、合併算定替えによる特例期間が終了するまでに、財政構造の転換を図るための、さらなる財政健全化の取り組みが必要であると考えております。 このことから、平成二十五年度におきましては、合併特例措置廃止を見据えた財政運営を図るため、スクラップ・アンド・ビルド方式及びサンセット方式の徹底により、捻出された財源を活用しながら既存重点施策の充実等を図るとともに、減債基金を活用して、市債の繰り上げ償還を実施することとしたところであります。 以上、平戸市総合計画に掲げた目標に沿って、一部特別会計を含め、「平成二十五年度一般会計当初予算」の概要と所信の一端を申し述べさせていただきました。 市民の皆様の信頼に応えるべく、主要事業の推進に全力を傾注してまいる所存でありますので、より一層の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。 なお、その他、各特別会計及び企業会計の平成二十五年度当初予算の総額は、給与管理特別会計三十四億六千四百七十九万六千円、国民健康保険特別会計五十六億六千二百八十八万四千円、後期高齢者医療特別会計四億四百九十四万七千円、介護保険特別会計四十億九百二十九万円、農業集落排水事業特別会計千四百三十六万八千円、宅地開発事業特別会計八百万円、あづち大島いさりびの里事業特別会計千三百四十一万円、電気事業特別会計二千百八十一万三千円、水道事業会計十三億千二百五十六万四千円、病院事業会計二十六億九千三百三十九万四千円、交通船事業会計二億九百八十一万円となっております。 引き続き、その他の諸議案について御説明いたします。 報告第一号「専決処分の報告について」は、地方自治法第百八十条第一項の規定により、市長において専決処分することができる事項として指定された法律上市の義務に属する損害賠償の額の決定及び和解について専決処分をしたので、同法第百八十条第二項の規定により、議会に報告するものであります。 承認第一号「専決処分の承認を求めることについて」は、専決第一号「長崎県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更について」、地方自治法第百七十九条第一項の規定に該当するものとして専決処分をしたので、議会に報告し承認を求めるものであります。 議案第一号「平戸市個人情報保護条例の一部改正について」は、国有林野の有する公益的機能の維持増進を図るための国有林野の管理経営に関する法律等の一部を改正する等の法律の施行に伴い、国有林野事業が国の一般会計において実施されることとなり国営企業でなくなることから、条例の一部を改正するものであります。 議案第二号「平戸市児童館運営委員会条例等の一部改正について」は、児童館運営委員会等における委員の報酬及び費用弁償の支給規定を明確に定めるため、条例の一部を改正するものであります。 議案第三号「平戸市新型インフルエンザ等対策本部条例の制定について」は、新型インフルエンザ等対策特別措置法が公布されたことに伴い、国が新型インフルエンザ等緊急事態宣言を発した場合、市においても対策本部を設置しなければならないため、条例を制定するものであります。 議案第四号「平戸市廃棄物処理施設条例の一部改正について」は、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律において、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部が改正されたことに伴い、一般廃棄物処理施設における技術管理者の有すべき資格の基準の規定を設ける必要があること、並びに生月町における最終処分場の埋め立て終了に伴う施設の廃止を行ったため、条例の一部を改正するものであります。 議案第五号「平戸市国民健康保険税条例の一部改正について」は、国民健康保険税の税率に関する事項である資産割額の廃止及び所得割額の税率の一部改定に伴い、条例の一部を改正するものであります。 議案第六号「平戸市債権管理条例の一部改正について」は、遅延損害金についての徴収規定を追加するなどの改正に伴い、条例の一部を改正するものであります。 議案第七号「平戸市福祉医療費の支給に関する条例の一部改正について」及び議案第八号「平戸市障害程度区分認定審査会の定数等を定める条例の一部改正について」は、国の制度改正により障害者自立支援法が障害者の日常生活及び地域社会を総合的に支援するための法律に改題されることなどにより、条例の一部を改正するものであります。 議案第九号「平戸市へき地保育所条例の一部改正について」は、認可保育所の保育料との整合性及び受益者負担の適正化の観点から、へき地保育所においても保育料を設定する必要があるため、条例の一部を改正するものであります。 議案第二〇号「平戸市国民健康保険条例の一部改正について」は、平戸市国民健康保険運営協議会において、不均一課税の調整等の審議が終了したことに伴い、委員数を現行の十六名から九名に改定するため、条例の一部を改正するものであります。 議案第一一号「平戸市介護保険条例の一部改正について」は、介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法律において、介護保険法の一部が改正されたことに伴い、指定地域密着型介護老人福祉施設の対象となる施設基準及び入所定員並びに指定地域密着型サービス事業者の指定申請に係る基準に関し必要な事項を定めるため、条例の一部を改正するものであります。 議案第一二号「平戸市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準に関する条例の制定について」、議案第一三号「平戸市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準に関する条例の制定について」、議案第一七号「平戸市市道の構造の技術的基準に関する条例の制定について」、議案第一八号「平戸市における高齢者、障害者等の移動等の円滑化のために必要な市道の構造の基準に関する条例の制定について」、議案第一九号「平戸市市道に設ける道路標識の寸法に関する条例の制定について」、議案第二〇号「平戸市準用河川に設ける河川管理施設等の構造の技術的基準に関する条例の制定について」、議案第二二号「平戸市都市下水路条例の一部改正について」、議案第二三号「平戸市都市公園条例の一部改正について」、議案第二四号「平戸市における高齢者、障害者等の移動等の円滑化のために必要な特定公園施設の設置の基準に関する条例の制定について」及び議案第二八号「平戸市布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の制定について」は、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、条例を制定または一部を改正するものであります。 議案第一四号「平戸市鄭成功記念館整備事業基金条例の制定について」は、平戸の歴史的偉人であり、東アジアの英雄である鄭成功の記念館の整備充実を図るための基金を設置するもので、地方自治法第二百四十一条第一項の規定により条例を制定するものであります。 議案第一五号「平戸市鄭成功記念館条例の制定について」は、平成二十四年十一月から建設を進めております鄭成功記念館が、平成二十五年七月十四日から供用開始されることに伴い、公の施設の設置及び管理について地方自治法第二百四十四条の二第一項の規定により条例を制定するものであります。 議案第一六号「平戸市手数料条例の一部改正について」は、地籍調査の成果等の閲覧及び交付手数料を定めること及び都市の低炭素化の促進に関する法律の施行に伴い、低炭素建築物等計画の認定手続事務に係る手数料を定める必要があるため、条例の一部を改正するものであります。 議案第二一号「平戸市港湾ターミナルビル条例の廃止について」は、港湾ターミナルビルの解体に伴い、公の施設としての使用を廃止するため、条例を廃止するものであります。 議案第二五号「平戸市市営交通船利用条例の一部改正について」は、離島住民運賃割引制度の導入と、第二種身体障害者に対する交通船旅客運賃割引制度の利用方法の変更及び車両航送運賃について見直しを行うため、条例の一部を改正するものであります。 議案第二六号「平戸市立幼稚園条例の一部改正について」は、保護者の利便性向上を目的とした幼稚園保育料の口座振替制度の導入に伴い、保育料納付日の変更が生じることから、条例の一部を改正するものであります。 議案第二七号「平戸市大島村神浦伝統的建造物群保存地区交流拠点施設条例の制定について」は、旧見明医院住宅の整備が完了したことに伴い、伝統的建造物群保存地区内の公開施設として広く一般に公開し、また、地域住民の交流の場として、平成二十五年四月一日から供用を開始するため、条例を制定するものであります。 議案第二九号「平成二十四年度平戸市一般会計補正予算(第六号)」は、昨年十一月の国の予備費使用に伴う平戸小学校校舎大規模改造事業の追加、菌床シイタケ栽培施設整備事業に伴う地域総合整備資金貸付金の追加などのほか、国庫支出金等の内示の減など、事業費確定による補正等が主なもので、収支を合わせて二億五千三百七十四万四千円を減額し、補正後の予算総額は、二百四十九億八千二百二十七万九千円となっております。 議案第三〇号「平成二十四年度平戸市給与管理特別会計補正予算(第二号)」は、職員共済組合負担金の率の改定により千九百七十万九千円を増額し、補正後の予算総額は、三十四億四千百四万一千円となっております。 議案第三一号「平成二十四年度平戸市国民健康保険特別会計補正予算(第二号)」は、事業勘定において、一般被保険者療養給付費の決算見込による増が主なもので、歳入歳出それぞれ二億二百六十四万円を増額し、補正後の予算総額は、五十五億九千七百六十四万八千円となっております。 議案第三二号「平成二十四年度平戸市後期高齢者医療特別会計補正予算(第二号)」は、後期高齢者医療保険料等納付金の決算見込みによる増が主なもので、歳入歳出それぞれ四百二十六万四千円を増額し、補正後の予算総額は、四億四百九十二万三千円となっております。 議案第三三号「平成二十四年度平戸市水道事業会計補正予算(第二号)」は、収益的支出において、職員共済組合負担金の率の改定等により、営業費用を百四十九万四千円増額し、補正後の予算総額は、八億六千百七十五万八千円となっております。 また、資本的収入及び支出においては、国の緊急防災・減災事業による一般会計からの繰入金の増額等に伴う補正を行うもので、補正後の収入総額は二億三千八百五十八万三千円支出総額は五億一千七百十六万一千円となっております。 議案第三四号「平成二十四年度平戸市病院事業会計補正予算(第二号)」は、収益的収入及び支出において、職員共済組合負担金の率の改定によるもの及び決算見込みによる診療材料費等の増額が主なもので、収支を合わせて二千四十四万五千円を増額し、補正後の予算総額は二十三億二千九百七十二万七千円となっております。 また、資本的収入において、平戸市民病院について旧紐差病院医師住宅の建物及び土地の一部売却に伴うもの並びに企業債及び一般会計補助金等の確定により五百四十四万八千円を増額し、補正後の収入総額は一億六千六百六十万一千円となっております。 議案第三五号「平成二十四年度平戸市交通船事業会計補正予算(第三号)」は、収益的収支の収入において、運送収益の減額、他会計補助金の増額、支出において、燃料潤滑油費、神浦待合所の建てかえ工事による固定資産減耗費等の増額が主なもので、補正後の収入及び支出総額は、一億八千八百九十八万三千円となっております。 議案第四八号「市有財産の無償譲渡について」は、平成三年度に建設した大石脇集会所について、地方自治法第九十六条第一項第六号の規定により、市有財産を無償譲渡することについて議会の議決をお願いするものであります。 議案第四九号「平戸市辺地に係る総合整備計画の策定について」は、古梶辺地の市道山の手線の道路整備事業に伴い、平成二十五年度から平成二十九年度までの五ヵ年計画を新規に策定するものであります。 議案第五〇号「平戸市辺地に係る総合整備計画の変更について」は、度島辺地の診療施設及び介護予防施設の事業費の変更に伴い、総合整備計画の変更をお願いするものであります。 議案第五一号「公有水面埋立免許出願に係る意見について」は、長崎県知事より公有水面埋め立てについて意見を求められましたので、議会の議決をお願いするものであります。 議案第五二号及び議案第五三号「あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更について」は、県営薄香湾漁港事業に伴う公有水面の埋め立てにより新たに土地が生じたため、地方自治法第九条の五第一項及び同法第二百六十条第一項の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 議案第五四号「平戸市漁港運動公園条例の一部改正について」は、田助漁港幸の浦運動公園の表題登記が完了し、地番が確定したことにより、条例の一部を改正するものであります。 議案第五五号「平戸市暴力団排除条例の一部改正について」は、暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律の一部を改正する法律が施行されたことに伴い、県暴力追放運動推進センターを引用する条項の改正が必要になったことから、条例の一部を改正するものであります。 以上をもちまして、提案いたしております諸議案についての説明を終わります。 内容の詳細については、各担当部局長より御説明申し上げますので、何とぞよろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(住江高夫君)  市長の提案説明が終わりましたので、ここで昼食のために休憩いたします。午後の会議は一時より再開いたします。               午前十一時五十七分 休憩               ~~~~~~~~~~~~               午後 一時  零分 再開 ○議長(住江高夫君)  休憩中の本会議を再開いたします。 これより議案説明を行います。 まず、報告第一号の説明を求めます。 ◎観光商工部長(松田範夫君)  報告第一号「専決処分の報告について」は、市長において専決処分することができる事項として指定された法律上市の義務に属する損害賠償の額の決定及び和解について専決処分したもので、議会に報告するものであります。 今回、先決処分をいたしましたものは、公用車で起こした物損事故について示談による損害賠償額の決定及び和解を行ったものであります。 損害賠償の額及び事件の概要につきましては記載のとおりであります。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(住江高夫君)  ただいまの報告第一号に対し、質疑がありましたらお願いします。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(住江高夫君)  ありませんね。それでは、報告第一号は、これをもって報告済みといたします。 次、承認第一号の説明を求めます。 ◎総務部長(尾上輝義君)  専決第一号「長崎県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更について」でございますけども、平成二十五年の三月三十一日付をもちまして、松浦地区火葬業組合が解散することに伴いまして、長崎県市町村総合事務組合を組織する組合を、市町からこの組合を減ずるものであります。 総合事務組合におきまして、関係機関等との協議において不測の日数を要するために専決処分をいたしましたので、この内容を報告し、議会の御承認をいただくものであります。 以上であります。よろしくお願いいたします。 ○議長(住江高夫君)  次、議案第一号から第三号までの三件は総務部所管でありますので、一括説明を求めます。 ◎総務部長(尾上輝義君)  議案第一号「平戸市個人情報保護条例の一部改正」につきましては、国有林野の有する公益的機能の維持、増進を図るための国有林野の管理経営に関する法律等の一部を改正する等の法律が平成二十五年四月一日に施行することになります。 これによりまして、唯一国営企業形態をとっております国有林野事業が国の一般会計により実施されることになりますので、国営企業でなくなることから条例の一部改正を行うものであります。 次に、議案第二号「平戸市児童館運営委員会条例等の一部改正」につきましては、平戸市児童館運営委員会条例ほか八条例につきまして、委員の報酬及び費用弁償の支給規定を明確に定めるために条例の一部を改正するものであります。 次に、議案第三号「平戸市新型インフルエンザ等対策本部条例の制定」につきましては、新型インフルエンザ等対策特別措置法が交付されたことに伴いまして、国において新型インフルエンザ等緊急事態宣言を発した場合、新型インフルエンザ等対策特別措置法第三十四条の規定によりまして、市長は市行動計画で定めるところにより、直ちに市対策本部を設置しなければならないと定められておることから、条例を制定するものであります。 以上であります。よろしくお願いいたします。 ○議長(住江高夫君)  次、議案第四号から第六号までの三件は市民生活部所管でありますので、一括説明を求めます。
    ◎市民生活部長(森宗隆君)  議案第四号「平戸市廃棄物処理施設条例の一部改正について」説明いたします。 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律において、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部改正に伴い、一般廃棄物処理施設における技術管理者の有すべき資格の基準の規定を設ける必要が生じたため、条例を改正するものであります。 また、生月町における最終処分場につきましては、三ヵ所ございますけれども、昭和五十九年に開設しておりました志保良の管理型最終処分場について、平成二十一年度に埋め立てを完了し、その後放流水等の調査を行いまして、施設の完全閉鎖を行ったものでございます。 続いて、議案第五号「平戸市国民健康保険税条例の一部改正について」説明いたします。 国民健康保険税の算定につきましては、現在、所得割額と資産割額、均等割額、平等割額をもって賦課いたしておりますけれども、近年では、年金受給者が加入者の多くを占め、所得が少ない方にも資産割額が通常に加算されるため、低所得者の大きな負担となっております。 また、資産の所有実態につきましても、その多くが利益を生まない住居用の資産であり、資産割は固定資産税に対する課税の二重払いというふうな考え方もあることから、昨年十一月に開催をいたしました平戸市国民健康保険運営協議会の中で、資産割額の廃止について協議がなされ、資産割額の廃止の答申を受け入れたことでございます。 このことを踏まえ、現在の資産割額の医療給付費分七・四%、後期高齢者支援分の二・六%、介護給付金分の二・〇%を廃止し、医療給付費分のみの所得割を七・五から七・六%に引き上げることとしたものであります。 続きまして、議案第六号「平戸市債権管理条例の一部改正」につきまして説明いたします。 市が有する債権の管理につきましては、平成二十年度に策定いたしました債権管理条例により、全庁的な債権管理体制の強化を図っているところでございます。 しかしながら、現行条例におきましては、市債権に係る遅延損害金について規定しておらず、公債権に係る延滞金との間に乖離が生じましたので、市債権に係る遅延損害金について新たに規定し、条例の整理を図るため、債権管理条例の一部を改正するものであります。 また、関連する平戸市税外収入督促並びに督促手数料及び延滞金条例につきましては、今回の改正に伴い廃止し、市が有する債権の管理につきましては、本条例において包括的な管理を行うこととしております。 主な内容といたしましては、第十一条において、債権に係る遅延損害金について規定し、公債権に係る延滞金との整合性を図るため、市債権についても遅延損害金を年一四・六%と定め、徴収することと定めております。 なお、今回の条例改正にあわせ条例の整備を行っており、第二条の定義におきまして、市の公債権について、強制徴収公債権と非強制徴収公債権に分離し、それに伴う滞納処分及び強制執行について第八条及び第九条において所要の改正を行っております。 また、平戸市税外収入督促並びに督促手数料及び延滞金徴収条例の廃止に伴い、第十条におきまして、公債権に係る延滞金について規定するとともに、附則におきまして同条例を引用する各条例の一部をそれぞれ改正するものでございます。 なお、住民に対し周知期間を設けるために、条例の施行につきましては、平成二十五年十月一日からとしております。 以上、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(住江高夫君)  次、議案第七号から第一三号までの七件は福祉保健部所管でありますので、一括説明を求めます。 ◎福祉保健部長(小川茂敏君)  議案第七号「平戸市福祉医療費の支給に関する条例の一部改正」につきましては、障害者自立支援法にかわる障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律、いわゆる障害者総合支援法が平成二十四年六月二十日に成立し、平成二十五年四月一日から施行されることなどから、改題の必要等があるために条例を一部改正するものでございます。 議案第八号「平戸市障害程度区分認定審査会の定数等を定める条例の一部改正」につきましても、同様に障害者総合支援法が施行されることに伴い、条例を一部改正するものであります。 議案第九号「平戸市へき地保育所条例の一部改正」につきましては、現在無料となっております僻地保育園の保育料を平成二十五年度から有料化するための条例改正でございます。保育料につきましては、月額八千八百円を基本とし、平成二十五年度、平成二十六年度は経過措置を設けることといたしております。 議案第二〇号「平戸市国民健康保険条例の一部改正」につきましては、平戸市国民健康保険運営協議会の委員につきまして、合併後の国民健康保険税の不均一課税等の関係から、委員数を十六名といたしておりますが、平成二十二年度に保険税を統一したことや、被保険者数の減少などから、ことしの改選にあわせて九名に見直しを行うものであります。 議案第一一号「平戸市介護保険条例の一部改正」につきましては、平成二十三年六月二十二日に公布されました介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法律により、介護保険法の一部が改正され、指定地域密着型介護老人福祉施設の指定に関する基準のうち、指定対象となる施設及びその入所定員に係る基準及び指定地域密着型サービス事業者の指定に係る申請者の法人格の有無に関する規定を市条例で定める必要があるため、条例の一部を改正するものであります。 続きまして、議案第一二号「平戸市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準に関する条例制定について」及び次の議案第一三号「平戸市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備、及び運営、並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準に関する条例の制定」につきましては、第一次一括法において、介護保険法の一部が改正され、指定地域密着型サービス及び指定地域密着型介護予防サービスに従事する従業者の人員、設備及び運営の基準等について、市条例で定めることとされたため、今回条例の制定を行うものでございます。 以上でございます。 ○議長(住江高夫君)  次、議案第一四号及び第一五号は、観光商工部所管でありますので、一括説明を求めます。 ◎観光商工部長(松田範夫君)  議案第一四号「平戸市鄭成功記念館整備事業基金条例の制定について」御説明いたします。 これは、本市の歴史的偉人であります東アジアの英雄鄭成功の記念館の整備を支援しようとする団体、個人などから受け入れる寄附金について、適正に管理するための基金を設置することから、条例の制定をお願いするものでございます。 条例の内容ですけど、第一条には鄭成功の記念館の整備充実を図ることを目的として基金を設置することといたしております。 第二条では、基金の活用について、記念館及び付帯設備等の整備、展示品の充実を図るために活用することといたしております。 第三条以降につきましては、類似する基金と同様、管理、運用、処分等に関する規定を定めております。 次に、議案第一五号「平戸市鄭成功記念館条例の制定について」御説明いたします。 現在、建設中鄭成功生家の名称を鄭成功記念館とし、平成二十五年七月十四日から供用開始することに伴い、公の施設の設置及び管理について定めるため、条例の制定をお願いするものでございます。 まず、記念館の概要ですけれども、県の指定文化財、鄭成功居宅跡に鄭成功の生家を再現した記念館とその附帯施設として公衆便所を併設した休憩所、イベント広場から成っております。 条例の内容ですけれども、第一条で記念館の設置目的を定めており、観光事業の発展と地域の振興につなげることといたしております。 第三条では、その管理について指定管理者の管理を行わせることとし、第四条において指定管理者が行う業務の内容を規定しております。 第五条では、利用時間及び休館日について、第六条以降につきましては、指定管理者が管理を行う中で留意すべき事項として、入館の制限、個人情報の取り扱い、管理に伴い発生する損害賠償等について規定を行っております。 条例の施行につきましては、供用開始を行う七月十四日といたしておりますけれども、指定管理に伴う実務を行う関係上、第三条、第四条及び第七条の規定は平成二十五年七月一日から施行することといたしております。 御審議よろしくお願いいたします。 ○議長(住江高夫君)  次、議案第一六号から第二四号までの九件は建設部所管でありますので、一括説明を求めます。 ◎建設部長(白鞘敏夫君)  議案第一六号「平戸市手数料条例の一部改正について」御説明いたします。 改正内容につきましては、地籍調査の成果等の閲覧及び交付手数料及び低炭素建築物新築等計画の認定等手続事務に係る手数料を定めるため、条例の一部を改正するものであります。 地籍調査の成果等の閲覧及び交付手数料につきましては、基本的に閲覧及び交付手数料の額を三百円としておりますが、地籍修正図、筆界点番号修正図、図根点網図につきましては、交付する用紙の大きさに応じて交付手数料の額を設定しております。 手数料の名称、額等につきましては、議案に記載のとおりであります。 次に、低炭素建築物等計画認定等申請手数料につきましては、都市の低炭素化の促進に関する法律の施行に伴い、低炭素建築物等計画の認定などの事務手続に係る手数料を定めるものであります。 手数料については長崎県統一単価であり、記載のとおりでございます。 条例の施行日につきましては、平成二十五年四月一日でございます。 次に、議案第一七号「平戸市市道の構造の技術的基準に関する条例の制定について」御説明いたします。 制定理由としましては、第一次一括法による道路法の一部が改正されたことに伴い、市道の構造の技術的基準を定めるものであります。 基本的には、道路構造令で定める基準を適用しておりますが、歩道幅員、縦断勾配、合成勾配等については、独自の基準を定めております。 条例の施行日につきましては、平成二十五年四月一日でございます。 次に、議案第一八号「平戸市における高齢者、障害者等の移動等の円滑化のために必要な市道の構造の基準に関する条例の制定について」御説明いたします。 制定の理由としましては、第二次一括法において、高齢者障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律の一部が改正されることに伴い、移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定めるものであります。 基本的には、移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める省令の規準を適用しておりますが、本市において設置する予定がない立体横断施設、路面電車停留所等に関する規定については除外をしております。 条例の施行日につきましては、平成二十五年四月一日でございます。 次に、議案第一九号「平戸市市道に設ける道路標識の寸法に関する条例の制定について」御説明いたします。 制定理由としましては、第一次一括法による道路法の一部が改正されたことに伴い、市道に設ける案内標識及び警戒標識並びにこれらに附置される補助標識の寸法及び文字の大きさに関する基準を定めるものであります。 寸法については規則で定めることにしておりますが、道路標識、区画線及び道路標示に関する命令に示された寸法とし、独自基準を設けるものはございません。 条例の施行日につきましては、平成二十五年四月一日でございます。 次に、議案第二〇号「平戸市準用河川に設ける河川管理施設等の構造の技術的基準に関する条例の制定について」御説明いたします。 制定理由としましては、第一次一括法による河川法の一部が改正されたことに伴い、市が管理する準用河川の構造の技術的基準を定めるものであります。 参酌する河川管理施設等構造令は、河川管理上必要とされる一般的技術的基準を定めたものであることから、平戸市の準用河川管理施設等に該当しない項目や河川規模等の規定を除き、基本的には構造令と同じ内容の基準で条例を定めております。 なお、本条例に該当する市内の準用河川ですが、旧平戸市管内で安満川ほか三河川、旧大島村管内で保辺谷川ほか七河川、合計十七河川となっております。 条例の施行日につきましては、平成二十五年四月一日でございます。 次に、議案第二一号「平戸市港湾ターミナルビル条例の廃止について」御説明いたします。 平成二十五年度建設予定の(仮称)平戸観光交流センター建設に伴い、現在の平戸市港湾ターミナルビルを解体し、その費用を平成二十五年四月一日から廃止するため条例を廃止するものであります。 条例の施行日につきましては、平成二十五年四月一日でございます。 次に、議案第二二号「平戸市都市下水路条例の一部改正について」御説明いたします。 改正の理由としましては、第二次一括法による下水道法の一部が改正されたことに伴い、市が管理する都市下水道の構造及び維持管理に関する技術上の基準を定めるものであります。 下水道法施行令で定める基準を参酌し、施行令と同じ内容の基準で条例を定めております。 条例の施行日につきましては、平成二十五年四月一日でございます。 次に、議案第二三号「平戸市都市公園条例の一部改正について」御説明いたします。 改正の理由としましては、第二次一括法による都市公園法の一部が改正されたことに伴い、市が管理する都市公園及び公園施設の設置に関する基準を定めるものであります。 都市公園法施行令で定める基準を参酌し、施行令と同じ内容の基準で条例を定めております。 条例の施行日につきましては、平成二十五年四月一日でございます。 次に、議案第二四号「平戸市における高齢者、障害者等の移動等の円滑化のために必要な特定公園施設の設置の基準に関する条例の制定について」御説明いたします。 制定理由としましては、第二次一括法による高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律の一部が改正されたことに伴い、移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する基準を定めるものであります。 移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する基準を定める省令を参酌し、省令と同じ内容の基準で条例を定めております。 条例の施行日につきましては、平成二十五年四月一日でございます。 御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(住江高夫君)  次、議案第二五号の説明を求めます。 ◎大島支所長(山野上和則君)  議案第二五号「平戸市市営交通船利用条例の一部改正について」御説明いたします。 今回の改正は、旅客運賃に対する離島住民割引運賃の導入と、第二種身体障害者に対する交通船旅客運賃割引制度の利用方法の変更及び自動車航送運賃の一部見直し等による改正するものでございます。 内容につきましては、第二条に第三項、第四項の二項を加える改正は、二以上の割引条件の適用方法と割引、割増後の運賃の端数整理方法を明文化し、旅客運賃の離島住民割引運賃につきましては、離島住民の経済的負担の軽減を図るため、国・県の補助制度を活用し導入するもので、平戸市が大島村民に発行する航路旅客運賃割引カードを購入時に提示することにより、六百四十円の旅客運賃を五百円に割り引くものでございます。 第二種身体障害者に対する交通船旅客運賃割引制度の利用方法変更につきましては、現在、第二種身体障害者割引運賃の割引方法は、一旦切符販売窓口で普通旅客切符を購入し、後日、本人の申請によって割引相当額を償還払いしておるところでございますが、利用者の負担の軽減と利便性を図るため、切符購入時に割引後の運賃額にて切符を購入できることとするものでございます。 自動車航送運賃の一部改正につきましては、国庫補助航路適用に向け国と協議を進める中で、懸案とされておりました運賃に関しまして一部を改正するもので、六メーター以上、七メーター未満の区分から下位の区分につきましては、各区分の全体に占める利用率その他諸事情を考慮し、この区分につきましては今回改定を見送り、それ以上の区分につきまして近陸航路とのバランスを考慮し改正をするものでございます。 条例の施行日につきましては、離島住民割引運賃及び第二種身体障害者割引運賃につきましては平成二十五年四月一日とし、自動車航送運賃の改正につきましては平成二十五年六月一日といたしております。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(住江高夫君)  次、議案第二六号及び第二七号は教育委員会所管でありますので、一括説明を求めます。 ◎教育次長(松田隆也君)  議案第二六号「平戸市立幼稚園条例の一部改正する条例」につきましては、平戸幼稚園の保育料の納入について、このたび平成二十五年度から預金口座振替を導入することになっておりますが、現行では預金口座からの振替日が毎月二十七日となっているため、これに合わせまして条例上の保育料の納入期限を毎月十日から毎月末日に改めるものであります。 続きまして、議案第二七号「平戸市大島村神浦伝統的建造物群保存地区交流拠点施設条例」につきましては、かねてより整備中でありました旧見明医院住宅の整備が完了したことに伴い、正式に平成二十五年四月一日より伝統的建造物群保存地区内の公開施設として広く一般に公開し、まちづくりの拠点として、あるいは地域住民の交流の場として公開活用を始めるために条例を制定するものであります。 条例の内容でございますが、第一条には設置の目的を記載し、第二条におきまして名称及び位置を定めております。また、第三条におきまして管理運営を定めておりますが、平戸市教育委員会がこれを管理し、運営することといたしております。第四条につきましては、開館時間及び休館日を載せておりますが、基本的に大島ということから、午前の船で渡って午後から利用するということを想定いたしまして、午後からの三時間を基本に定めておりますが、前泊などそういった場合につきましては、あらかじめ許可をする場合にわかりますので、必要に応じてこれを変更するということにいたしております。それから、第八条におきまして、使用料につきましては、下段の別途に記載のとおり、それぞれ一階の和室、二階の和室、一時間につき百円ということで定めております。そのほかの施設等につきましては、一般の公共施設同様の規定等を盛り込んでおります。 以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○議長(住江高夫君)  次、議案第二八号の説明を求めます。 ◎水道局長(松本和之君)  議案第二八号「平戸市布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の制定について」御説明いたします。 この条例の制定は、第二次一括法において水道法が一部改正されたことに伴い、技術上の監督業務を行わせなければならない水道の布設工事の基準及び当該工事の施工に関する技術上の監督業務を行う者に必要な資格基準並びに水道技術管理者に必要な資格基準について定めるため、新たに条例を制定するものでございます。 御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(住江高夫君)  次、議案第二九号の説明を求めます。 ◎総務部長(尾上輝義君)  議案第二九号「平成二十四年度平戸市一般会計補正予算(第六号)」につきまして御説明申し上げます。 歳入歳出それぞれ二億五千三百七十四万四千円を減額し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ二百四十九億八千二百二十七万九千円とするものでございます。 それでは、四ページをお開きください。第二表繰越明許費補正の追加及び変更につきましては、地域介護福祉空間整備事業など十一件の追加と漁港施設整備事業など四件の変更であります。 なお、内容につきましては、年度内に完了が見込めない事業について、その事業の経費の支出を翌年度に繰り越して執行するものであります。 次、五ページでありますが、第三表地方債補正の追加、変更及び廃止は、地域総合整備資金貸付事業費及び水道事業費出資債の追加、各種建設事業等、起債対象事業費の増減に伴う十一件の変更及び無線システム普及支援事業の減額による廃止でございます。 それでは、補正の内容につきまして、歳入歳出補正予算事項別明細書により御説明をいたします。 九ページから十六ページまでの歳入につきまして、内容を簡潔に申し上げたいと思います。 なお、今回の補正では、事業費の確定あるいは入札に伴う減額、経費節減に伴う補正が多数を占めておりますので、それらは若干説明を省略し、主な内容を御説明させていただきたいと思います。 九ページをお願いいたします。十一款一項一目農林水産業分担金につきましては、農村災害対策整備事業、自然災害防止事業及び漁港整備事業の県工事負担金の増額が主なものであります。 十三款二項六目教育費国庫補助金の一節小学校補助金は、昨年十一月の国の予備費使用による平戸市小学校校舎大規模改造事業の追加に伴う増額であります。 二節中学校費補助金は、平戸市中学校校舎増改築事業の国庫補助金の内示による増額であります。 次、十一ページをお願いいたします。十四款二項八目災害復旧費県補助金は、農地等災害復旧事業の現年災及び過年災の事業費の減による減額であります。 十六款一項寄附金は、各種基金への篤志家の皆様方からいただきました御寄附を増額させていただいております。 十七款一項基金繰入金の減災基金繰入金の減額は、市債繰り上げ償還の財源として計上いたしておりましたけれども、財政運営上財源に余裕が出たというようなことから、今回、減額をするものであります。 次、十三ページをお願いいたします。十九款三項三目中小企業等貸付金元利収入は、貸付実績に伴い減額するものであります。 二十款市債は、それぞれ目的別による建設事業費等の変更に伴うものであります。 飛びますが、十七ページをお願いいたします。十七ページから七十四ページにかけますけども、歳出につきまして内容を御説明申し上げます。 今回の補正では、共済負担金率の改定に伴いまして、職員給与費の共済費の増額が各費目に出てまいっております。これらにつきましては、説明を省略いたしまして、主な内容を御説明させていただきたいと思っております。 また、入札執行等に伴う事業費の確定あるいは経費節減に伴う決算見込みによる補正が多数を占めておりますので、それらは若干説明を省略させていただきたいと。ほかにも国・県補助金等を伴う事業で、歳入における説明と重複するものにつきましては、内容を省略させていただきたいと思いますので、御了解いただきますようにお願いいたします。 それでは、十九ページをお願いいたします。二款一項七目情報通信費の無線システム普及支援事業につきましては、地上デジタル放送の難視対策といたしまして、四地区を予定しておりましたけれども、二地区の実施となったため、減額をするものであります。 十二目ふるさと振興費の地域総合整備資金貸付事業につきましては、平戸市森林組合に対し、菌床シイタケ栽培施設整備事業に係る融資を行うものでございます。 次、平戸いきいきまちづくり基金積立金は、篤志家から御寄附いただいた寄附金を基金に積み立てるものでございます。 十六目交通政策費の路線バス維持対策事業につきましては、ふれあいバスの運行経費の増に伴う増額となっております。 次、三十三ページをお願いいたします。三十三ページの四款一項六目企業等施設整備費は、大島地区簡易水道の基幹改良事業の事業採択によります増額及び各会計の決算見込みによる増額となっております。 三十五ページをお願いいたします。二項二目じんかい処理費のストックヤード整備事業は、入札執行等による減額となっております。 三目し尿処理費の浄化槽設置整備事業は、決算見込みによる減額となっております。 次、三十七ページをお願いします。三十七ページ六款一項五目農地費の農村災害対策整備事業県工事負担金につきましては、昨年十一月の国の予備費使用による事業費の追加に伴うものでございます。 次、四十一ページをお願いします。四十一ページの三項四目漁港建設費の漁村再生交付金事業は、県補助金の内示によります減額となっております。 次、四十三ページをお願いします。七款一項二目商工業振興費の中小企業振興資金預託金は、貸付実績に伴い減額をするものであります。 四目観光費の鄭成功生家開館記念事業は、鄭成功生家の開館が平成二十五年度に延期されたということに伴う減額となっておりまして、この内容につきましては、平成二十五年度当初予算に予算を計上いたしておるところであります。 次、鄭成功記念館整備基金積立金につきましては、篤志家からの御寄附いただいたものを積み立てるものでございます。 次、四十五ページをお願いします。八款二項三目道路新設改良費につきましては、道路整備事業県工事負担金の増額が主なものとなっております。 次、四十七ページをお願いします。四十七ページの三項二目急傾斜地崩壊対策事業費は、県工事負担金の増額であります。 次、飛びます。五十一ページをお願いします。五十一ページの五項三目まちづくり推進費はまちなみ環境整備事業及びまちづくり総合整備事業国庫補助金の内示の減に伴うものであります。 次、五十七ページをお願いします。十款一項三目奨学費の奨学資金貸付事業は、篤志家から御寄附いただいたものを基金に繰り出すものでございます。 五十九ページをお願いします。十款二項三目学校建設費につきましては、昨年十一月の国の予備費使用による国庫補助金を活用いたしまして、平戸市小学校校舎大規模改造事業を行うものでございます。 六十三ページをお願いします。六十三ページの五項四目社会教育施設費の総合情報センター、仮称であります、整備事業は、遺跡発掘調査が不用となったため減額をさせていただいているものであります。 六目文化振興費の未来創造文化振興基金積立金は、篤志家からの御寄付いただいたものを基金に積み立てるものであります。 次、六十七ページをお願いします。十一款一項一目農地等災害復旧費は、現年補助災害復旧事業及び過年補助災害復旧事業の事業費の決定に伴う減額であります。 二目漁港施設災害復旧費は、現年補助災害復旧事業の補助内示の増額となっているところであります。 次、七十一ページをお願いします。七十一ページの十二款一項二目利子でございますけれども、平成二十三年度借入額及び利率の減少に伴う減額となっております。 次、七十三ページでございますが、十三款二項一目交通船事業会計費は、運送収益の減及び修繕費の増による繰出金の増額となっております。 以上で説明を終わらせていただきますけれども、この補正予算成立後の平成二十四年度の予算の動向につきましては、いまだに確定しない状況にございます。歳入歳出ともに予算の補正が必要となってまいります。特に歳入につきましては、特別交付税や地方譲与税を初め市債等が確定をしていない状況にございます。また、歳出につきましても、各種事業費の確定に伴う調整が必要でありまして、例年のように三月末での最終専決処分をお願いするようになると思います。どうか事情を御賢察いただきまして、財政運営につきまして御理解と御協力賜りますようにお願いいたします。 以上で説明を終わらせていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(住江高夫君)  次、議案第三〇号の説明を求めます。 ◎総務部長(尾上輝義君)  議案第三〇号「平成二十四年度平戸市給与管理特別会計補正予算(第二号)」について御説明を申し上げます。 第一条におきまして、歳入歳出一千九百七十万九千円を追加いたしまして、補正後の歳入歳出予算の総額をそれぞれ三十四億四千百四万一千円とするものであります。 それでは、八ページ、九ページをお願いをいたします。 今回の歳出の主なものを御説明申し上げたいと思います。 今回の補正につきましては、国民年金法等の一部を改正する法律等の一部を改正する法律が公布・施行されたことに伴いまして、地方公務員共済組合法の規定によります地方公共団体の負担する率が平成二十五年二月十八日に告示をされまして改正されたことにより、職員共済組合負担金が増額となるものであります。 以上が主な内容でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(住江高夫君)  次、議案第三一号及び第三二号は福祉保健部所管でありますので、一括説明を求めます。 ◎福祉保健部長(小川茂敏君)  議案第三一号「平成二十四年度平戸市国民健康保険特別会計補正予算(第二号)」について御説明いたします。 事業勘定において、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ二億二百六十四万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ五十五億九千七百六十四万八千円とするものでございます。 今回の補正は、歳出では決算見込みによる一般被保険者療養給付等の増及び高額医療費拠出金等の額の確定による増額の補正、それに伴う歳入の国庫補助金等の変更額の補正及び収支均衡調整のため、財政調整基金を増額補正するものであります。 主なものにつきまして、事項別明細書で御説明をいたします。 六、七ページをお願いいたします。三款二項一目財政調整交付金及び四款療養給費等交付金、八款郷土事業交付金につきましては、額の確定により増額補正するものであります。 歳出につきまして、八ページ、九ページをお願いいたします。 二款一項一目被保険者療養給付費及び十ページでございますが、二項一目被保険者高額療養費は決算見込みによる医療費の増に伴い増額補正するものでございます。 十二ページ、十三ページをお願いたします。七款一項一目高額療養費拠出金、二目保険財政共同安定化事業拠出金は、それぞれ額の確定により増額するものであります。 十四ページ、十五ページをお願いいたします。十一款二項二目病院事業会計繰出金につきましては、X線テレビ装置の追加整備等に伴い増額補正するものでございます。 続きまして、議案第三二号「平成二十四年度平戸市後期高齢者医療特別会計補正予算(第二号)」について、御説明いたします。 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ四百二十六万四千円を追加し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ四億四百九十二万三千円とするものです。 今回の補正は、主に保険料の収納決算見込みによる増額補正を計上するものであります。 主なものとしまして、事項別明細書で御説明いたします。 六、七ページをお願いいたします。歳入の一款一項一目特別徴収保険料、二目普通徴収保険料につきましては、決算見込みにより増減額を補正するものであります。 三款一項二目保険基盤安定繰入金につきましては、負担金の額の確定により減額補正するものでございます。 八ページ、九ページをお願いします。 歳出につきましては、二款一項一目後期高齢者医療広域連合納付金について、後期高齢者医療保険料の決算見込みによる納付金の増額補正を行うものでございます。 以上でございます。 ○議長(住江高夫君)  次、議案第三三号の説明を求めます。水道局長。 ◎水道局長(松本和之君)  議案第三三号「平成二十四年度平戸市水道事業会計補正予算(第二号)」につきまして、御説明申し上げます。 今回の補正は、職員共済負担金の基礎年金拠出金分の率変更等に伴う人件費の増額と、国の緊急防災・減災事業による一般会計からの繰入金の増額に伴う資本的収入の財源の組みかえを行うものであります。 まず、第二条の収益的支出でありますが、営業費用を百四十九万四千円増額し補正後の総額を八億六千百七十五万八千円とするものであります。 また、第三条の資本的収入でありますが、企業債と補助金の財源の組みかえを行い、補正後の総額を二億三千八百五十八万三千円とするものであります。 資本的支出でありますが、建設改良費を三十五万円減額し、補正後の総額を五億一千七百十六万一千円とするものであります。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額二億七千八百五十七万八千円の補填につきましては、記載のとおりでありますので、御一読をお願いいたします。 第四条は、今回の補正に伴い記載の限度額を五千五十万円とするものであります。 それでは、補正内容につきまして、便宜上、五ページ及び六ページの予算説明書により御説明いたします。 まず、収益的収入及び支出でありますが、支出において今回の人件費の補正に伴い、それぞれの目におきまして、法定福利費等を増額しまして、営業費用を百四十九万四千円増額し、補正後の総額を八億六千百七十五万八千円とするものであります。 また、資本的収入でありますが、企業債を二千五百十万円減額するとともに、他会計補助金を二千五百十二万六千円増額し、補正後の総額を二億三千八百五十八万三千円とするものであります。 資本的支出につきましても、収益的支出と同じような理由で三十五万円を減額し、補正後の総額を五億千七百十六万一千円とするものであります。 以上で説明を終わらせていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(住江高夫君)  次、議案第三四号の説明を求めます。 ◎病院局長(田中義則君)  議案第三四号「平成二十四年度平戸市民病院事業会計補正予算(第二号)」について御説明を申し上げます。 今回の補正は、職員共済組合負担金の率の改定によるもの及び決算見込みによる診療材料費等の増額、さらには平戸市民病院における旧紐差病院医師住宅の建物及び土地の一部売却に伴う補正が主なものでございます。 第二条で、平成二十四年度平戸市民病院事業会計予算第三条に定めた収益的収入及び支出の予定総額を収入支出それぞれ二千四十四万五千円増額し、二十三億二千九百七十二万七千円とするものでございます。 また、三条において同じく予算第四条に定めた資本的収入の予定総額を五百四十四万八千円増額し、一億六千六百六十万千円とするものでございます。なお、資本的収入額が資本的支出額に対しまして不足する額は五千八百四十六万一千円で、この不足額に対する財源の補填につきましては、記載の通りでございます。 次のページをお願いいたします。第四条において、同じく予算第五条に定めた企業債の限度額につきまして、医療機械、器具等整備事業費の確定に伴い、二千九百七十万円に改めるものでございます。 第五条は同じく、第八条に定めた議会の議決を経なければ、利用することのできない経費につきまして、職員給与費を七百十七万二千円増額し、十四億一千五十六万九千円とするものでございます。 第六条は同じく予算第九条に定めた棚卸資産購入限度額につきまして二百四十二万五千円増額し、二億七千五百八十万五千円とするものでございます。 それでは、補正の内容につきまして、補正予算説明書により御説明を申し上げます。 前後いたしますが、便宜上、資本的収入から御説明をさせていただきたいと思います。 八ページ、一番最後のページになりますが、よろしくお願いしたいと思います。資本的収入のうち第一款平戸市民病院資本的収入の企業債負担金及び補助金並びに第二款生月病院資本的収入の企業債及び補助金につきましては、それぞれ対象となる医療機器等整備事業費が確定したことによるものでございます。 また、平戸市民病院資本的収入の固定資産売却代金は、旧紐差病院の医師住宅の建物及び土地の一部売却に伴うもので、土地の帳簿価格相当額と建物の売却代でございます。 次に、収益的収入及び支出でございますが、便宜上、支出のほうから御説明をさせていただきたいと思います。 七ページ、戻って七ページをお願いいたします。一款平戸市民病院事業費用の給与費及び第二款生月病院事業費用の給与費の増額は、いずれも法定福利費における職員共済組合負担金のうち、基礎年金負担金の率の改定によるものでございます。 次に、平戸市民病院事業費用の二目材料費につきましては、決算見込みによる診療代医療費の増額を行うものでございます。 また、同じく三目経費につきましては、給湯ボイラーの本体部分の取りかえ、修繕を行うなどの増額を行うものでございます。 三項特別損失の固定資産売却等につきましては、先ほど申し上げました旧紐差病院の医師住宅の建物に係るものでございます。 次に、収入でございます。六ページをお願いいたします。 第一款平戸市民病院事業収益及び第二款生月病院収益の医療外収益の一般会計負担金は、支出における給与費の補正に伴う一般会計からの繰入金の増額が主なものでございます。 また、生月病院収益の医業外収益の国民健康保険特別会計負担金は、当直応援医師に係るものでございます。 また、平戸市民病院事業収益の特別利益の固定資産売却益につきましては、先ほども申しました旧紐差病院医師住宅の土地に係るものでございます。 なお、今回の補正に伴い、事業収益のうち、平戸市民病院事業収益及び生月病院事業収益の外来収益について、それぞれ増減を行い収支を合わせております。 以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(住江高夫君)  次、議案第三五号の説明を求めます。 ◎大島支所長(山野上和則君)  議案第三五号「平成二十四年度平戸市交通船事業会計補正予算(第三号)」について御説明を申し上げます。 今回の補正は、収入において運送収益の減に伴う、他会計補助金の増額、支出において燃料潤滑油、神浦待合室の建てかえ工事に伴う固定資産減耗費の増額が主なものでありまして、第二条は平成二十四年度平戸市交通船事業会計予算第三条に定めた収益的収入及び支出の予定総額を収入支出それぞれ六百四十八万八千円を増額し、補正後の収入支出予定総額を一億八千八百九十八万三千円とするものでございます。 第三条は、議会の議決を経なければ流用することができない経費について、船員給与費を六万九千円、職員給与費を十二万三千円それぞれ増額するものでございます。 第四条は予算第八条中、一般会計からこの会計補助を受ける金額につきまして、一千百七十一万四千円を増額し、五千二百一万九千円とするものでございます。 それでは、補正の内容につきまして、予算説明書により御説明を申し上げます。五ページをお願いいたします。 便宜上、支出から御説明いたします。 一款一項三目船員費及び十三目一般管理費の法定福利費は、基礎年金の負担率の変更に伴う増額でございます。 次に、六目燃料潤滑油費の増額につきましては、第二フェリー大島中間決算におきまして、追加工事が発生したことで修繕費に予算不足を生じ、燃料潤滑費から流用していたことによる増額が主なものでございます。 次に、十二目固定資産減耗費につきましては、神浦待合所建て替えに伴う、旧神浦待合所の除却に伴う増額でございます。 次に、三項二目固定資産売却損の増額につきましては、的山待合所、神浦待合所建てかえに伴い、使用をしておりました仮設待合所を処分したことによる固定資産売却損でございます。 次に、収入でございますが、四ページをお願いいたします。 一款一項一目運送収益の五百二十二万六千円の減額につきましては、旅客車両におきまして利用量が当初の見込みよりも少なかったことによる減額でございます。 二項一目他会計補助金は、一般会計から補助金の増額でございます。 以上で説明を終わります。よろしく御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(住江高夫君)  次、議案第三六号の説明を求めます。 ◎総務部長(尾上輝義君)  議案第三六号「平成二十五年度平戸市一般会計予算」につきまして、御説明を申し上げたいと思います。 初めに資料を二種類使って、私のほう、御説明申し上げますので、予算書と合わせて、「当初予算案の概要」というのを別冊で刷り物を用意しておりますので、二種類を見ながらってなことに説明になりますので、御準備をお願いいたしたいと思います。 それでは、まず、予算書のほうからお開きいただきまして、まず、一ページをお願いいたします。 平成二十五年度平戸市一般会計予算総額二百二十九億七千万円でございます。予算編成におきましては、合併特例措置廃止を見据えた財政運営を図るために、スクラップアンドビルト方式をあるいはサンセット方式の徹底によりまして、捻出された財源を重点的に配分を行い、予算措置を編成をいたしたところであります。 平成二十四年度の一般会計当初予算総額が二百四十四億千万円でございましたので、当初予算の対前年度比率、比較は十四億四千万円の減額、率にいたしますと五・九%の減となっておるところであります。しかしながら、七億六千八百四十七万円の市債の繰り上げ償還を計上いたしておりますので、これを除きますと実質の予算規模は三・二%の減となっておるところであります。 初めに、先ほど私、冒頭で申し上げましたように、「当初予算案の概要」という資料がございますので、この資料に基づきまして御説明を申し上げたいと思います。 この資料の一ページあるいは二ページには、基本方針あるいは一般会計当初予算総額の内容について掲載をいたしております。 この資料の三ページをお開き願いたいと思います。平成二十五年度当初予算額と平成二十四年度当初予算額の比較によりまして、歳入の主な内容を御説明申し上げたいと思います。 市税は地方財政計画では一・一%増の見込みとなっておりますけれども、本市におきましては、個人市民税の納税義務者数の減少あるいは固定資産税の土地評価額の減額などによりまして一・二%、三千三百四十万一千円の減額、構成比一一・六%となっておるところであります。 地方譲与税から地方特例交付金までの七件につきましては、これは地方財政計画の伸び率により算定をし、計上をいたしております。 次に、地方交付税でありますけれども、四・六%の減、四億九千万円の減額であります。構成比四四・二%となっておるところであります。 地方財政計画については、地方交付税は対前年度比三千九百二十一億円、二・二%の減となっておるところであります。普通交付税は、九十億五千万円を計上いたしておりますけれども、平成二十五年度の欠損見込み額を申し上げますと、九十二億五千万円と試算を、私ども、しておりまして、差額の二億円につきましては、今後の行政事業の財源として留保しておるというふうなところでございます。 なお、特別交付税は前年度と同額の十一億円を計上いたしております。 繰り入れ金は二九・六%減、三億三千九百八十六万九千円の減額であります。内容につきましては、市債の繰り上げ償還のための減債基金繰り入れ金が減額となったものが主な要因であります。市債が一〇・三%の減、三億三千七百四十万円の減となっております。主な要因は、合併特例債の発行予定額の減額によるものであります。 次に、四ページの歳出の主な内容を性質別に御説明を申し上げたいと思います。 四ページでありますけれども、まず初めに人件費でございますけども、二・八%減、一億七百六十八万円の減額となっております。主な要因といたしましては、今後の普通交付税の段階定な減額を想定した財政運営を考慮した上で、退職者数に対し採用を控えたことによる影響であります。 次、補助費等は五・六%の増であります。主な要因は、病院事業会計繰出金、国体及び高校総体実行委員会への補助に係るものが主な要因でございます。公債費が二〇%の減でございます。主な要因といたしましては、繰り上げ償還の減による影響であります。 次、投資的経費は一二・一%減でございまして、構成比一九・四%となっております。主な要因といたしましては、防災行政無線整備事業など、普通建設事業費の減額による影響であります。 次に、六ページをお願いいたします。六ページにつきましては、総合計画の施策体系別に、前年度と比較したものでございます。 次に、七ページから九ページでありますけれども、当初予算額の分析及び市債残高など財政の各種指標を掲載しておりますので、御一読をお願いいたしたいと思います。 次に、十ページから十二ページまでは、新規事業を掲載いたしております。新規のソフト事業二十五件、ハード事業十四件でございます。 次、十三ページから二十二ページにつきましては、総合計画の施策体系別に主要事業を掲載をいたしております。この分につきましては、御一読をお願いいたしたいと思います。 次に、二十三ページからでございますけど、二十三ページは基金の状況、二十四ページにつきましては、これは目的税の使途状況、それから二十五から二十七でありますけれども、これは特別会計及び企業会計の当初予算案の概要について掲載いたしておりますので、いずれも御一読をお願いいたしたいと思います。 それでは、予算書の五ページ、六ページにお戻りをお願いいたしたいと思います。 平成二十五年度当初予算書の六ページをお開きお願いいたします。 第二表、債務負担行為から内容を御説明申し上げます。まず、債務負担行為の内容につきましては、事項欄に記載をしております事業等に対しまして、翌年度以降に債務の履行を行うものでございまして、期間あるいは限度額を定めたものであります。 七ページの第三表、地方債でございますけれども、記載目的欄の建設事業等に対する起債の借り入れを予定しているものでございまして、この詳細につきましては、後ほど四十七ページからの二十款市債のところで御説明を申し上げたいと思います。 それでは、戻りますけれども、一ページにお戻りをお願いいたしたいと思います。 第四条、一時借入金につきましては、資金運用面において歳計現金が不足をし一次的に資金を借り入れる場合の最高限度額を三十四億円と定めるものであります。 第五条の歳出予算の流用につきましては、予算の執行上、流用の必要が生じた場合、地方自治法第二百二十条第二項ただし書きの規定により流用ができるようお願いをするものであります。 続きまして、歳入歳出予算事項別明細書のうち、十一ページから五十ページまでの歳入でございますけど、この内容を御説明を申し上げます。 なお、各目各節ごとの内容につきましては、説明欄に記載をいたしておりますとおりでございますが、このうち主な事業等につきまして、内容を簡潔に御説明をいたしたいと存じます。御承知のほどよろしくお願いいたします。 それでは、十一ページをお願いいたします。 十一ページから十二ページの市税であります。 一款一項市民税の一目個人につきましては、対前年度比二・四%の減となっております。内容といたしましては、納税義務者数減などが主な減額の、主な要因であります。 次、市たばこ税は一二・五%の増、金額にいたしますと二千五百五十万円というようなことで、比較欄がありますけれども、これは平成二十五年四月から県たばこ税が市たばこ税へ、税率移譲の税制改正によるものであります。 次に、十一ページから十四ページにかけまして、二款地方譲与税から八款、地方特例交付金までは、地方財政計画による増減を見込んで計上いたしておるところであります。 十三ページをお願いします。九款地方交付税につきましては、先ほど御説明申し上げましたけれども、制度改正に留意の上、地方財政計画に基づき予算計上を行っておるところであります。 次、十五ページをお願いします。十一款一項分担金のうち一目農林水産業費分担金は、農村災害対策整備事業あるいは漁港事業などの建設事業費に対するものでございまして、二目教育費分担金は、重要文化的景観保護推進事業、災害復旧費分担金は過年災に対する分担金などとなっておるところであります。 十二款使用料及び手数料につきましては、各施設の使用料と照明等の手数料でございまして、それぞれ説明欄に記載をしております。御一読のほどお願いいたします。 次、十九ページをお願いいたします。十三款一項国庫負担金のうち一目民生費国庫負担金につきましては、障害者自立支援給付費事業の社会福祉費負担金、保育所運営費等の児童福祉費負担金、生活保護費負担金などとなっております。 次、二十一ページをお願いします。二項国庫補助金のうち二目民生費国庫補助金は、障害者自立支援給付費等事業の社会福祉費補助金、子育て支援交付金などの児童福祉費補助金が主なものとなっております。 次、三目衛生費国庫補助金の二節清掃費補助金の循環型社会形成推進交付金につきましては、生月地区及び田平地区のごみ処理施設の解体跡地にストックヤード整備を行うものであります。 次、二十三ページをお願いします。四目農林水産業費国庫補助金の二節水産業費補助金につきましては、獅子漁港関連の整備に対するものであります。 次、六目土木費国庫補助金の一節道路橋梁費補助金につきましては、道路新設改良事業費、市道山中紐差線ほか四路線の整備に対するもの及び橋梁長寿命化事業に対するものとなっております。 二節都市計画費補助金のまちづくり交付金につきましては、市道亀岡循環線の改良事業及び(仮称)観光交流センター整備事業が主なものとなっておりまして、まちなみ環境整備事業につきましては、崎方町など旧町部の修景施設整備、道路美装化及び平戸志々伎線の電線類地中化事業が主なものとなっておるところであります。 三節住宅費補助金につきましては、市営大膳原住宅等の公営住宅整備事業に対するものが主なものとなっております。 次、五目消防費国庫補助金の消防防災施設整備事業費は耐震性貯水槽に対する補助であります。 次、二十五ページをお願いします。八目教育費国庫補助金の二節中学校費補助金のうち、主なものといたしましては、平戸中学校グランド整備事業に対するものが主なものであります。 四節社会教育費補助金につきましては、総合情報センター整備事業に対するまちづくり交付金事業、伝統的建造物群保存地区整備事業、重要文化的景観保護推進事業が主なものとなっております。 次、二十五ページから二十八ページにかけましての十四款一項県負担金のうち主なものといたしましては、一目民生費県負担金の障害者自立支援給付費等事業等の社会福祉費負担金、保険料軽減に係る後期高齢者医療費負担金と、国民健康保険費負担金、保育所運営費及び児童手当給付費などとなっております。 次、二十九ページをお願いします。二項一目教育費県補助金につきましては、国土調査事業が主なものとなっております。 次、二項二目民生費県補助金の一節社会福祉費補助金の主なものといたしましては、三十二ページの福祉医療費助成事業費、認知症対応型グループホーム二施設の整備に係る地域介護福祉空間整備事業及び延長保育など、保育対策等促進事業費等となっておるところであります。 次、三十三ページをお願いします。四目農林水産業費県補助金のうち、一節農業費補助金の主なものといたしましては、農業振興費補助金の中山間地域等直接支払交付金及び長崎鳥獣被害防止総合対策事業費などとなっております。 次、三十五ページをお願いします。三節水産業費補助金の主なものといたしましては、大島地区の種苗つき海藻礁設置に係る水産環境整備事業費、早福漁港、獅子漁港改修に係る地域水産物供給基盤整備事業費、志々伎漁港、白石漁港改修に係る漁村再生交付金事業、早福地区の集落内道路を整備する漁業集落環境整備事業が主なものでございます。 次に、五目商工費県補助金の緊急雇用創出事業臨時特例基金事業につきましては、新たに十九人の雇用を予定をいたしているところであります。 次、三十七ページをお願いします。九目災害復旧費県補助金につきましては、農地等災害復旧事業の過年災分となっておるところであります。 次、三項一目総務費委託金の主なものでありますけれども、二節徴税費委託金の個人県民税徴収取扱費交付金が主なものであります。 次、四十一ページをお願いします。十七款一項基金繰入金のうち、一目減災基金繰入金につきましては、市債繰り上げ償還のため、繰り上げを行うものであります。 二目「やらんば!平戸」応援基金繰り上げ金から九目スポーツ推進基金繰入金までは、各課が所管をいたしておりますソフト事業あるいはハード事業へ充当するための各種基金からの繰入金となっておるところであります。 次、四十三ページをお願いします。四十三ページの二項一目他会計繰入金の病院事業会計繰入金は路線バス維持対策事業のため繰り入れを行うものであります。 次、四十七ページをお願いします。二十款市債の内容でありますけれども、一項一目総務債から九目の災害復旧債まで、それぞれの適債事業を厳選をいたしまして、普通交付税に参入される有利な起債の計画的な運用を図ったところでございます。主な市債といたしましては、合併特例債、過疎対策事業債、辺地対策事業債、臨時財政対策債などとなっております。 なお、十一目臨時財政対策債につきましては、地方の財源不足を補うため、普通交付税から振りかえて発行するものとなっております。 以上で歳入の説明を終わらせていただきたいと思います。 引き続きまして、これ、五十一ページから百九十六ページまでになりますけれども、歳出の内容につきまして、それぞれ担当所管から御説明をいたしますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 それでは、最初に五十一ページをお願いいたします。一款一項一目議会費でございますけども、この内容につきまして、主な内容といたしましては、議員報酬と議会経費、議会中継システム管理費用等、議会運営経費となっておるところでございます。 以上で議会費の説明を終わらせていただきます。 次、五十三ページから五十四ページの二款一項一目一般管理費について御説明をいたします。この内容といたしましては、特別職二名、職員五十二名分の給与費及び退職手当事業負担金等の人件費が主なものでございまして、全体の七八・七%というふうなことになっております。 増額の主な要因といたしましては、説明欄十五でございますけれども、本庁舎施設整備事業で計上いたしております本庁舎耐震補強設計エレベーター改修に要する経費及び説明欄十九の一般管理事務経費で計上しております高濃度微量PCB廃棄物処理に伴う経費が主な増額の要因となっておるところでございます。 以上であります。 ◎市長公室長(山口龍一郎君)  同じく五十三ページから五十六ページ、二目広報費ですが、説明欄一、CATV管理運営事業につきましては、ふるさと大島情報提供施設に係る管理運営費となっております。 次に、説明欄二市政情報発信事業につきましては、広報ひらど発行及びホームページ管理に係る経費であります。 ◎総務部長(尾上輝義君)  五十五ページ、五十六ページであります三目財政管理費でありますけども、これの主な内容につきましては、財務会計システム管理経費及び予算書印刷などの財政運営経費となっております。 以上であります。 ◎会計管理者(久家啓史君)  同じく五十五ページ、四目会計管理費でございます。説明欄、会計管理事務経費について御説明いたします。 内容につきましては、臨時職員一名の賃金と通常業務に要する事務経費でございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ◎総務部長(尾上輝義君)  五目財産管理費でありますけども、主な内容といたしましては財政調整基金あるいは減債基金の積立金、建物、自動車等の災害共済保険料などの市有財産管理費経費となっているところであります。 以上であります。 ◎市長公室長(山口龍一郎君)  続きまして、五十七ページ、五十八ページをお願いします。六目企画費ですが、説明欄二、総合計画策定事業につきましては、平成二十年度から二十九年度までの計画期間である平戸市総合計画が平成二十五年度に中間年を迎えることから、見直しを行うための経費を計上しております。 続きまして、七目情報通信費ですが、説明欄二、ネットワークシステム維持管理経費は、庁内、支所等の公共施設間の情報系ネットワークの運用管理を行うネットワークシステム維持管理経費であります。 説明欄四、総合行政情報システム維持管理経費は、住民記録などの基幹系システムの運用管理を行う総合行政情報システム維持管理の経費を計上しております。 ◎総務部長(尾上輝義君)  五十七から六十ページにありますけど、二款一項六目支所出張所費でございますけど、内容といたしましては職員十五名分の人件費、各支所出張所及び連絡所の庁舎管理あるいは事務経費に要する経費となっております。 以上であります。 ◎監査・選管事務局長(内山久実夫君)  五十九ページ、六十ページの九目公平委員会費でございますが、公平委員会事務経費として、公平委員三名分の報酬などを計上いたしております。 以上でございます。 ◎市民生活部長(森宗隆君)  同じページの十目交通安全対策費について説明いたします。 主なものは説明欄三の交通指導員活動推進事業は、交通指導員四十四名分の報酬並びに活動に要する経費、また、五番の交通安全対策推進事業は、警察に配属されております交通安全指導員設置に伴う負担金並びに平戸地区交通安全協会等に対する補助金でございます。 ◎市長公室長(山口龍一郎君)  続きまして、十一目文化センター費ですが、平戸文化センターの指定管理料が主なものです。 続きまして、六十一ページ、六十二ページをお願いします。十二目ふるさと振興費ですが、説明欄四、協働によるまちづくり推進事業は、市民一人一人がまちづくりの主役となるため、市民と行政が相互理解のもとで役割と責任を果たす協働のまちづくりを推進するための補助金が主なものです。 なお、新規事業として、推進事業は、予算編成の基本方針に掲げております「市民主役のまちづくり」を目指すもので、市民組織によるコミュニティー運営協議会を設置し、まちづくり交付金を交付して地域の自主性、主体性によるまちづくり体制を構築するものであります。今年度は、モデル地区として度島地区に導入し、検証を行うこととしております。 次に、十三目国際交流費ですが、新規事業として説明欄四、平戸英国商館設置四百周年記念事業は、市が主催する記念式典及び「ANJINサミット」などや、民間団体等から提案されたソフト事業を中心に実行委員会が主催する事業を展開してまいります。 説明欄六、ノールトワイケルハウト市姉妹都市交流事業につきましては、隔年での訪問、受け入れという形で実施することとしておりましたけれども、双方協議の上、単年度で訪問、受け入れを行い、さらに交流を深めることといたしております。 ◎建設部長(白鞘敏夫君)  六十三ページ十四目国土調査費ですが、説明欄二、国土調査事業一億二千四百九十三万四千円について御説明いたします。 第六次国土調査事業十ヵ年計画に基づき、岩ノ上町、戸石川町、大久保町のそれぞれの一部と、新規といたしまして、中部地区紐差町の一部の地籍調査を実施するものであります。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ◎市長公室長(山口龍一郎君)  続きまして、十五目地域政策費ですが、地域審議会運営事業及び地域自治区協議会運営事業に係る経費となっております。 次に、六十三ページから六十六ページ、十六目交通政策費ですが、新規事業として説明欄四、路線バス利用環境整備事業は、バス利用者の利便性向上と公共交通利用促進を図るため、バス待合室施設の整備を行うものです。 六十六ページの説明欄八、離島住民航路旅客運賃低廉化事業は、国、県の補助を受け、度島航路において、度島地区住民の負担軽減を図るため、フェリー旅客運賃の割引制度を本年四月から開始することに伴う運賃軽減分の補助であります。 ◎市民生活部長(森宗隆君)  同じく六十五、六十六ページです。十七目諸費について説明いたします。 主なものといたしましては、説明欄一の防犯灯管理運営事業の防犯灯設置整備等に要する補助金、それと、六番の消費者行政活性化事業は、消費生活総合相談に要する経費でございます。 続いて六十七ページから七十ページをお願いいたします。一目税務総務費につきましては、説明欄の三、庁用自動車の購入経費、四の税務総務事務経費の税務業務全般を遂行するための諸経費でございます。 次に、二目賦課徴収費につきましては、説明欄一の納税組合事務費交付金と説明欄四の土地評価システム管理事業、五の宅地評価鑑定事業につきましては、平成二十七年度に固定資産税評価がえに向けての諸費用の整備を行う経費でございます。 七の市税過誤納付金還付金につきましては、修正申告あるいは法人確定申告により、過年度分の納付税に還付が生じた場合の経費でございます。 続いて七十一、七十二ページをお願いいたします。一目戸籍住民基本台帳費につきましては、主なものといたしまして、説明欄二、戸籍事務システム管理事業の戸籍情報システムに係るデータの保護管理に要する経費を初め、三の住基ネットワークシステムの管理経費、今回新規事業といたしまして、四の戸籍副本管理システム導入事業につきましては、東日本大震災により戸籍正本が滅失したため、その教訓をもとに、西日本の戸籍データを北海道に、東日本は関西にそれぞれ戸籍副本データ管理センターにおいて管理するために要する事業でございます。 以上でございます。 ◎監査・選管事務局長(内山久実夫君)  七十三ページから七十六ページの選挙費について御説明いたします。 一目選挙管理委員会費でございますが、職員一名分の人件費と、選挙管理委員会委員四名分の報酬など、選挙管理委員会事務経費を計上いたしております。 次に、二目選挙啓発費でございますが、明るい選挙推進活動のための啓発に要する経費を計上いたしております。 三目参議院議員通常選挙費でございますが、平成二十五年七月二十八日、任期満了に伴い、選挙執行に要する経費を計上いたしております。 四目長崎県知事選挙費でございますが、平成二十六年三月一日の任期満了に伴い、選挙執行に要する経費を計上いたしております。 次に、七十五ページ、七十六ページの五目平戸市長選挙、市議会議員一般選挙費でございますが、平成二十五年十一月五日の任期満了に伴う選挙執行に要する経費を計上いたしております。 以上でございます。 ◎市長公室長(山口龍一郎君)  続きまして、七十七ページから七十八ページをお願いします。二目基幹統計調査費ですが、主な事業として、説明欄二、住宅土地統計調査事業は五年ごとに実施されるもので、住宅関係諸施策の企画・立案等の基礎資料となるものであります。 説明欄四、漁業センサス事業は、五年ごとに実施されるもので、水産行政施策の企画・立案等の基礎資料となるものであります。 ◎監査・選管事務局長(内山久実夫君)  七十九、八十ページの監査委員費について御説明いたします。監査委員事務経費として、職員三名分の人件費と監査委員二名分の報酬などを計上いたしております。 以上でございます。 ◎福祉保健部長(小川茂敏君)  八十一ページをお願いいたします。民生費の主なものについて御説明をいたします。一項一目社会福祉総務費の主なものは、職員給与を初め、社会福祉協議会、社会福祉センターの運営補助及び民生委員・児童委員の活動費、福祉健康まつり、戦没者追悼に要する経費等であります。本年十二月一日は、民生委員・児童委員の改選期となっております。 二目障害福祉費につきましては、在宅及び施設入所の身体障害者、知的障害者、精神障害者並びに法の改正により対象が拡大された難病等に対する各種福祉サービスに要する経費であります。 次ページをお願いいたします。八十三ページです。説明欄十六の育成医療給付費は、県から市へ権限移譲された新規事業で、身体障害を持つ児童に対し、手術等の治療を提供し、生活の能力を得られるように、必要な自立支援医療費の支給を行うものでございます。 三目老人福祉費の主なものとしましては、職員給与費及び在宅の高齢者の支援事業に対する経費でございます。 八十五ページをお願いいたします。四目老人措置費の主なものにつきましては、養護老人ホーム入所者の措置費及び事務費等でありまして、年度中における入所者は光の園のほか七施設で九十一名を予定いたしております。 五目老人医療事務費につきましては、老人医療給付費の負担分でございます。 六目後期高齢者医療費につきましては、職員給与費及び後期高齢者医療療養給付費の市負担分及び事務費等を後期高齢者医療会計へ繰り出すものでございます。 同じく七目国民年金事務費につきましては、職員給与費が主なものでございます。 続きまして、八十七ページをお願いいたします。八目国民健康保険費につきましては、職員の給与費及び国保事業会計繰出金を計上いたしております。 九目介護保険事務費につきましては、介護保険事業勘定会計繰出金が主なものでございます。 八十九ページをお願いいたします。二項一目児童福祉総務費につきましては、乳幼児等の医療費負担の軽減を目的に行っている福祉医療給付事業、安心して子育てができる環境整備のための各種の保育事業の支援等を行うものでございます。 九十一ページをお願いいたします。二目児童措置費につきましては、児童手当の給付費と市内十七ヵ所の民間保育所の保育所運営費が主なものでございます。 次に、三目母子福祉費につきましては、児童扶養手当給付事業等、ひとり親の支援事業費が主なものでございます。 四目児童福祉費施設費につきましては、公立保育所三ヵ所、児童館一ヵ所の管理運営に要する経費及びへき地保育所六ヵ所の社会福祉協議会に対する指定管理料等でございます。 なお、志々伎町僻地保育所において、駐車場の改修整備を行い、安全管理の推進を図ってまいる予定でございます。 九十五ページをお願いいたします。三項一目生活保護総務費の、説明欄三、生活保護受給者就労支援事業につきましては、就労支援員を一名配置し、生活保護受給者の早期就労及び自立を支援する事業でございます。 次に、二目扶助費につきましては、被保護世帯に対する生活保護費であります。本年一月における措置状況ですけれども、三百八世帯、三百九十三名で、前年度と比較しまして世帯数で七世帯の減、人員で二人の増という状況でございます。 九十七ページをお願いいたします。四項一目災害救助費は、災害等小災害罹災における見舞金及び不慮の事故に対する弔慰金・事務に要する経費でございます。 続きまして、次ページをお願いいたします。四款衛生費につきまして御説明をいたします。 一項一目保健衛生総務費は、主に保健センターの職員給与費及び妊産婦健康診査事業などの経費を計上いたしております。 説明欄四番の幼児健康診査事業は、母子保健法第十二条による一歳六ヵ月児健診、三歳児健康診査に係る経費が主なものでありますけれども、平成二十五年度から新たに五歳児健診をモデル事業として取り組み、主に発育障害の早期発見・早期治療支援を強化することとしています。 それから、二目予防費でございます。予防接種法に基づく感染症予防のための予防接種に係る経費でございます。 子宮頸がん予防、ヒブ、小児用肺炎球菌のワクチンの接種につきましては、二十五年度から定期接種化され、普通交付税措置が講じられることとなっております。 同じく三目健康増進費につきましてですが、百一ページをお願いいたします。説明欄八のがん検診事業でありますが、胃がん、肺がん等の各種がん検診に要する経費でございまして、市内医療機関に対する委託料が主なものでございます。 説明欄十のがん検診推進事業は、国のがん対策推進事業で、子宮がん、乳がん及び大腸がん検診について、一定の年齢に達した人に無料クーポン券を交付し、受診率向上及びがんの早期発見と正しい健康知識の普及啓発を図るもので、検診委託料が主なものでございます。 以上でございます。 ◎市民生活部長(森宗隆君)  四目環境衛生費についてでございますけれども、主なものといたしましては、備考欄四、太陽光発電システム設置促進事業につきましては、昨年に続き家庭用太陽光発電システムの設置、五十基に対する補助事業でございます。 九番の田平地区斎場利用支援事業につきましては、松浦火葬場組合の解散に伴い、火葬料金が館外料金というようなことから、その差額につきまして五年間の期限で補助する新たな経費ということになっております。 次に、五目公害対策費につきましては、三番の公共用水域の水質検査、四番の自動車騒音常時監視面的評価事業が主なものでございます。 ◎総務部長(尾上輝義君)  百三ページ、百四ページでありますけど、六目企業等施設整備費につきまして御説明申し上げます。 水道事業会計あるいは病院事業会計への繰出金につきましては、地方公営企業法等に定めます経営の健全化と基盤の強化のための地方財政計画に基づく地方公営企業繰出基準等による繰り出しであります。 また、国民健康保険の度島、大島拠出金勘定会計への繰出金につきましては、経常収支不足額を補填するものとなっております。 以上であります。 ◎市民生活部長(森宗隆君)  同ページの七目飲料水供給施設管理費につきましては、高島地区の飲料水供給に要する経費を計上いたしております。 次に、百七ページ百十ページをお願いいたします。一目清掃総務費につきましては、説明欄三の北松北部環境組合に対する運営及び公債費の負担金、四の地区振興補助金につきましては、大島地区への振興補助金でございます。 続いて、二目じんかい処理費でございますが、主なものといたしましては、備考欄六の一般廃棄物収集事業の一般家庭からごみステーションに集められたごみ収集の委託料のほか、七番のストックヤード整備事業につきましては、生月、田平両ごみ処理施設の解体後の跡地に漂着物の仮置き場としてのストックヤードを建設する経費でございます。 このほか、備考欄に記載しておりますように、市内廃棄物施設のダイオキシン類の検査委託料、あるいは海岸漂着物の処理に係る経費、資源ごみ回収の団体に対する交付金、大島クリーンセンターの管理運営並びに市内四ヵ所の最終処分場の管理経費に要する経費でございます。 続きまして、百九、百十をお願いします。三目し尿処理費でございますけれども、説明欄一の浄化槽設置整備事業につきましては、合併浄化槽百二十四基分の補助金を計上いたしております。 二のし尿収集運搬事業につきましては、し尿収集運搬に伴います許可業者へのし尿運搬の交付金、三のし尿処理施設解体事業につきましては、生月にありますし尿処理施設の解体に要する経費でございます。 四は、大島地区のし尿処理に要する経費、五は田平地区にあります馬ノ元地区浄化センターの管理運営経費でございます。 ○議長(住江高夫君)  ここで十分間休憩いたします。                午後二時三十八分 休憩                ~~~~~~~~~~~                午後二時四十八分 再開 ○議長(住江高夫君)  休憩中の本会議を再開いたします。 引き続き議案説明を続行いたします。 ◎福祉保健部長(小川茂敏君)  百十一ページ、百十二ページをお願いいたします。労働費につきましては、平戸市シルバー人材センターの運営費の一部補助が主なものでございます。 以上でございます。 ◎農委事務局長(前田洋志君)  百十三ページから百十四ページ六款一項一目農業委員会について御説明いたします。 主な事業といたしまして、説明欄三の農地制度実施円滑化事業、これは農地利用状況調査や、農地基本台帳の整備を行うものであります。 説明欄五、農業委員会運営事業につきましては、主に農業委員三十三名の報酬並びに費用弁償等となっております。 以上でございます。 ◎農林水産部長(荒木誠君)  百十三ページ、百十四ページ、同じページをお開きください。六款一項二目農業総務費につきましては、十八名分の職員給与費が主なものでございます。 百十五ページ、百十六ページをお開きください。三目農業振興費の主なものにつきまして御説明いたします。 説明欄二番の中山間地域等直接支払交付金事業は、中山間地域及び離島平地における耕作放棄地の防止と、コミュニティー機能の増進を図るため協定を締結した集落に対する交付金及び事務費でございます。 四番、耕作放棄地等解消総合対策事業は、国の耕作放棄地再整備を緊急対策交付金を活用し、耕作放棄地の解消を図るため、せま地直し、農道の改修などの基盤整備に対する補助を行うものであります。 五番、農援隊設置事業は、緊急雇用創出事業により、労働・労力不足が原因で、規模拡大や新規品目導入などに踏み切れない認定農業者等の農作業支援を展開し、農業経営の経営改善促進を図るもので、七名の雇用を予定しております。 九番、経営所得安定対策直接支払推進事業は、農業者個別所得補償制度推進事業が名称変更されたもので、水田における作付確認など、制度運営に必要な経費について事業主体である平戸市地域農業再生協議会へ補助するものであります。 十番、農地・水保全管理支払交付金事業は、地域一体となり、農地、農業用排水路などの保全管理の取り組みを行う共同活動と水路農道の補修などの向上活動を実施する組織に対し交付金を交付し、支援するものであります。 十一番、有害鳥獣被害防止対策事業は、イノシシの捕獲報酬金や箱わな購入及び有害鳥獣被害防止実施隊員報酬などの経費でございます。 十二番、鳥獣被害防止総合対策事業は、イノシシによる農作物被害防止のためのワイヤーメッシュ柵や電気柵の設置者に対し補助を行うものであります。 十三番、イノシシ被害まちなか対策事業は、市街地や住宅密集地に出没するイノシシの被害対策について、住民みずからが取り組むモデル地区を選定し、その活動に対し支援を行うものでございます。 十六番、新規就農支援事業は、就農意欲の喚起と就農後の定着、そして地域のリーダーを育成するため、六名の新規就農者へ支援を行うものでございます。 次に、四目畜産費の主なものについて、御説明いたします。百十七、百十八ページをお開きください。 二番、家畜導入事業は、長崎県家畜導入事業により、優良な繁殖雌牛を導入する畜産農家に対し、県補助金に市単独分を上乗せして助成を行い、増頭対策としての支援を行うものでございます。 五番、平戸牛の里づくり事業は、五年後に宮城県で開催される全国和牛能力共進会での日本一を目指して、平戸牛の産地力と認知度を向上させる事業で、主に平茂晴の産子及び但馬系繁殖雌牛の導入などを推進・強化する取り組みであります。 六番、肉用牛経営活力アップ事業は、肥育牛舎の整備をする事業者に対し補助を行い、肥育牛の供給体制の強化と平戸牛の産地力の向上を図るものでございます。 五目農地費の主なものについて御説明いたします。 三番、農村災害対策整備事業県工事負担金につきましては、地域防災対策推進地域等の災害防除のため、農村地域における農業用施設の整備計画に基づき、生月と大島地区の調査測量及び生月地区のため池の安全対策工事に対する負担金でございます。 五番、農村災害対策整備事業は、県営事業の要件に該当しない農業用施設等について、団体へ、により整備を行うものです。事業実施箇所としましては、生月地区において用排水路及び緊急避難路の整備を行うこととしております。また、大島地区においては、平成二十五年度より新規事業として用排水路の整備工事に係る測量及び設計業務委託を行うものでございます。 七番、土地改良推進事業のうち畑地総合整備事業資金償還助成金は、田平土地改良区が行った土地改良事業の資金拡充面にかかわる市負担分の償還に対する助成でございます。 百十九ページ、百二十ページをお開きください。六目農業施設費につきましては、指定管理施設及び直営による農業施設の管理運営経費でございます。 次に、百二十一ページ、百二十二ページをお開きください。一目林業総務費につきましては、一番、二名の職員給与費と、五番、林道環境整備事業は、緊急雇用創出事業により林道の陰切りや側溝の土砂除去を行うもので、そのほか市有林や森林公園にかかわる維持管理が主なものでございます。 次に、二目林業振興費につきまして、御説明いたします。 一番、海岸防災林造成事業県工事負担金は根獅子海岸の防潮堤が老朽化により機能低下していることから、県が事業主体となり、防潮護岸を設置し、保全対象区域の民家及び農地等を保護するための県工事負担金であります。 三番、環境林整備事業及び森林病害虫対策事業は、防風、防潮林である松林を病害虫から守るため、マツクイムシによる被害林の抜倒駆除や薬剤散布などを行うものでございます。 百二十三ページ、百二十四ページをお開きください。一目水産業総務費でございます。 説明欄一番、職員六名分の職員給与費でございます。 二目水産業振興費、説明欄二番、漁業整備事業県工事負担金は、長崎県が大島村大根坂地先で実施する漁場環境保全事業に対しての市負担金でございます。 三番、離島漁業再生支援交付金事業は、離島地区における地域の実情に応じた沿岸漁業の振興策を支援する事業であり、大島の的山及び大根坂、度島、高島地区において、昨年に引き続き実施いたします。 四番、水産環境整備事業は、大島村大根坂地先に人口藻場礁を設置する事業でございます。 八番、水産業普及指導事業は、栽培漁業、資源管理型漁業の推進、種苗放流技術研修に要するものでございます。 九番、漁業担い手確保推進事業は、漁家子弟の方が後継者として残り、技術取得の期間に生活費を助成し、沿岸漁業の後継者確保を支援するものでございます。 続きまして、百二十五、百二十六ページ、三目漁港管理費、説明欄二番でございます。漁港運動公園維持管理運営事業は、市営七漁港運動公園の電気料と維持管理費でございます。 三番、漁港管理運営事業は、市営漁港の維持補修及び原材料を支給するものでございます。 四目漁港建設費、説明欄二番、漁村再生交付金事業は志々伎浦漁港及び白石漁港の防波堤の整備を行うものでございます。 三番、地域水産供給基盤整備事業は、早福漁港、獅子漁港の整備を行うものでございます。 四番、漁港関連道整備事業は、市漁港から主要地方道までの道路整備を行うものでございます。 五番、水産物供給基盤機能保全事業は、漁港施設の長寿命化を図ることから、老朽化が著しい市内二漁港、古田漁港、宝亀漁港の機能保全工事を行うものでございます。 六番、漁業集落環境整備事業は、早福漁港の江川地区集落の道路整備を行うものでございます。 八番、漁港整備事業県工事負担金は県営漁港であります生月薄香湾、前津吉、舘浦漁港の漁港整備のための負担金でございます。 九番、漁港施設機能強化事業は、強風、高波により漁船等に被害が生じた漁港を対象として機能強化を図る事業で、下中野漁港の北防波堤の改良を行うものでございます。 十番、水産基盤整備調査事業は、平成二十六年度から計画している舘浦漁港漁業集落環境整備事業の国への申請のための事業計画書を策定する委託費でございます。 以上でございます。審議のほうよろしくお願いいたします。 ◎観光商工部長(松田範夫君)  百二十九ページからの七款商工費について御説明いたします。 一目商工総務費は、職員十七人の給与費が主なものでございます。 二目商工業振興費について御説明いたします。 説明欄二は、昭和五十二年築造の田平ターミナルビルの耐震改修を行うもので、三階所有者の平戸商工会は事業費の三分の一を負担することになっております。 説明欄六、平戸ブランド戦略的プロモーション推進事業、説明欄九、地域資源ブランド化推進事業、説明欄十、平戸ブランド定着促進事業は、引き続き平戸産品の福岡都市圏における販売、販路拡大の取り組みを定着化、恒常化することに加え、新たに首都圏や関西圏でのプロモーション活動に取り組み、さらなる平戸ブランドの確立と販路拡大を目指すため、各種補助事業を活用して事業を実施するものでございます。 次ページ、百三十一、百三十二ページ、説明欄十三、イカ類の流通・販売体制の改善事業は、市内でとれるイカを使いまして、若手漁業者の育成と、新たな観光誘客や、ホテル、飲食店での販売力アップのための体制づくりを目的といたしまして、流通・販売の実証実験を行いたいと考えております。 説明欄十四、「みんなで推進平戸ちゃんこ鍋事業」は豊富な平戸産食材を生かして、昨年開発されました平戸ちゃんこ鍋の普及を図るため、市民が主役となった事業推進のシステムを構築するものでございます。 説明欄十五、緊急雇用創出事業補助金を活用した平戸キャラクターまちなかにぎわい事業は、来年度、平戸英国商館設置四百周年記念事業と連携した企画内容で、継続して実施してまいりたいと考えております。 次に、三目企業誘致について御説明いたします。 説明欄一は、新たな工業団地整備に関する方向性を検討する基礎資料とするため、工業用地適地調査事業を行うものです。 次に、四目観光費について御説明いたします。今年度完成の鄭成功生家関連事業といたしまして、説明欄二、鄭成功記念館整備事業は、記念館内部の展示品の整備並びに参道整備を行うものです。 説明欄三、鄭成功記念館会館記念事業は、七月の開館式典に要する経費と開館にあわせまして告知をテレビ番組の製作や雑誌、新聞などメディアを活用した情報発信により誘客対策を行うものでございます。 説明欄四、鄭成功を生かした中野まちづくり事業は、官民協働により策定いたしました中野地区の観光地づくり実施計画に基づきまして、県の二十一世紀まちづくり事業補助金を活用して記念館周辺地域の活性化を図るソフト事業を予定しております。 説明欄五は、昭和三十六年築造の平戸城天守閣の耐震補強設計を行うものです。 説明欄六、平戸観光応援隊設置運営事業は、市内外からボランティアを募りまして、イベント企画、運営や、ボランティアスタッフの派遣、平戸観光の情報発信など、民間主導による本市観光の推進組織となる外部委託による観光応援隊を立ち上げようとするものでございます。 説明欄七、九州オルレ平戸コース整備事業は、今回、九州観光推進機構から認定されましたオルレコースの整備・保全を図るため、誘導案内板の設置、マップ作成等を計上いたしております。 百三十三、百三十四ページ、説明欄十二、コンベンション開催事業は、今年度勉強合宿を新たに補助対象に加え、充実を図っており、引き続き誘客活動を推進していきたいと考えております。 百三十五、百三十六ページ、説明欄三十八、鄭成功記念館管理運営事業は、鄭成功記念館の指定管理料及び四ヵ国語パンフレット等の作成経費でございます。 以上で説明を終わります。 ◎建設部長(白鞘敏夫君)  百三十七ページから百五十二ページまで、八款土木費について御説明いたします。 一目土木総務費ですが、説明欄四、土木総務事務経費について御説明いたします。これは、土木積算システムの保守管理委託料及び負担金等に要する経費であります。 百三十九ページをお願いいたします。一目道路橋梁総務費ですが、説明欄二、道路橋梁総務事務経費について御説明をいたします。市道路台帳の更新業務委託料に要する経費であります。 次に、二目道路維持費ですが、説明欄二、市道維持管理事業に要する経費について御説明いたします。市道の剪定、除草及び道路河川パトロールの委託料と道路維持補修の工事請負費等でございます。 次に、三目道路新設改良費ですが、説明欄三、活力創出基盤整備総合交付金事業について御説明いたします。交通安全施設整備事業の山中紐差線など六路線の工事請負費と委託料に要する経費であります。 四の過疎対策道路整備事業について御説明いたします。これは田崎神鳥線など五路線などの工事請負費であります。 五の辺地対策道路整備事業について御説明をいたします。深月線など三路線の工事請負費であります。 六の道路整備事業県工事負担金について御説明いたします。これは、国道三ヵ所、県道五ヵ所、合計八ヵ所の道路整備工事に伴う県工事負担金であります。 七の道路単独改良事業について御説明いたします。道路側溝整備、曲部改良、安全施設整備事業及び生コンなどの原材料支給等に要する経費であります。 百四十一ページをお願いいたします。四目橋梁費ですが、説明欄二、橋梁長寿命化事業について御説明をいたします。勝尾岳線第一号橋など三橋の工事請負費に要するものであります。 百四十三ページをお願いいたします。一目河川改良費ですが、説明欄一、河川改良事業について御説明いたします。河川維持工事等で早急に施工が必要な河川で、猪渡谷川など十一河川の工事請負費でございます。 二目急傾斜地崩壊対策事業費ですが、説明欄一、急傾斜地崩壊対策事業について御説明いたします。これは、度島の小川地区の事業費でございます。 次に、三目河川海岸費は、説明欄一、建設海岸自然災害防止事業県工事負担金について御説明いたします。浦町の船越前目の建設海岸の県工事負担金でございます。 百四十五ページをお願いいたします。一目港湾費でありますが、説明欄二、港湾整備事業県工事負担金について御説明いたします。大島港、田平港、平戸港、川内港の四港六ヵ所の整備に要する県工事負担金であります。 百四十七ページをお願いいたします。一目都市計画総務費ですが、説明欄の都市下水路整備事業について御説明いたします。これは、戸石川地区の排水路整備工事に伴う工事請負費でございます。 次に、二目公園費ですが、説明欄二、都市公園管理運営事業について御説明いたします。市内六ヵ所の都市公園の維持管理に要する経費で、都市公園トイレ清掃、浄化槽保守点検、除草及び剪定の委託料に要する経費でございます。 次に、まちづくり推進費ですが、百五十ページをお願いいたします。説明欄二、まちなみ環境整備事業について御説明いたします。四町地区の電線類地中化事業及び周辺施設整備事業に要する経費でございます。町屋の改修十戸分の補助金が括弧書きでございます。 次に、説明欄四のまちづくり総合整備事業について御説明をいたします。都市計画道路亀岡循環線道路改築事業及び(仮称)観光交流センター建設事業に要する費用であります。 百五十一ページをお願いいたします。一目住宅管理費ですが、説明欄七、公営住宅管理運営事業について御説明いたします。これは、市営住宅の管理及び修繕に要する経費でございます。 次に、二目住宅建設費ですが、説明欄一、公営住宅改修事業について御説明いたします。平戸田平地区の住宅改修に要する工事請負費でございます。 説明欄二、壱部浦住宅建設事業について御説明いたします。これは、壱部浦住宅建設に伴う設計業務及び地質調査の委託料であります。 以上で八款土木費の説明を終わります。よろしく御審議のほどお願いいたします。 ◎消防長(中村幸一君)  百五十三ページから百五十六ページまでの九款一項一目常備消防費から三目消防施設費について御説明いたします。 まず、百五十三ページ、一目常備消防費でございますが、主なものは説明欄一の職員給与費七十五名分及び本署、四出張所の消防活動に要する経費でございます。職員給与費七十五名分と申し上げましたが、四月一日現在の実数は七十七名でございます。二名分につきましては、消防庁舎の整備事業に伴いまして、三目消防施設費に計上させていただいております。 次に、同百五十三ページから次ページにかけての二目非常備消防費につきましては、消防団に要する経費でございます。主なものとしましては、報酬及び水火災訓練等の費用弁償と、消防格納庫及び消防車両等の維持管理費でございます。 次に、同じページの三目消防施設費につきましては、説明欄二の消防庁舎整備事業としまして、用地の造成工事費及び庁舎建設工事費の一部を計上させていただいております。 それから、説明欄三、消防防災無線デジタル化整備事業につきましては、デジタル無線指令台の設計業務委託料等でございます。 次に、説明欄四、消防救急体制整備事業でございますが、本署の高規格救急車の更新でございます。 その他、年次計画に基づき消防防災設備の整備を図るものでございます。 以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎総務部長(尾上輝義君)  四目災害対策費でございますけど、前年度に比べ減額となっておりますけども、これは平成二十四年度まで実施いたしました防災行政無線の施設整備事業の完成による減額が主なものであります。 また、平成二十五年度も自主防災組織の育成事業ということで、これの組織におけます資機材の整備を支援するとともにコーディネーターを配置いたしまして、組織の育成支援を図ってまいるというところでございます。 以上であります。 ◎教育次長(松田隆也君)  百五十九ページ、百六十ページをお願いいたします。十款教育費の一項一目教育委員会費でありますが、主なものといたしましては、教育委員の報酬四名分が主なものであります。 また、二目の事務局費、主なものは職員給与費のほか、説明欄二の教職員健康診断事業について、小中合わせまして三百三十五名の教職員の健康診断、胃がん検診などの手数料が主なものであります。 続きまして、同じページの一番下、奨学費でございますが、これは奨学金貸付事務に係る経費が主なものであります。 続きまして、百六十三ページ、四ページ、二項の小学校費一目の学校管理費でございますが、主なものといたしましては、二の児童健康管理事業としては、校医さんの報酬あるいは児童の健康診断手数料が主なものであります。 また、三の学校施設焼却炉撤去事業は、これまで保留しておりました使用済み焼却炉の解体撤去を今年度から年次計画で行うもので、現在六校に八基の焼却炉がございますが、その一基を撤去するものであります。 続く五のスクールバス・ボート事業は七路線のスクールバスと高島地区のスクールボートの運航に係る運転手の賃金、燃料費あるいは船の運行委託料などが主なものでございます。 また、六の学校施設維持管理経費は、市内十七校分の高熱水費、修繕料、浄化槽などの保守管理委託料などが主なものであります。 続いて二目の教育振興費の主なものは、一の就学対策事業として六十七人分の遠距離通学費、それから百四十人分の要保護・準要保護児童扶助費、それから二十六人分の特別支援学級児童扶助を計上いたしております。 また、三の学校図書館支援員配置事業は、昨年に引き続きまして学校図書館における読書活動のさらなる推進を図るための四人分の賃金が主なものであります。 また、四の教育活動支援事業は、市内十七校における教育教材備品などの購入費を計上し、七番の情報教育環境整備事業は、四校のパソコン五十九台分の更新費用であります。 また、八の特別支援教育支援員配置事業は、特別支援教育に係る十四名分のパート賃金が主なものであります。 続きまして、百六十五ページ、六ページの三目の学校建設費でございますが、主なものは平戸小学校ほか八校の屋内運動場、つまり体育館の耐震補強の改修工事に伴う設計委託料として二千九百万円を計上し、また、次、二十六年度に工事実施予定の田助小学校の耐震補強及び大規模改修に伴う設計委託料が主なものであります。 続きまして、百六十七ページ、百六十八ページの三項中学校費、一目学校管理費でありますが、主なものとしましては、二の生徒健康管理事業は、校医さんの報酬、生徒の健康診断手数料が主なものであります。 三の学校施設焼却炉撤去事業は、先ほどの小学校同様に、これまで保留していた四校五基の焼却炉を年次計画で撤去するものです。 また、四の学校施設維持管理経費は、九校の高熱水費や浄化槽などの管理委託費などが主なものであります。 続きまして、二目の教育振興費でありますが、主なものは一の就学対策事業では、九十人分の遠距離通学費等や要保護・準要保護生徒扶助費が百二十人分、それに特別支援学級生徒扶助十六人分を計上いたしております。 また、五の教育活動支援事業は、中学校九校における教育用教材備品などの購入費用や、総合的な学習活動に要する経費であります。 このほか、八の生徒理解支援事業は、不登校、いじめ対策のために全中学生を対象に、ハイパーQUという新テストのような心理テストのようなアンケートを実施し、個別分析まで行うことによって、その結果をもって生徒一人一人を見つめ直し、具体的な指導や支援に生かそうとするものでありまして、その手数料を計上したものであります。 また、十番の情報教育環境整備事業は、生月中、田平中の七十三台分のパソコンの更新費用であります。 また、百七十ページになりますが、十三の外国語指導助手招致事業は、五名分のALTの報酬が主なものであります。 続きまして、三目の学校建設費の平戸中学校校舎増改築事業は、九校舎解体後のグラウンド整備事業に要する工事請負費が主なものでありまして、八月いっぱいまでに五工期として工事を進めてまいります。 続きまして、百七十一ページ、百七十二ページの幼稚園費でありますが、主なものとしましては、職員給与費のほか、二の幼稚園管理運営事業は、園長及び教諭助手の臨時雇い賃金、それに幼稚園の光熱費などの管理費が主なものであります。 また、三の幼稚園就園奨励事業につきましては、田平のやよい幼稚園への運営補助金や、市内の児童が通う四つの民間幼稚園への保護者に対する幼稚園就園奨励補助金でございます。 続きまして、百七十三ページ、一七四ページの五項社会教育費について御説明申し上げます。 まず一目社会教育総務費でございますが、これには生涯学習や社会教育推進など、社会教育全般にわたる経費を計上いたしております。主なものとしましては、二の放課後子ども教室推進事業は、国、県の事業を活用した田平東小学校放課後子ども教室の実施委託料や、田平町民センター、それから北部公民館、生月中央公民館で実施しております土曜日開催の将棋教室の講師への謝礼が主なものであります。 また、四の生涯学習推進事業につきましては、生涯学習講演会委託料や、市民出前講座事業など、人材育成に要する経費でございます。 また、説明欄八の青少年健全育成事業の中の、日本の宝「しま」体感交流事業補助金につきましては、昨年に引き続き県の補助事業のしま体感交流事業を活用し、県内の子供を大島に招いての体感交流事業取り組み隊の受け入れしてくださる地元実行委員会への補助金でございます。 次に、二目公民館費でございますが、主な内容としましては、二の自治公民館整備事業は市内七地区から申請予定の自治公民館の改修整備などに要する補助金でございます。 また、五の公民館管理運営事業は市内六つの公民館の施設管理に要する経費等を計上いたしております。 次に、百七十五ページ、百七十六ページの三目図書館費でございますが、平戸・永田両図書館の運営費が主なものであります。 また、四の(仮称)総合情報センター開館準備事業でありますが、二年後の開館に向けた本の選書作業に従事する臨時職員賃金や、県の市町村合併支援特別交付金を活用した新規の図書購入費用が主なものでございます。 次に、四目の社会教育施設費でございますが、主な内容は二の(仮称)総合情報センター整備事業として二十五年度分の設計委託料や来年二月か三月に入札予定の本体工事に係る工事請負費が主なものであります。 このほか、説明欄の三番以降は、各地区の施設の耐震診断委託料や管理運営経費が主なものでございます。 続きまして、百七十七ページ、百七十八ページの五目文化財保護費でございますが、主なものとしましては説明欄の三番、四番、五番につきましては、大島村神浦地区における伝統的建造物群保存地区整備事業に関連する個人所有建物三件の保存修理に要する補助金や、保存審議会運営事業などが主なものでございます。 五番、指定文化財維持管理費用は、大島の須古踊りの保存活動を含む大島村盆踊り開催事業委託料のほか、勇魚捕唄、荻田浮立の各保存会や、平戸地区の平戸神楽、十地区のじゃんがら、また度島三地区の盆ごうれい、田助ハイヤ節、獅子の須古踊り、築地の龍踊りの各保存会への運営補助金が主なものでございます。 また、九番の重要文化的景観保護推進事業では、補助事業を活用した文化的景観の整備、活用のための委員謝礼や旅費、あるいは当該選定区域内における一般家屋など、構成要素の修理修景に係る工事費用などが主なものであります。 また十三の世界遺産登録推進事業は、世界遺産登録推進に伴う臨時職員等の人件費や、国、県などとの協議の際の旅費、あるいはICOMOSによる現地調査を見据えた集落調査のための委託料や、世界遺産登録推進に係る県への負担金等が主なものでございます。 次に、六目文化振興費でございますが、主なものは説明欄記載のとおり、文化協会などへの補助金や各種イベントの開催費用が主なものでございます。 なお、ジャンガラフェスティバルにつきましては、毎年八月の第一土曜日に開催しております平戸港夏祭りが、ことしはインターハイ相撲競技のため、文化センター駐車場が使用できないことから、それを八月第二週に十日に合わさざるを得なくなりまして、そうなりますと、いよいよ各地区の本番が近いことから、今年度やむなく中止した次第でございます。 次に、百七十九ページ、百八十ページの文化施設費でございますが、主な内容は説明欄の一から四は、各地区にあります資料館や文化施設の人件費を含めた維持管理費用、それから指定管理料が主なものでございます。 また、五番は、今議会に条例を提案しております大島地区の伝建地区に整備した旧見明医院の維持管理費用並びに公開活用経費でございます。 続きまして、百八十一ページ百八十二ページの六項保健体育費について御説明申し上げます。 まず、一目保健体育総務費でございますが、主なものとしましては、四のサバイバル体験交流事業として、昨年に引き続き高島での自然体験と共同生活を実施するための経費を計上いたしております。 あと五番のスポーツ推進事業につきましては、ことしで七回目となります平戸市ツーデーウォークの開催補助金のほか、平戸市体育協会を初め、各地区体育振興会及び各地区スポーツ少年団への活動補助金でございます。 続く六番、七番につきましては、昨年に引き続き、国体・インターハイ開催に向けた実行委員会への運営補助金でございますが、今年度は二十六年度の国体本番に向けたリハーサル大会が二つ開催されることや、インターハイの本大会も開催されますので、その会場設定費用などに係る事業費が増額をされております。 次に、二目体育施設費でございますが、主な内容は、生月町B&G海洋センターの二人分の職員給与費を初め、二の廃校跡地活用事業といたしまして、一昨年廃校となった旧獅子小と旧宝亀小学校の跡地活用策として、地元協議会と合意した活用案につきまして、今後は社会体育施設とみなして管理していくこととしております。 具体的には、獅子地区は町民公園を兼ねたグラウンドとして活用し、宝亀地区は世界遺産登録案件でふえつつある観光客向けの駐車場を備えたグラウンドとして整備・活用するための予算を計上いたしております。 このほか、四番から八番につきましては、総合運動公園、シーライフ及び生月町のB&G海洋センター、あるいは生月野球場など、市内の社会体育施設の指定管理料など、維持管理に要する経費が主なものでございます。 最後に百八十三ページ、百八十四ページの三目学校給食費でございますが、主なものとしましては、説明欄の二番、各節における設備備品の老朽化に伴う備品購入費に二千万円を計上いたしております。 また、三番の学校給食管理運営事業は、北部と中南部の両給食センターに、ことしから本年度は度島地区も加えました民間委託の委託料や、これに、これまでどおり田平地区、生月地区、大島地区における委託料が主なものでございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ◎農林水産部長(荒木誠君)  次ページ、百八十五、百八十六ページをお開きお願いいたします。十一款一項一目農地等災害復旧費の主なものについて御説明いたします。 説明欄三番の過年圃場災害復旧事業は、平成二十四年に発生しました災害で、当年度施行が困難な箇所につきまして、平成二十五年度に実施するものであります。箇所数につきましては、農地九十二ヵ所、農業施設三十七ヵ所分の合計百二十九ヵ所分を予定しております。 以上です。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎建設部長(白鞘敏夫君)  百八十七ページをお願いいたします。一目公共土木施設災害復旧費でございますけれども、説明欄一、現年単独災害復旧事業について御説明いたします。主なものは、単独災害の工事請負でございます。 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ◎総務部長(尾上輝義君)  百八十九ページ、百九十ページでありますけど、十二款一項公債費の内容につきまして御説明いたします。 内訳といたしましては、一目元金及び二目利子となっております。市長の施政方針でも出てまいりましたけれども、自主財源に乏しく地方交付税に依存しておる本市におきましては、平成二十八年度から始まる普通交付税の合併算定替えの逓減によりまして、大変厳しい財政運営が予想されますことから、減債基金を活用いたしまして、今回七億六千八百四十七万円の市債の繰り上げ償還を実施することとしております。これによりまして、将来支払う予定の利息、四千四百六十六万円の軽減が図れる見込みと、我々、試算しておるところであります。 次に、百九十一ページ、百九十二ページでございますが、十三款諸支出金の一項普通財産取得費につきましては、存目といたしましてそれぞれ予算を計上いたしております。 以上であります。よろしくお願いいたします。 ◎市長公室長(山口龍一郎君)  百九十三ページ、お願いします。一目交通船事業会計費ですが、大島航路を運行する交通船事業会計に対する繰出金で、このうち五百二十万二千円が大島地区住民の旅客運賃低廉化分であります。 以上です。 ◎市民生活部長(森宗隆君)  同ページ、二目電気事業会計費につきましては、一番、電気事業特別会計繰出金といたしまして、生月風力発電運営のための電気費用への特別会計への繰出金でございます。 ◎総務部長(尾上輝義君)  最後になります、百九十五ページからの十四款予備費につきましては、年度中途におきます不測の事態ということに対処いたすために三千万円を計上いたしておるところであります。 以上で平成二十五年度平戸市一般会計予算の全ての説明を終わらせていただきます。予算の執行に当たりましては、機能的かつ効率的な財政運営に努めてまいりたいと考えておりますので、御審議のほどどうぞよろしくお願いいたします。 以上であります。 ○議長(住江高夫君)  次に、議案第三七号の説明を求めます。 ◎総務部長(尾上輝義君)  議案第三七号「平成二十五年度平戸市給与管理特別会計予算」につきまして、御説明を申し上げます。 ページ数、二百四十五ページであります。第一条におきまして、歳入歳出予算の総額それぞれ三十四億六千四百七十九万六千円でありまして、対前年度比二・三%の減額となっております。 内容につきまして、事項別明細書により御説明をいたします。二百五十三ページ、二百五十四ページをお開き願います。 歳出の主なものでございますけれども、二節給料につきましては、企業会計百五十五人を除く特別職を含め四百六十一名を計上いたしておるところであります。なお、対前年比三・四%の減となっておるところであります。 三節職員手当等につきましては、対前年度比〇・一%の減となっておりますけども、内訳といたしましては、各種手当の額につきましては、それぞれ説明欄に記載をさせていただいておりますけれども、減額の主なものといたしましては、職員数の減に伴う期末勤勉手当の減額となっております。 なお、時間外手当につきましては、今年、各種選挙が予定されているということから増額となっておるところでございます。 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(住江高夫君)  次、議案第三八号から第四〇号までの三件は福祉保健部所管でありますので、一括説明を求めます。 ◎福祉保健部長(小川茂敏君)  議案第三八号平成二十五年度平戸市国民健康保険特別会計予算について御説明いたします。 特別会計予算書の一ページをお願いいたします。 事業勘定の予算総額は、歳入歳出それぞれ、五十三億五千百十四万円で、前年度予算と比べまして三・二四%の増となっております。度島直営診療施設勘定の予算総額は、歳入歳出それぞれ、一億八千百四十五万一千円、大島直営診療施設勘定の予算総額は、歳入歳出それぞれ、一億三千二十九万三千円でございます。 一時借入金の最高額は、事業勘定で八億円、度島・大島直営診療施設勘定でそれぞれ三千万円となっております。 まず、事業勘定につきまして歳入の主なものを御説明いたします。(発言する者あり) 失礼しました。大島直営診療施設勘定では、一時借入金の最高限度額は二千万円でございます。 事項別明細書の十三ページから二十ページをお願いいたします。 十三ページからの一款国民健康保険税は、十一億四千九百七十八万円を見込んでおります。医療給付費分、後期高齢者支援金分、介護納付金分の三本立てとなっております。調定見込額につきましては、区分一の医療給付費分、現年課税分以下、それぞれ収納率を見込んでおりますので、説明欄記載のお目通しをお願いいたします。 十五ページからお願いいたします。三款国庫支出金は、十六億四百九十七万六千円を計上いたしております。 四款療養給付費等交付金は、社会保険診療報酬支払基金から交付されるものでございます。 五款前期高齢者交付金は、六十五歳から七十四歳までの前期高齢者に係る医療費の財政調整として、同じく支払基金から交付される額を計上いたしております。 六款県支出金は、国において減額された医療費の定率負担分相当額の交付金が主なものでございます。 次ページ、十七ページからお願いいたします。八款共同事業交付金は、国保連合会から交付されるものを計上しております。 十款繰入金は、一般会計及び財政調整基金からの繰入金でございます。 続きまして、歳出について御説明いたします。 二十一ページから三十一ページでございます。一款総務費は、一般管理費、賦課徴収費、医療費適正化特別対策事業費が主なものでございます。 三十一ページをお願いいたします。二款保険給付費は、一般及び退職被保険者の一部負担金を除いた医療費等で、予算総額の六四・一%を占めております。 四十一ページをお願いいたします。三款後期高齢者支援金等は、後期高齢者医療制度の財源として各医療保険者が支援金として拠出するものでございます。 四十七ページをお願いいたします。六款介護納付金は、各保険に属する第二号被保険者の保険科目相当額を支払基金に納付するものでございます。 四十九ページをお願いいたします。七款共同事業拠出金は、連合会から徴収される高額医療費や保険財政安定化に充てる経費でございます。 五十一ページ、五十二ページをお願いいたします。八款一項一目特定健康診査等事業費につきましては特定健康診査・特定健診指導にかかる経費でございます。 五十三ページ、五十四ページをお願いいたします。次に、二項一目保健衛生普及費につきましては、受診勧奨や未受診者対策に係る経費であります。 二目疾病予防費は、三十歳代健診と脳ドックに要する医療機関への委託料が主なものでございます。 六十三ページ、六十四ページをお願いいたします。十一款二項繰出金は僻地直診診療施設運営交付金等としての度島、大島の直営診療施設勘定特別会計への繰出金及び平戸市民病院、生月病院の医療機械購入に係る、病院事業会計への繰出金となっております。直営施設勘定繰出金の増につきましては、度島診療所建設に伴うものでございます。 次、七十一ページをお願いいたします。次に、度島直営診療施設勘定について、御説明をいたします。 予算総額は、一億八千百四十五万一千円で、前年度予算に比べ、一四二・六%の増となっております。増額の要因といたしましては、前年度より着手しております度島診療所及び医師住宅の建てかえに伴いまして、本年度は本体建設工事を行う予定といたしております。 歳入から主なものについて御説明いたします。七十四ページからお願いいたします。 一款診療収入は三千百七十万円で、対前年度比で、一〇・一%の増となっております、一日当たりの外来患者数は微増という状況にございます。 四款繰入金は、一般会計及び国民健康保険事業勘定からの繰入金でございまして、診療所及び医師住宅に伴う国庫補助金を事業勘定で一旦受けて、度島直営診療所会計へと繰り出すものでございます。 七十六ページをお願いいたします。七款市債は、医療用機械器具費及び施設整備に伴う辺地対策事業債でございます。 次に、歳出について御説明いたします。七十八ページからお願いいたします。 一款総務費は、職員給及び一般管理事務に要する経費でございます。 八十二ページをお願いいたします。二款医業費は二千五百八十二万八千円となっておりますけれども、この中の一目医療用機械器具費では、医事用のコンピューター、デジタル画像診断装置システムなどの医療機械の導入経費を計上いたしております。 八十四ページからお願いいたします。三款施設整備費は、一億八百四十万一千円となっておりますが、度島診療所及び医師住宅の建てかえ工事に伴う工事請負費が主なものでございます。 九十五ページをお願いいたします。次に、大島直営診療施設勘定について、御説明いたします。 予算総額は、一億三千二十九万三千円で、前年度比に比べて〇・六%の減となっております。 歳入の主なものについて、御説明いたします。九十八ページをお願いいたします。 一款、診療収入は、七千二百五十二万円で、前年度予算に比べまして一・九%の減となっております。 四款繰入金は、一般会計及び国民健康保険事業勘定からの繰入金でございます。 百二ページをお願いいたします。次に、歳出の主なものについて、御説明します。 一款総務費は、職員給与費が主なものです。総予算の五十四・八%を占めております。 百六ページをお願いいたします。二款医業費は、医薬品等の購入が主なものでございます。 百八ページをお願いいたします。三款歯科診療所費は、歯科診療所管理に要する経費及び歯科診療所の医療運営委託に関する経費でございます。 続きまして、議案第三九号「平成二十五年度平戸市後期高齢者医療特別会計予算」についてご説明いたします。 予算総額は、歳入歳出それぞれ四億四百九十四万七千円で、対前年度比一・三%の増となっております。 予算編成の主な内容につきましては、歳入において、主に後期高齢者医療保険料及び一般会計からの繰入金を収納した額を、歳出では長崎県後期高齢者医療広域連合への納付金として支出する額を計上いたしております。 歳入の主なものについて御説明をいたします。 百二十五ページから百二十六ページをお願いいたします。一款後期高齢者医療保険料は二億五千三百五十五万八千円で、一項一目特別徴収保険料及び二目普通徴収保険料は、広域連合の試算により計上いたしております。 三款繰入金は、一項一目では事務費繰入金として一般管理、徴収事務に係る経費及び広域連合の事務費負担分を計上し、二目では保険基盤安定繰入金として、低所得者に係る保険料軽減分を計上いたしております。 百二十七、百二十八ページをお願いいたします。 歳出でございますけれども、一款一項一目一般管理費につきましては、後期高齢者医療事務に要する経費でございます。百三十一、百三十二ページをお願いいたします。二款後期高齢者医療広域連合納付金は、四億百四十七万円で、広域連合に納める保険料相当額及び保険基盤安定負担金を計上いたしております。 続きまして、百三十七ページをお願いいたします。次に、議案第四〇号「平成二十五年度平戸市介護保険特別会計予算」について御説明をいたします。 保険事業勘定の予算総額は歳入歳出それぞれ三十九億八千二十六万二千円、サービス事業勘定の予算総額は歳入歳出それぞれ二千九百二万八千円であり、前年度予算と比べて保険事業勘定で三・九%の増、サービス事業勘定で五・一%の減となっております。 保険事業勘定の歳入の主なものについて、御説明をいたします。 百四十五ページから百五十ページでございますが、百四十五ページからの一款保険料は、特別徴収分、普通徴収分を合わせまして、五億八千三百二十三万五千円計上いたしております。 保険料につきましては、昨年、改定を行い基準額は、年額五万六千二百円、月額四千六百八十三円となっております。現時点で、県内十三市で最も低い額となっております。 三款国庫支出金は、介護給付費負担金、調整交付金及び地域支援事業交付金として、それぞれ定められた負担率で乗じた額を計上いたしております。 四款支払基金交付金、五款県支出金ともに、国庫支出金と同様に、それぞれに定められた負担率で乗じた額を計上いたしております。 百四十七ページ、お願いいたします。七款一項一般会計繰入金は、定められた納付見込み額の一二・五%を計上いたしております。 次に、歳出について御説明をいたします。 百五十一ページからの一款総務費は、主に人件費と賦課徴収費、介護認定審査会費、介護調査等に係る事務費及び調査員の賃金等が主なものでございます。 百六十一ページをお願いいたします。二款保険給付費は、三十八億千五百三十三万七千円で、前年度に比べ四・七%の増となっております。 主なものとしましては、一項一目の要介護認定者を対象とする介護給付費に、三十三億三千八百六十六万三千円、二目の要支援認定者を対象とする介護予防給付費に二億四千三百九十九万六千円を計上いたしております。 百六十三ページをお願いいたします。二項一目の高額介護給付等費は、利用者負担額が一定額を超えたときに支給するものでございます。 百六十七ページをお願いいたします。四項一目の特定入所者介護給付等費には、施設介護に係る低所得者の負担軽減を図ることで計上いたしております。 百七十一ページをお願いいたします。三款地域支援事業費は、主に要介護者、要支援者を除く非該当者及び二次予防対象者を対象とする介護予防事業費及び地域包括支援センターの所管事業であります包括的支援事業費・任意事業費として、計上をいたしております。 最後に、サービス事業勘定について御説明いたします。百九十ページをお願いいたします。 この勘定は、地域支援事業に関して介護予防プランを作成する必要があり、事業を明確にするため設けている勘定でございます。 歳入の主なものについてでございますけれども、一款サービス収入は、要支援者の介護予防プラン作成料として、二款繰入金は一般会計繰入金として計上いたしております。 百九十二ページから百九十三ページをお願いいたします。 歳出の主なものにつきましては、一款地域支援事業費、一項一目居宅介護予防支援事業費につきまして、予算額は二千九百二万八千円で、要支援一・二に認定された高齢者に対する介護予防サービスの情報提供及びサービスが必要な利用者に対し介護予防プランを作成し、訪問、評価を行うための経費であります。 以上でございます。 ○議長(住江高夫君)  次、議案第四一号の説明を求めます。 ◎農林水産部長(荒木誠君)  百九十四ページをお開きください。議案第四一号「平成二十五年度平戸市農業集落排水事業特別会計予算」について御説明いたします。 第一条におきましては、平成二十五年度平戸市農業集落排水事業特別会計の予算を歳入歳出それぞれ一千四百三十六万八千円とするものでございます。 第二条の一時借入金につきましては、資金運用上、歳計現金が不足した場合に借り入れる最高限度額を定めるものでございます。 次に、歳入歳出予算の内容につきまして歳入歳出予算事項別明細書により御説明いたします。 二百一ページをお開き願います。 歳入につきましては、農業集落排水使用料と一般会計繰入金が主なものでございます。 なお、一般会計繰入金につきましては、前年度と比較して六十五万四千円の増額となっておりますが、設備の修繕計画に基づく修繕費の増額が主なものであります。 次に、二百二、二百三ページをお開きください。 歳出の主なものについて御説明いたします。 一款一項二目の施設管理運営事業は、機器保守管理及び浄化槽保守点検に要する経費が主なものでございますが、昨年と比較して六十三万円の増額となっておりますが、その主な要因は経年劣化し、施設の維持管理に支障を来たしつつある施設内設備、攪拌機の修繕に伴うものでございます。 次に、二百四、二百五ページをお開き願います。公債費は、長期債元金と二目の長期債利子の合計となっております。 次に、二百八ページをお開きください。地方債の当該年度における現在高の見込みに関する調査につきましては、御一読いただきたいと思います。 以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(住江高夫君)  ここでお諮りいたします。定刻が近づいておりますが、定刻までに本日の日程を終了することは困難なようであります。したがって、本日の日程を終了するまで会議時間の延長をしたいと思います。これに御異議ございませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(住江高夫君)  御異議なしと認めます。 それでは、引き続き議案説明を続行いたします。 次、議案第四二号の説明を求めます。 ◎総務部長(尾上輝義君)  議案第四二号「平成二十五年度平戸市宅地開発事業特別会計予算」につきまして、御説明を申し上げます。 二百九ページをお開き願います。第一条におきまして、平成二十五年度平戸市宅地開発事業特別会計予算の歳入歳出総額を八百万円とするものでございます。 内容につきまして、事項別明細書により御説明を申し上げます。 二百十五ページをお願いいたします。一款財産収入でありますけども、これは土地売り払い収入といたしまして二区画分を計上いたしております。 次に、歳出の内容について御説明を申し上げます。 二百十七ページをお願いします。一款一項一目総務管理費についてでありますけれども、主なものは、グリーンヒルズの管理経費、販売促進経費を計上いたしております。 また、二百十九ページは一般会計繰出金でありますけれども、土地売り払い収入の一部を一般会計に繰り出すものであります。 なお、二百二十一ページの三款予備費につきましては、百万円を計上しておるところでございます。 以上であります。よろしくお願いいたします。 ○議長(住江高夫君)  次、議案第四三号の説明を求めます。 ◎観光商工部長(松田範夫君)  それでは、議案第四三号「平成二十五年度平戸市あづち大島いさりびの里事業特別会計予算」について御説明いたします。 二百二十三ページをお願いいたします。 歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ一千三百四十一万円でございます。 一時借入金の最高額は三百万円としております。 歳入歳出について御説明いたします。二百二十九ページをお願いいたします。 歳入は、一目一般会計からの繰入金でございます。 二百三十一ページをお願いいたします。 歳出は、一目運営費といたしまして、内訳は指定管理者、株式会社シイヤマに対する指定管理委託料及び施設修繕費でございます。 以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(住江高夫君)  次、議案第四四号の説明を求めます。 ◎市民生活部長(森宗隆君)  議案第四四号「平成二十五年度平戸市電気事業特別会計予算」について説明します。 二百三十五ページをお願いいたします。 第一条におきまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ二千百八十一万三千円と定めております。 第二条につきましては、一次借入金の最高限度額を三百万円と定めております。 歳入歳出の予算につきましては、事項別明細書二百四十一、二百四十二ページをお願いいたします。 歳入につきましては、主なものといたしましては、売電収入と一般会計繰入金を計上いたしております。 次に、二百四十三ページ、二百四十四ページ、歳出の主なものについて説明いたします。 施設管理費として、主な内容といたしましては、施設の年次点検委託料あるいは施設の修繕料となっております。 次に、二百四十五ページ、二百四十六ページの公債費でございますが、当施設の建設費に係る借入償還金の元金及び利子を計上いたしております。 次のページにつきましては、予備費を計上いたしております。 なお、二百四十九ページにつきましては、地方債の現在高の見込みに関する調書を記載いたしておりますので、御一読をお願いいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(住江高夫君)  次、議案第四五号の説明を求めます。 ◎水道局長(松本和之君)  議案第四五号「平成二十五年度平戸市水道事業会計予算」につきまして御説明をいたします。 具体的な御説明の前に、本予算の概要につきまして説明をさせていただきます。 まず、水道事業の基本原則であります安全な水を安定的に供給することを念頭に、給水収益が伸び悩む中、水道料金の早期収納と使用者負担の公平を期するために、停水措置を活用しながら最大限の収入確保に努め、水道法に基づく適正かつ効率的な施設維持管理、改善等に職員一丸となって取り組みます。 また、最大の難題であります老朽化に伴う漏水に対し、迅速な対応ができるよう施設状況の現状把握、情報収集、分析を行うことで有収率の向上を図り、経費の節減など、経営努力に全力で取り組んでまいります。 また、水道料金の改定につきましては、昨年十二月議会の一般質問での答弁にもありましたとおり、平成二十六年四月から実施するよう計画をしているところであります。 以上のようなことなどを踏まえ、平成二十五年度水道事業予算を編成しております。 それでは、一ページをお願いいたします。 第二条の業務の予定量でありますが、(一)の給水戸数につきましては一万四千五百七十五戸を見込んでおります。 (二)の年間総配水量は、前年度比四・一%増の三百七十万三千二百十三トンを見込んでおります。 次に、(四)建設改良事業でございますが、水道施設改良費で一億五千九百三千円、営業設備費で一千百四十二万二千円を予定しております。 主な事業内容につきましては、後ほど二十一から二十二ページで御説明をさせていただきます。 次に、第三条の収益的収入及び支出でございますが、この予算は安全な水道水をつくり、安定的に供給するための予算であり、収入につきましては、八億四千百二十六万九千円を、支出につきましては八億七千八百二万六千円を計上いたしております。 その収支につきましては、単純差し引きで三千六百七十五万七千円の損失、赤字となりますが、これには消費税及び地方消費税が含まれておりますので、税抜き後の純損失、赤字は四千三百七十三万九千円を見込んでおります。 本来であれば単年度損失、赤字が発生するような予算編成は好ましくありませんが、税抜き後の純損失四千三百七十三万九千円が、平成二十四年度末見込みの未処分利益剰余金一億三千五百三十二万八千円の範囲内であることから、今回の予算編成となっております。 第四条の資本的収入及び支出でございますが、この予算は水道施設建設改良事業及び固定資産の購入などについて執行するための予算であり、収入につきましては、一億六千五百六千円を、支出につきましては四億三千四百五十三万八千円を計上いたしております。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額二億六千九百五十三万二千円につきましては、四条の括弧書きにより補填をするようにしております。 二ページをお願いいたします。第五条の企業債につきましては、簡易水道基幹改良事業の施行に伴い、借り入れる企業債の限度額を定めるものでございます。 続く、第六条から第十条につきましては、一時借入金、予定支出の各項の経費の金額の流用、議会の議決を経なければ流用することのできない経費、他会計からの補助金及び棚卸資産購入限度額を定めるものであります。 次に、予算実施計画につきましては、三から五ページ、資金計画は六ページ、給与費明細書は七から十ページ、財務諸費につきましては十一から十五ページに記載しておりますのでお目通しをお願いいたします。 次に、予算の内容につきまして予算説明書により主なものを御説明いたします。 十六ページをお願いいたします。 まず、収益的収入及び支出の収入の部でございます。一款の水道事業収益は八億四千百二十六万九千円で、前年度と比較しまして五百二十七万四千円の増額となっております。 一項一目給水収益でございますが、前年度と比較して七百六十三万四千円の増額の七億五千七百四十万六千円を見込んでおります。 二項二目の他会計補助金七千三百八十八万一千円でございますが、簡易水道の建設改良に要する経費、企業債の利息償還分などとして、国が定める繰出基準に基づき一般会計から繰り入れを行うものであります。 次に、十八ページをお願いいたします。ここからは支出の部であります。 支出につきましては、第一款の水道事業費用が八億七千八百二万六千円となっており、前年度と比較して六百八十三万二千円の増額となっております。その増額の要因としましては、動力費及び修繕費等の増と、人件費及び企業債の支払利息の減などが主なものとなっております。 一項一目の原水及び浄水費でありますが、これは取水施設、上水施設に係る委託料、修繕料、動力費、薬品費など施設の維持管理に要する経費が主なものであります。 二目配水及び給水費につきましては、このページから十九ページにかけて記載しております。この経費は配水池、中継ポンプ所などの配水、給水に係る各施設の修繕費、動力費など、施設の維持管理に要する経費が主なものであります。 次に、三目総係費につきましては、水道料金の収納に要する事務的経費などの事業運営費が主なものであり、内訳といたしましては、水道メーター検針などの委託料や、料金システムなどの賃借料などが主なものであります。 次に、二十ページをお願いいたします。 二項一目支払利息及び企業債取扱諸費でございますが、簡易水道の建設改良に要する費用などとして借り入れた企業債の償還利息及び年度途中の資金不足を補うために借り入れる一時借入金償還利息が主なものでございます。 二十一ページをお願いいたします。 資本的収入及び支出の収入の部でありますが、一款の資本的収入が一億六千五百万六千円で、前年度と比較して、七千三百五十五万一千円の減額となっております。この減額の要因といたしましては的山大島地区簡易水道基幹改良事業に伴う企業債及び国庫補助金の減額が主なものであります。 一項一目の企業債三千百六十三万円及び三項一目の国庫補助金二千三百三十万円につきましては、二十二年度から実施しております田平南部地区及び的山大島地区簡易水道の基幹改良事業に伴うものであります。 三項二目の他会計補助金一億七十九万六千円でございますが、これは簡易水道の建設改良に要する経費、企業債の元金償還金分などとして、繰入基準に基づき一般会計より繰り入れるものであります。 続きまして、二十二ページをお願いいたします。ここには支出の部であります。 第一款の資本的支出が四億三千四百五十三万八千円で、前年度と比較して八千七百八十七万八千円の減額となっております。その減額の要因としましては、収入と同様に、的山大島地区簡易水道基幹改良事業に伴う工事請負費の減額が主なものであります。 一款一項一目の水道施設改良費でございますが、一億五千九百万三千円のうち、二千九百四十万円が、田平南部地区簡易水道基幹改良事業費で、老朽化した配水管の布設がえを約千百九十四メーター実施するものでございます。また、的山大島地区簡易水道基幹改良事業費につきましては、三千四百万円を計上し、老朽化した配水管の布設がえを約千九百六十七メーター実施するものであります。また、単独事業費といたしまして、各水道施設の改良事業十五件ほど計上いたしております。 二目の営業設備費につきましては、前年度とほぼ同額の一千百四十二万二千円を計上いたしております。 二項一目企業債償還金につきましては、企業債の元金に係る償還金二億五千百六十一万三千円を計上いたしております。 また、三項一目他会計長期借入金償還金一千二百五十万円は、過去に一般会計から借り入れた長期借入金の元金に係る償還金であります。 以上で議案第四五号「平成二十五年度平戸市水道事業会計予算」の説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(住江高夫君)  次、議案第四六号の説明を求めます。 ◎病院局長(田中義則君)  議案第四六号「平成二十五年度平戸市病院事業会計予算」について御説明を申し上げます。 本予算は、平戸市民病院及び生月病院に係る病院事業の予算でございますが、病院事業につきましては、患者の皆様方に高い満足が得られるよう、引き続き質の高い医療サービスの提供に努めるとともに、医療資源を最大限活用した医療収益確保並びに経常経費の節減に努めるなど、健全で効率的な事業運営に向け努力してまいりたいと考えております。 それでは、予算書の一ページから御説明をさせていただきます。 まず、第二条の業務の予定量でございますが、病床数は、平戸市民病院、生月病院、それぞれ前年度と同じでございます。 患者数につきましては、入院、外来それぞれ平成二十四年度の実績などに基づいて計上をさせていただいておりますが、入院に係るそれぞれの病床利用率につきましては、平戸市民病院、九〇・九%、生月病院九〇・〇%と見込んでおります。 第三条の収益的収入及び支出でございますが、両病院を合わせ収入、支出それぞれ二十三億七千二百万円を計上いたしております。 次に、第四条の資本的収入及び支出でございますが、収入では両病院の資本的収入を合わせ総額二億七千二百十一万円を計上しており、前年度と比較して七〇・四%の増額となっております。 二ページをお願いいたします。 支出でございますが、両病院の資本的支出を合わせまして、総額三億二千百三十九万四千円を計上しており、前年度当初予算に比べ四三・七%の増額となっております。 なお、収入、支出ともに増額になっておりますが、この要因といたしましては、更新する医療機器の増額及び市民病院における電子カルテシステムの導入等が主な要因でございます。 第五条の企業債につきましては、建設改良事業の実施に伴う起債の限度額を定めるものでございます。 また、第六条から第十条につきましては、一時借入金、予定支出の各項の経費の金額の流用、議会の議決を経なければ流用することのできない経費、棚卸資産購入限度額、重要な資産の取得及び処分について定めるものでございます。 三ページから十三ページにつきましては、予算実施計画、資金計画、給与費明細書、財務諸表について記載をしておりますので、御一読のほどよろしくお願いいたします。 続きまして、予算の内容の主なものにつきまして予算説明書により御説明をいたします。 十四ページをお願いいたします。 まず、平戸市民病院の事業収益でございますが、一項医業収益のうち入院収益を八億二千八百六十五万九千円、外来収益を三億八千七百二十二万八千円と見込んでおります。 三目の訪問看護ステーション収益につきましては、保健センターからの事務委託による訪問看護ステーションに係る収益でございます。 四目その他医業収益のうち公衆衛生活動収益は、事業所健診や予防接種、健康診断等の収益を計上いたしております。また、一般会計負担金につきましては、救急医療の確保のために要する経費について繰出基準に基づく負担金を計上いたしております。 二項医業外収益でございますが、二目の補助金は、医師の宿日直手当に伴う県補助金及び地域医療再生臨時特例基金事業補助金を計上いたしております。 三目負担金交付金は、不採算地区病院の運営に要する経費等について、繰出基準に基づく一般会計からの負担金を計上いたしております。 次に、十五ページの生月病院収益でございますが、一項医業収益のうち入院収益を四億三千九百五十三万三千円、外来収益を一億九千百二十九万六千円と見込んでおります。 三目その他医業収益のうち公衆衛生活動収益は、事業所健診や予防接種、健康診断等の収益を計上いたしております。また、一般会計負担金につきましては、救急医療確保に要する経費について一般会計からの繰出基準に基づく負担金を計上いたしております。 二項医業外収益でございますが、二目の補助金は、医師の宿日直勤務に対する県からの補助金でございます。 また、三目の負担金交付金につきましては、市民病院同様、不採算地区病院の運営に要する経費等の繰出基準に基づく一般会計からの負担金を計上いたしております。 次に、支出について御説明をいたします。 十六ページをお願いいたします。 まず、平戸市民病院事業費用でございますが、一項一目給与費は事業管理者一名及び職員八十名分の給料、手当、臨時職員の賃金、法定福利費、退職給与金等で、給与費の医業収益に対する割合は六五・八%となっております。 二目材料費は、薬品や診療材料の購入が主なものでございます。 三目の経費につきましては、病院運営の一般経費で、人工透析やがん科医等の派遣医師の報償費や光熱水費、修繕料などの維持管理経費、また、医事業務、医療機器の保守管理委託料などが主なものでございます。 二項医業外費用につきましては、企業債利息が主なものでございます。 次に、十八ページから十九ページをお願いいたします。 生月病院の事業費用でございますが、一項一目給与費は、職員四十七名分の給料、手当、臨時職員の賃金、退職給与金等でございます。給与費の医業収益に対する割合は七八・七%となっております。 二目材料費は、薬品費や診療材料の購入経費が主なものでございます。 三目経費は市民病院と同様に、病院運営の一般経費でございまして、診療応援等に伴う派遣医師の報償費や光熱水費、修繕料などの維持管理経費、また、給食業務や医療機器等の保守管理等の委託料が主なものでございます。 二項医業外費用につきましては、企業債償還利息が主なものでございます。 次に、資本的収入及び支出について御説明をいたします。 二十ページをお願いいたします。 まず、平戸市民病院の資本的収入でございますが、一項一目企業債及び三項一目の一般会計補助金は、医療機器購入費等の財源でございまして、それぞれ企業債を六千万円、一般会計補助金五千九百九十万円を見込んでおります。 二項一目負担金のうち一般会計負担金は、企業債償還元金のうち繰出基準に基づく一般会計からの負担金で、また、国民健康保険特別会計負担金は、医療機器等購入に対する国保特別会計からの負担金でございます。 次に、生月病院の資本的収入でございますが、一項一目企業債及び三項一目一般会計補助金は、医療機器購入等の財源として企業債、一般会計補助金としてそれぞれ三千三百万円を見込んでおります。 二項一目負担金のうち一般会計負担金は、企業債償還元金のうち繰出基準に基づく一般会計の負担金で、また、国民健康保険特別会計負担金は、医療機器等購入に対する国庫特別会計からの負担金でございます。 次に、二十一ページの資本的支出について御説明を申し上げます。 平戸市民病院の資本的支出でございますが、一項一目資産購入費は、X線一般撮影装置など十六品目の医療機器等の購入を予定をいたしております。 また、二項一目企業債償還金は、企業債元金の定期償還分でございます。 次に、生月病院の資本的支出でございますが、一項一目資産購入費は、CT装置など十一品目の医療機器等の購入で、二目の建設改良費は医療用電源装置の改修を予定をいたしております。 二項一目企業債償還金は、企業債償還元金の定期償還分でございます。 以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(住江高夫君)  次、議案第四七号の説明を求めます。 ◎大島支所長(山野上和則君)  議案第四七号「平成二十五年度平戸市交通船事業会計予算」につきまして御説明をいたします。 平戸市市営交通船事業につきましては、平成二十四年二月に大島平戸航路が市営交通船の単独航路となり、国庫補助金の交付要項を充足することになったことから、国土交通省と協議を重ね、同年十月一日から国庫補助金対象航路として認定をされました。それによりまして、運行経費の欠損に対しまして、国及び県から補助金の交付を受けられることとなりましたので、今後とも安定・安全な運営に努めてまいりたいと思っております。 それでは、議案書本文につきまして御説明いたします。一ページをお願いいたします。 第二条、業務の予定量でございますが、一号、年間運航回数につきましては、年間一千八百二十回を予定をいたしております。 二号、年間総輸送人員、三号、年間自動車航送台数及び四号、貨物運送は、前年度の運行実績をもとに推計をし、計上をいたしております。 第三条、収益的収入及び支出でありますが、収入、支出とも一億八千四百四十六万二千円計上いたしております。 第四条の資本的収入及び支出でございますが、資本的収入及び支出の差し引き収支につきましては二千五百三十四万八千円で、同額の不足額が生じますが、過年度分損益勘定留保資金により補填を予定しております。 第五条から第八条につきましては、一時借入金、予定支出款項の経費の金額の流用、議会の議決を得なければ流用することができない経費及び他会計からの補助金を定めるものであります。 次に、二ページから十一ページにかけましては、予定実施計画、資金計画、給与費明細書、財務諸表等について記載をしておりますので、御一読をお願いいたします。 続きまして、予算の内容について予算説明書により御説明をいたします。十二ページをお願いいたします。 まず、収益的収入及び支出の収入の部であります。一款一項一目運送収益でありますが、旅客、貨物とも昨年度の実績をもとに見込み計上をいたしております。 二項一目補助金につきましては、国庫補助航路の認定を受けたこと、並びに離島住民運賃割引制度を導入したことでの、国・県補助金を計上いたしております。 次に、二目他会計補助金でありますが、離島航路補助金の市負担分、離島住民運賃割引制度に係る経費ほか赤字補填分を合わせ二千九百二十九万八千円を一般会計より補充をしていただくものであります。 次に、十三ページをお願いいたします。支出の部であります。 一款海上運送事業費用につきましては、フェリー大島を年間一千八百二十回運行するために要する経費及びそれに伴う事務経費でございます。 主なものについて御説明いたします。一項一目旅客費及び二目貨物費は、平戸港における旅客、貨物等の売り上げに係る歩金でございます。 三目船員費でありますが、船長代理の採用と機関士一名を正規職員化することとしたことにより、五百二十六万一千円の増額となっております。 六目燃料潤滑油費につきましては、若干の価格上昇分を見込み四千四十九万五千円を計上いたしております。 十四ページをお願いいたします。九目賃借料でありますが、傭船に要する経費でございまして、中間検査時十一日、繁忙期臨時便三十二日間、貸し切り便八日間を予定をいたしております。 十三目一般管理費中、下から五段目の委託料八十九万三千円は、平成二十六年度から改正されます地方公営企業会計基準の見直しに対応したシステムの導入経費でございます。 十五ページをお願いいたします。二項一目支払利息は、船舶建造に係る企業債償還の支払利息であります。 十六ページをお願いいたします。資本的収入及び支出について御説明いたします。 一款一項一目企業債償還金は、企業債の元金償還金であります。 以上で「平成二十五年度平戸市交通船事業会計予算」の説明を終わらせていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(住江高夫君)  次、議案第四八号の説明を求めます。 ◎教育次長(松田隆也君)  議案第四八号「市有財産の無償譲渡」につきましては、旧平戸市におきまして、平成三年当時の平戸市総合衛生センター建設に係る地元大石脇区長との協議の結果、大石脇地区集会所建設のための用地買収と、集会所を建設し、無償で貸与することを条件に同意していただいた経過がございます。 そして、そのときの覚書には、同物件を二十年間無償貸与することになっておりましたが、その貸与期間が満了したことから、この間、今後の対応方法について協議を重ねてきたところでございます。 その結果、地区としては、現在の施設の修繕費用が全額地元負担となっており、将来の大規模改修に係る費用負担を考えた場合、今後も全額負担となれば維持管理そのものが困難となるために、この際、建物を譲り受けて通常の市の自治公民館整備等補助金を活用したいとの結論に至り、市としても公有財産の整理及び適正管理の観点から、大石脇地区に建物を無償譲渡するため、議会の議決をお願いするものでございます。 無償譲渡する施設の名称及び所在地並びに譲渡を受ける団体、それから無償譲渡の期日については、記載のとおりでございます。 なお、土地につきましては、引き続き無償貸与する予定でございます。 以上でございます。 ○議長(住江高夫君)  議案第四九号及び第五〇号は、市長公室所管でありますので、一括説明を求めます。 ◎市長公室長(山口龍一郎君)  議案第四九号「平戸市辺地に係る総合整備計画の策定について」御説明いたします。 古梶辺地に係る総合整備計画を策定したいので、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第三条第一項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 内容につきましては、別添計画書のとおりでありますが、古梶辺地の市道山の手線の道路整備事業に伴い、平成二十五年度から平成二十九年度までの五ヵ年の総合整備計画を新規に策定するものであります。 以上です。 続きまして、議案第五〇号「平戸市辺地に係る総合整備計画の変更について」御説明いたします。 度島辺地に係る総合整備計画を変更したいので、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第三条第九項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 内容につきましては、別添計画書のとおりでありますが、度島辺地の診療施設及び介護予防施設の事業費の変更に伴い、平成二十一年度から平成二十五年度までの総合整備計画の変更をお願いするものであります。 以上であります。 ○議長(住江高夫君)  次、議案第五一号の説明を求めます。 ◎建設部長(白鞘敏夫君)  議案第五一号「公有水面埋立免許出願に係る意見について」御説明いたします。 出願場所は、平戸市木引町字高ゾ子及び字新田地先の公有水面埋め立てで、古江港の区域内であります。 県営海岸自然災害防止事業による海岸保全施設用地、緑地として四百六十・八六平米を埋め立てるものであり、公有水面埋立法第三条第一項の規定に基づき、長崎県知事より意見を求められ、次のとおり答申したいので、公有水面埋立法第三条第四項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 意見としては、この埋め立てにつきましては、支障がないものと考えております。 御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(住江高夫君)  次、議案第五二号から五四号までの三件は農林水産部所管でありますので、一括説明を求めます。 ◎農林水産部長(荒木誠君)  議案第五二号、議案第五三号「あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更について」でございます。 県営薄香湾漁港区域内の海岸保全事業に伴う埋立工事により生じた土地について、議会の承認をお願いするものでございます。 当該埋立地につきましては、平成十六年十一月十二日に埋立工事の竣工認可を受けて、平成十六年十二月議会において御承認いただいておりましたが、議案上程するに当たり、埋立地の一部を表示を一部誤って記載していたことから、表示登記ができないままとなっていたため、今回、関係機関及び県との協議が整いましたので、誤りを訂正した上で、改めて議会の承認をお願いするものでございます。 議案第五四号「平戸市漁港運動公園条例の一部改正について」は、田助漁港、幸の浦運動公園のほか、三漁港運動公園の表示登記が完了し、地番が確定したため、条例の一部を改正するものでございます。 以上でございます。 ○議長(住江高夫君)  次、議案第五五号の説明を求めます。 ◎総務部長(尾上輝義君)  議案第五五号「平戸市暴力団排除条例の一部改正」につきまして、御説明申し上げます。 暴力団員によります不当な行為の防止等に関する法律の一部を改正する法律が施行されたことに伴いまして、長崎県暴力追放運動推進センターを引用する条項の改正が必要になったというようなことから、条例の一部改正をお願いするものであります。 以上であります。 ○議長(住江高夫君)  以上で議案説明を終結いたします。 これをもって本日の議事日程は全て終了いたしました。六日の本会議は午前十時より開き、一般質問を行います。 本日はこれにて散会いたします。どうも御苦労さんでした。                午後四時二十五分 散会...